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ランニングとメンタルヘルスの論文

最近、軽くであるが毎日ランニングを続けている。

数年前も定期的にやっていたのだが、家庭と仕事が忙しくて中断してしまっていた。でもこれは言い訳である。そんなにがっつり走らなくても軽いジョギングなら毎日手軽にできるのだ。スポーツウォッチを購入したので何キロをどれくらいのスピードで走ったかなどのデータが蓄積できるので面白い、何より走ることは家を出た瞬間からスタートなので時間のムダはほとんどないことが良い。


走っている距離が短く、ダラダラと走っているので「心肺機能の向上」はほとんど見込めないと思う。なんとなく頭の中が整理されるのと、気分がスッキリして寝付きが良くなるから、ひいては生活リズムのために走っている。


「ランニングと身体的健康」という視点から見ると、肯定的な論文は膨大に存在する。自分にあったペースでランニング(ジョギング)を行うことは身体的健康に対しては良い影響があることはほぼ間違いないと言えるだろう。

では精神的には? 論文を調べていたら最近の論文にレビューがあった。

【目的】すべての年齢層や集団におけるランニングとメンタルヘルスの関係について調べる。
【方法】116の論文に対してスコーピングレビューで行われた(「スコーピングレビュー」というのがいまいちわかってない、システマティックレビューと何が違うのか?)ランニングの定義には、「ジョギング」、「スプリント」、「マラソンランニング」、「オリエンテーリング」、「トレッドミルランニング」が含まれた。
【結果】既知の精神疾患を有する被験者を使用し、長期の介入は一般的に精神医学的集団の精神健康のマーカー、特にうつ病のマーカーを改善することが明らかになった。2週間から12週間までの介入を実施した結果、いずれも精神衛生に有意なプラスの効果が得られた。運動の抗うつ効果は軽度から中等度の精神医学的問題を持つ患者では明らかであった。この調査結果は、様々なランニングの介入にもかかわらず、調査結果には一貫した傾向があり、メンタルヘルスを改善するためにランニングを推奨することが適切であることを示唆している。

 しかし、注意事項として

・レビューに使用された論文の多くの研究は、健康で活発な大学生の参加者が対象だったため、この結果をすべての人に当てはめるのは不明な部分があるとのこと。

・年齢的には18歳未満の人々、50歳以上の人々および精神的な疾患をもつ患者を対象にした研究が少ないこと

・ランニングの種類、強度の比較はできていない。

などが書いてあった。



勝手に解釈

(*´∀`*) 精神的な疾患を持つ人は最新の治療ガイドラインによる介入が大前提ではあるが、身体的に制限のない人での無理のない範囲でランニング(ジョギング)は精神的にも良さそう(一部抗うつ効果も期待される)


学んだことをアウトプットしていきます。