イラスト描きに明け暮れた日々
中学の頃、聖闘士星矢にハマっていた私。の続きです。それに拍車をかけたのが、同じ中学に通う、同い年の絵の上手い友人の存在でした。
その当時、ファンロードという雑誌がありました。オタクの聖書のような雑誌です。漫画、アニメ、小説、音楽、グルメ、旅・・・なんでもありの、読者の投稿で成り立っている。アニメや漫画のパロディが多かった。情報量が多すぎて、一ヶ月で読み切られへんの 笑。
ちょうどいい例えがあります。noteの運営局の注目記事がそのまま雑誌になっている感じです。友人はここにイラストを投稿して、掲載してもらったことがありました。
掲載してもらったことがあるだけでも凄いことなのです。星矢が流行っていた頃は隅から隅まで星矢だらけだったこの雑誌、投稿数も凄かったであろうなか、採用されるというのは「才能がある」と認められたことになるので。運営局の注目記事に載るのもすごいことですよね?
「漫画家になりたい」皆さんも子供の頃、一度はそう思った経験がおありかと存じます。私も小学校の頃は、らくがき帳にマンガ描いてました。「なかよしCAT」という題の、4匹の猫が繰り広げる恋愛マンガ。
しかし所詮、鉛筆書きです。中学で出会ったその友人の影響で、丸ペンとかGペンとかマンガ用インクとかをアニメイトで買い求めるようになりました。それで星矢キャラを描いて、ファンロードに投稿します。スクールペンが描きやすくて好きだったな。マンガ用インクを買うのをケチりたければ墨汁でもいいんですが、古くなった墨汁は酢の臭いがすることを初めて知りました。私の管理が悪いだけか。
スクリーントーンは高いから、失敗できへんって、恐々使ったりね(笑).
たまに浦沢直樹氏の漫勉見てますが、いまはPCで描くんですよね。スクリーントーンをクリックでぺちぺちって貼っていくの見て、ウワッ贅沢! いいなーって反射的に思う。
まあ、そーやって描いてもたいして上手くならず、ファンロードに載ったことは一度もなかった。そして彼女から燃えよ剣(司馬遼太郎)を借りて新選組・土方歳三にもハマります。当時、スケッチブックを仲間内で回してイラストを描き合うのが流行っていたのですが、「油を塗ると雰囲気が出て良い」という情報をファンロードからキャッチし、自分が描いた土方さんの絵にサラダ油を塗りまくって彼女のスケッチブックを台無しにした思い出・・・
土方歳三を描いたイラストを一度、コミケで売る同人誌に載せてもらいましたが、一度だけだったところをみると需要がなかったのでしょう(笑)。
そんな私でしたが、星矢がポセイドン編に進むにつれ自然に星矢熱も冷めます。リュムナデスのカーサの幻影でカミュが登場した時だけ萌えた。また受験に突入したこともあり、絵を描くのはすっかりやめてしまいました。
・・・と思っていたら、高校時代? に描いたと思われる絵が出てきたので、記念に貼っておきます。相変わらず映りが悪くてすみません。
身体の比率おかしいやろ。そして女の裸ばっかりや(笑)
下のはちょっと吉瀬美智子っぽくない? ないわ(笑)
こんなレベルでも、もう今は描けません。
ああ、青春の日々・・・