見出し画像

身近に温暖化

北海道の秋の特産物
根室産のサンマが
札幌の初競りで1匹あたり

なんと
28000円!

8月19日、ついにサンマが
国産ウナギをも超えたのでした

もう笑うしかありません
誰が買うんですか

目を疑う、とはまさにこの事



サンマが1匹45円だったのは
あれは何年くらい昔だったでしょう
刺身用でもせいぜい298円でした

サンマ刺身で喰うの?

道外の方、びっくりする人多いですが
昨今の冷凍技術の進歩で

今では回転寿司でも食べられるし
シーズンには
どこのスーパーでも売ってます

道民からすると
比較的ポピュラーな刺身魚です

むちゃくちゃ、美味いですよ

それが今では1匹28000円
刺身サンマになれば
さっきの比率で6倍だから

17万弱?

(笑)

イーロンマスク用のサンマですな

さて

どうしてこんな風に
なってしまったのかというと

海水温の上昇が
影響しているらしいのです

熱帯魚を飼育した経験がある人なら
よくお分かりだと思いますが
魚はおのおの適した水温の中でないと
生きてゆけないんです

今、日本をとり巻く海の
海水温が高くなっているため
北から泳いでくるサンマが南下できず
不漁となっているんだそうです

函館のイカもそう

函館の朝市で
イカの活け造りを頼むと
2000円を軽く超えます

イカもいないんです

山ちゃんが幼い頃は
函館のおばちゃん家に行くと
早朝、いがぁー、いがいがぁー♫と
おっちゃんの声が
拡張器を通して聞こえてきます

すると奥様方がわらわら出寄って
活きたイカを人数分買う
どの家庭でも
函館の朝ごはんは
イカの刺身が並んでいたものです

そんなイカもここ10年で高級品
昔はサンマと同じく
一般大衆の食べ物だったんです

昔はよく小樽漁港内で
イカ釣りしたものです

しかし、今では海水温が下がらず
イカが港の中に入ることができないので
まったく釣れないんだとか

これからの北海道は
秋鮭(あきあじ)の時期に入ります

シャケですよシャケ

↑だいたい3キロモノが普通
地方に送るなら、4から5キロの鮭を
地元漁師の奥様にお願いします


北海道では、日本海海、太平洋
そしてオホーツク海
至るところで漁れるのですが

日本海側ではひと昔前から
ブリが漁れはじめたのです

ブリといえば北陸地方の特産品で
冬の雷をブリおこしと呼び
その時期に漁れるブリが
油がのって最高に美味しいんだそうです

この日本海も海水温が上がってるので
ブリがどんどん北上してしまって
今、北海道ではブリが
主力になってしまいました

函館でブリ出汁のラーメンが
話題になってるくらいです

その昔、ブリなんて
スーパーに売ってなかったですが
今や、鮮魚コーナーは
シャケ売り場より広く陣取ってます

その存在感が
当たり前になりってしまいました

俺は毎年この時期になると
秋鮭を求めて
日本海側の厚田漁港へ行くのですが

販売店のおばちゃんが
秋鮭漁の網の中にブリが入ると
跳ねて鮭が嫌がってこねぇんだわ

と、話していました
いわゆる、秋鮭も毎年不漁なんです

オスだと1.5倍
生筋子が入ってるメスだと倍以上

道民ならどの家庭でも
イクラの醤油漬けを漬けるのですが

ここ数年は
どの奥様も生筋子のパックを手に取って
けたたましい悲鳴を上げながら
買い物カゴに入れてるのです

俺が知ってる限り
最安値は100gで298円
それが今では600円から750円へ
醤油:酒(料理酒ではなく日本酒)=2:3
で漬けるのが山ちゃん風
日本酒は沸騰させて、最初の2/3くらいの量にさせ
冷ましてから漬けます


こんな風に
温暖化は着実に身近で起こっています

今年の夏の気温だって
明らかです

北海道でエアコンを設置するなんて
ここ数年の話なんです

氷河が溶けてマンモスが出てきた、とか
海面上昇しベネチアが水没する、とか
地球のどこかで起こって

るんだな?といった
遠いどこかの土地の話ではなく

すごく身近に
温暖化の影響を受けているんですね

地球温暖化は問題だと
言ってるのではなく

我々の身近にも影響が起きている
事実として現象が起きている
ということを

自分の体験として
自覚しておくことは
大切なんじゃないのかな
と、思うのでした

山ちゃんのカレイの煮つけは
大好評頂いてます
甘めに仕上げます
カレイの煮つけ定食
豚汁の味噌は山ちゃん手作りの2年もの
味噌の香りが芳醇です


車のダッシュボードの上に
モバイルバッテリーを置きっぱなしにすると

火、噴くそうですよ!

これだって、身近に温暖化♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?