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NHK短歌に送って💢没った💢エッセイ4

清原和博さん

 球界のスターといえば私にとっては未だに清原和博さんである。高校野球~プロでの活躍をリアルで見ていた。どんなピンチでもこの人ならやってくれる。一発かましてくれる。言葉は悪いが「腐っても〇〇」〇〇に入る人
物として彼ほど似合う人が他にいるだろうか。
 1987年日本シリーズの最終戦、巨人に勝利する直前に見せた涙。引退されたあと残念な時期もあったけれど、番長のあだ名よりもあの涙が清原さんの本当の姿だと思っている。
 巨人へ入らなかったら今頃、西武のコーチか監督をされていたかもしれない。ファンの勝手な放言だが実現を願う。間もなく始まる選抜に高校生時の清原さんにそっくりの息子さんが出場されるそうで、今から楽しみだ。

もう一度出てきてほしいよこんな人「甲子園は清原のためにあるのか」


NHK短歌には「読者はどっちを読む?」という読者のお便りコーナーがあります。その月のテーマに沿った300字程度のエッセイに、それに合う短歌を添えます。

テーマ「相撲と野球」で出したお便りが没ったので、お亡くなりになったお便りをここにアップし弔うことといたします。



noteを休んでいる間に短歌・俳句併せて何度か掲載していただきました。NHKテキスト様、ありがとうございます🙇 ですが、💢没った💢じゃないとこのシリーズが成り立ちませんので、没ったお便り含め大体の時系列で掲載していきたいと思います。

清原和博さんが西武で活躍されていた中~高の頃、「かっとばせ!キヨハラくん」を読みたくて小学生に混じってコロコロコミックを買っていました。清原さん、およびプロ野球のパロディ漫画です。


87年の日本シリーズ優勝の際には巻頭カラーでお祝いしていたのをよく覚えています。キヨハラくんが自分の一塁ベースでの号泣シーンを繰り返し録画で見て再び号泣するシーンがありました。色んな思いがごっちゃになったあの涙……私はこの方の、私から見てですが、野球は間違いなく天才、だけど正直がすぎて不器用で決して立ち回りがうまくなさそうなところが好きなんですよね。

キヨハラくん、クワタくん他PL学園出身の選手がこぞって学園に出向き、ナカムラ監督のもと高校球児に戻る回も面白かった。「バントみたいなセコい練習したくない~」とか言ってて。

この漫画のおかげで、そんなに試合を見てなくても当時のプロ野球の事情をおぼろげに知ることができました。桑田真澄さんって根暗なんだ……とか。いやいや、面白く描いてるだけで実際はきっとそんなことはないと思います。

巨人へ入らなかったら今頃、なんて書きましたが、私決してアンチではないです。来期から、無理からで言いますが桑田さんあるいは栗山英樹監督で見違えるように復活した巨人を見てみたいと思ってます。リアル進撃の巨人。2003年の阪神のように。

清原さんの息子の勝児さんはセンバツで二塁打を放つなど活躍されましたが、試合は負けてしまいました。息子さんのプレイを観戦した和博さんの感極まりながらのコメント

「人生でこれほど、ドキドキというか胸が苦しいと思うことはなかったというか……そんな気持ちになっています」
「(自身が選手として打席に立った時とは)比較にならないですね」

には、喜び、不安、期待、とても言葉に表しきれない親御さんの心情が感じられて、ぐっと来ました。



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