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シマウマの程度を調査してみた。

[加筆修正しました]
こんにちは。松川です。
今回の文章は公開するべきか否か悩みましたが…。同じようなことで悩んでいる人がいたらと思いまして。あと、私は定形とか非定形って表現が好きじゃないので、あくまでもシマウマ(ASD、HSP、ギフテッド的)タイプとさせていただきます。理由は特にないのですが、まぁ、あれです。こういう語感が妙に気になるのが、シマウマってことで。

シマウマ。シマウマの程度を調査する。

端的に言えば、心理士の先生の元、心理テストを受けました。いわゆるIQテストですね。IQテストの詳細は他の方がかなり書いていますので、私は割愛します(NDA組んでるわけはありませんが、テスト内容については、あまり公開するべきではないと思いました)。このテストを受けた私の感想としては、やっぱりIQはあんまりかんけーないな。というもの。というのも、最終的にIQって、平均値で出しちゃうから。平均値って下記だからね。タイプ1)でも、タイプ2)でも、平均値は50点だから。でも、タイプは全然違いますよね?ただ、得点だけみたら、同じになっちゃう…。

タイプ1)国語で0点、算数で100点。平均値は、50点。
タイプ2)国語で40点、算数で60点、平均値は、50点。

平均値にしちゃうと意味ないっしょーと思うのですが、平均値で出さざるをえないのかな。まぁ、テスト項目と分量が少なすぎて中央値でだせないのかな…。

にもかかわらず、平均値を出す理由

おそらくですが、平均値にしても(つまり、苦手なところを得意なことでカバーしたとしても)、IQの値が低めに出てしまうということは、明らかに支援の手が必要だろうということでしょう。つまり、あのテストの目的は、1)大至急支援が必要か否かを判断するもの。2)スコアが下の方でばらつきがあるか否かを知りたい。よって、なんだかんだで、平均値以上のIQが出てしまっている場合、正直あんまり支援してもらえないと思います。スコアが低い人を探すことが目的なテストかな?と思います。よって、よっぽど出ない限りは、その規定されている中央値に寄りやすい可能性があるのかな?と思いました。(完全に個人の感覚&感想です)。通常生活を送る上で、他者の支援を必要とするか、否かのテストなんだろうなと思いました。よって、そこそこスコアが高めに出てしまったがゆえに、やや生きづらい程度では「そうですねぇ」ぐらいだと思います。

下位検査の結果が重要。ばらつきを見ること。

私のIQや下位検査の値をここに記載するつもりはありませんが、言えることは、めっちゃ凸凹がひどい。「配列」「符号」「XX(特定回避のため伏せ字)」だけが高くて、その他が普通かちょい良いかなーぐらい。驚いたのが、とある項目が「普通よりちょい良い」程度だったこと。個人的に、あれよりもすごいスコアが出る人っているのか?と思ったのですが(端的に言えば、自分では相当高いスコアだと思っていたが、想像よりも低かったということ)…。あの項目で、めちゃくちゃ高いスコア出している人って、テスト受けている間って、どんな感じなんなんだろう。と、興味持ちました。それぐらい驚いた。

一方で「配列」「符号」「XX」の部分。私の場合、この3つの項目のおかげで、全体的に、まぁ良さげな方に傾いていますが…。そう、その他の項目は「普通か、ちょい良い」程度なのに、この3つだけで「良さげな方に傾く」ぐらいの凸凹があるわけですね。個人的には「符号」に関しては「テンポがあがりきるのに時間かかったかも…(自分の中のトップスピードが出ていれば、もっと良い結果だったのに)」と思ってて、他の項目と比較して「符号」が高いのに、私としては「もっとできる」と思っているわけで…。つまり、この感覚については、良い悪いではなくて、明らかに他の人と比べて、ずれているんでしょう。先生方の説明を伺うと、私とは逆に、ここの数値だけ低い人もいるようなので、こういうのを客観的に見るのが、このテストの良いところなんだろうなと思いました。(逆のタイプがいるのか!と思って驚きました)

確かに、学生の頃板書が得意でした。先生が書き終わるのとほぼ同時に、自分のノートにも書き終わるという。ちょっとした特技だったというか…。ただ、これ理解しながら板書しているかと言えば「先生がこう言うだろう」とか「先生がこう書くだろう」と半分推察しながら書くので、その内容を理解しながら板書するわけではないんですね(その先生の癖というか)。ちょっとうまく言えないのですが(自分の中では当然のこと過ぎて)、半分推察しながら書くので、当然先生が書き終えるほぼ同タイミングで書き終わります。私の中で、記述モードと理解モードは完全に別物でして…。

私にとって、理解するというのは、程度は完全に違うと思いますが、山口真由さんの「東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法」だったかな。
彼女のあの感覚にちょっと近いのかな?と思います。(ただ、私は彼女ほど優秀ではありません。汗。ちょっと似た感覚かな?と思ったという程度です。

社会人になったときぐらいに気づいたのですが、何かものを読むとき、日本語の場合、眼球が滑ると言うか…。完全に眼球が違うところに向かっているんですよね。眼球がざっとスキャンしてるなと思うぐらい、違うところに走るので、何回かスキャンすることで(何回か教科書を読むことで)、薄い劣化コピーが徐々に陰影が濃くなる感じというか…。結果として、陰影が濃くなった場合(つまり、完全に頭に入った場合)、絶対に忘れないんですよ。直接脳に刻み込むような感覚に近いかな。ハリーポッターのお仕置きみたいな感じに近い。比較的外国語が得意?なのは、これが理由なのかな。とにかく数こなすので。

基本的には、めんどくさがり屋でせっかちだから「このページで必須の単語はどれかな?」的な、必要な単語だけ拾ってくればいいや。うまいこと経験値予測できればいいや。みたいな感じになるんだと思います。「配列」「符号」「XX」によって、高速経験値予測が癖になっているんだと思いました。

これだけ見ると「すごい便利じゃん」と思うかもしれませんが、悪いときもありまして…。例えばですが、試験のときに「文章を1回だけ熟読する」とか「1回だけ聴いて理解する」みたいのは、本当に苦手です。ついでに、意味も見出すことができないので、やる気も出せません。だから、TOEIC みたいなテストとは相性が悪いんだと思います。一方で、初見の楽譜を見て演奏するのが得意なのは「符号」の部分が高いからなんでしょうね。たぶん。あとは、明らかにタッチタイプのスピードが早いのですが、それなりに、誤字脱字も多いです。ただ、前後の文脈で理解できるだろうから、そんなに問題じゃないよねと思ってます。ただ、他人から見て凄そう!と思ってもらえるのって、これぐらい?どれも微妙だなぁ。(思わず苦笑い。

そう、このテストの目的のうちの1つに、平均的なIQの値がそこまで低くない場合には、この凸凹を知るということで、そこから自分の苦手と思われることをうまく補うことなんですね。なので、ここで低い値があったところで「まぁ、しょうがない」わけです。一方で高いスコアを出している部分で補えていれば、まぁ、ありかな。と思うようにしました(ややもったいない感じもしますが。私の場合は、他の項目と比べて「符号」が高いので、慣れた事務的な作業に対しては強いんだと思います。なお、全体的なIQが低めの場合、おそらく適切な支援をしていただいたほうがいいと思います。下手すると犯罪に巻き込まれたりする可能性もあるかもしれないと思いました。必要な人に必要な支援がいくことを願います。

となると、実は転職するのはあまり向いていない。

お気づきかもしれませんが、私はそこそこの回数転職をしています。ただ、このテストの結果から言えば「配列」「符号」「XX」が高いことを考えると、慣れた事務的な作業をこなすことが得意なタイプなので、あまり転職を繰り返すのは向いていないのかな?と思いました。良く言えば、経験を元にしつつ前後関係から高速処理タイプなので、「符号」の部分で、ある程度は新しい環境でもなんとかなっているように思えていたのですが、尋常ではない疲労感から、本来は、転職して環境を変えることに対して、あまり適性がないんだと思います。最初のインプットを多く欲する理由は、こういうところにあるのかもしれません。「配列」「符号」「XX」の能力が機能するためには、初期値を何度も叩き込まないと機能しないことを、経験から理解しているから。だと結論づけました。こういった結果から「こういう業種」とか「こういう仕事」なら向いているかな?と推察もできました。

こういうの、もっと早くに知りたかったよ。

私の全体としての能力が著しく低いか?と言われると、おそらくそいうこともなく(まぁ、仮にも自称進学校卒業で、修士はでてるので、そんなには低くないでしょう)、一方で、著しく高いのか?と言われれば「特定の項目についてだけはね」とだけは言えます。つまり、凸凹がひどいタイプなんですね。これ、そういうお脳のタイプとして凸凹がひどい、つまり、シマウマの度合いが強いから、しょうがないよね。ということなのですが、一方で、この結果から、おそらく「この職業に向いてたかな」と思うことがありました。例えば「弁護士」「弁理士」「内科医」「病理」とかは向いていたかな?と思います。こういったことが、もっと若い頃にわかってたら、そういう職業選んでたと思うのです(学生の頃に勉強すればよかったわけで)。同じ医者でも「外科医」「歯医者」とかは向いてないだろうと思います(実際左利きだから、無理でしょう)。職業を狭めるという考えではなく、より適性のある職業を探すという観点で言えば、このテストは非常に良いと思います。

得意なことを知ろう。ただし、思い込まないようにしよう。

今回「シマウマの程度を調べてみたい」と思って、実際、凸凹があまりにひどいので、「確かに、私シマウマですわ。確かに白と黒の部分がだいぶはっきりしてますわ」というのがわかりました。ただ、意外なことに、自分が想像していなかった部分が苦手で、自分の中で「え、それ当然だし、みんなできるでしょ」と思っていたことが、他人と比べたら、おそらく得意なことなんだろうとわかりました(もしくは、他人と感覚がずれている)。こういうのが、人生の早い段階でわかると、例えばですが、同じお医者さんになりたいであっても「内科医」「病理」の方が適性があるかなと思うのです。同じお医者さんになりたいでも、能力が発揮しやすいほうがいいかなと思いました。

私の場合、IT系サラリーマンですが、なるほど。と思いました。過去、これは向いてたなと思うプロジェクトと、向いてないなと感じていたものの理由がわかりました。苦手なタイプのプロジェクトにアサインされてしまったとき、うまいこと、得意なことでカバーする方がたぶん、やりやすいのと、「苦手なので、こういうのを希望します」と早く伝えられることで、得意なことでカバーしやすい、もしくはそういったことをカバーしてもらいやすい環境や職業を選ぶための指針になるといいのかなと思いました。月並みの感想ですが、実際に可視化されたものを見ると、納得しました。

一方で「思い込む」のは大変危険です。このスコア、ある程度は攻略可能だと思います(よって、私はテストの詳細については触れません)。なので「私はこのタイプだから!」と思い込まないほうが、いいかと思いました。テストの結果の公開・共有も慎重に検討してからのほうがいいと思います。

本文章が、これからIQテストを受けるもしくは、その結果を見るか方へご参考になれば幸いです。


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