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「OKRを導入するぞ!」から1ヶ月経ったのでOKR導入の階段を登ってる話!

OKRを導入するぞ!から1ヶ月経ったのですが、あまりにも話がトントンと進んでいるので、ここでふりかえりを書いておきたいと思います。

チームにOKR導入するぞ、の話

前回までのあらすじ

前回までは8ヶ月にわたるOKR導入したい欲求と、チームとマネージャの方向性のミスマッチという負がうまく絡み合い、OKRを導入する運びとなった話と、その後、スクラムチームのPOと共にOKRの体制を整えているところでした。

OKRを導入するに当たって選んだツール

チームで導入するという試験的な状況だったので、有償のツールは諦めました。結局、候補として挙がったのはNotionのテンプレートMiroのテンプレートでした。

Notionのテンプレートは各階層に落とし込むような表になっており、進捗管理も組み込まれているので、良いなぁと思いつつ、階層構造の可視化が表現できていませんでした。Miroのテンプレートは可視化されているものの、進捗管理機能などは一切無いので、進捗を管理する方法を独自に検討しなければいけませんでした。

結局のところ、「そもそも進捗をしっかり管理する」というのが逆にしんどくなりそう、ということで、Miroのテンプレートを使って、状況は色で表現しよう、ということになりました。

まずはチームのOKRを立てる

チームの目標はその時点で時間をかけてミスマッチを解消してきたこともあり、大体合意が取れてました。ということで、後はチームのOKRは私とPOとで相談しながら作成しました。ポイントだけ整理すると以下のようになります。

  • Objectiveをチームとして複数持つ

  • 複数のObjectiveに対して1~3つ程度のKRを持つ

いいんだか、悪いんだかさっぱり分からなかったのですが、一旦現時点でチームとして運用しやすそうな形にまとめました。これ以上ObjectiveをまとめるとObjective自体がかなり抽象的になるという点と、KRがObjectiveに向かっているのか分からなくなりそう、という理由でした。

スクラムチームメンバーのOKRに落とす

チームとしてのOKRを作成しチームメンバーに話をして、まずは個人OKRに落としてもらうことにしました。数日後、確認したところ、あまりいい感じに整っておらず。。。。

  • 各人がチームのKR全てに対して設定しようとしていたけど、それだとチームの各KRに対するオーナーシップが誰にあるか分からなくなる

  • 一方で、各KRを個人に振り分けることで、ある特定の領域に対してのみ頑張るのではないか、という懸念がある

結局、スクラムチームはチームで受け持つストーリー全てに責任があるので、チームのKRを各個人に紐づけたとしても、ストーリーを1人でやることには絶対にならないだろう、という想定で、各個人でチームのKRをObjectiveにしてもらいました。各人が自分のオブジェクティブに対してオーナーシップを発揮して、それぞれが意見をぶつけながらチームとして今どこをやれば良いのか、ということを考えてくれればいいと思っています。

結局のところみんなでやるのは同じなんだ。

ということでこんな感じになりました。

うわ、なんか悪そう。。。

なんか良くなさそう

そもそも、今の組織の状態として、選択と集中をできる状況ではありません。おそらくそういった状況がこのようなOKRになる要因にもなっている気もします。
あるいは、そもそもObjective自体が細かすぎるのかもしれません
ともかく、今は組織の状況がどうとか、そういうのを言ってても、無理なので、どうせトライアルだし、次の4半期で何が悪かったか振り返ればいいんです。

組織のOKRが進んでる話

CTOにOKRやるよーって言った

実は「OKRを導入するぞ!」の裏で、CTO「うちのチームでOKRの導入します。「Measure What Matters」を参考に進めるので、もし良かったら読んでください。

とだけ伝えておきました。そしたら、夏休みの課題と言いながら、しっかり読んできてくれました。(こういうとこうちのCTO好きなんだよなぁ)

エンジニア組織に広めたいという話になった

元々、CTOは目標管理に課題意識を感じていて、昨年の目標に対するトラッキングが十分にできていなかったと感じていたようです。CTOはもちろん過去にOKRの勉強もしていたのですが、Measure What MattersによってOKRの解像度がかなり高くなったようで、OKRの導入にとても積極的になってくれました。
とりあえず、来期(弊社11月が期初になる)からエンジニア組織でチャレンジすることになりました。とりあえず個人に落とすまでやると全体の負担が大きくなるので、まずは組織単位でやってみる、という形で進める予定です。(ちなみにもちろん我々のチームは個人までやるのを継続するつもりです。

OKR導入する課題が何なのかが大事

今回はたまたまチームが課題意識を持っていた時期とエンジニア組織が課題意識を持っていた時期が重なっていたので、急加速していった感はあります。
OKRを導入することを目的とするのではなく、常にその先に何が課題なのかを意識しながら、このチャレンジが無駄にならないように進めていきたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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