よもやま料理帖 〜塩豚チャーハン〜
料理はひと手間だ、とは
分かっている
栗原はるみ大司教さまも
そう言ってる
彼女は腕もそうだが
彼女のその思想こそが
あの数々の絶品料理を作り上げている
と、思っている
がしかし、底辺を這いつくばって
生きている俺のような人間は
ひと手間ひと手間と思いながらも
ま、いっか
バレないバレない、バカ舌バカ舌
ばーかばーか、べぇー、と
適当に済ましてしまうことが多々ある
面倒が圧倒的に勝つそんな日に
うってつけのメニューがコレ
塩豚チャーハン
卵とご飯を混ぜて、パラパラにする
とか
火加減は、強火でフライパンを返しまくる
とか
そういうの一切なし
俺はできないから、そもそもしない
中火で
フライパンを1度も返さず
仕上げます
豚バラ肉について考える
よく行く激安スーパーで
出血大サービスなのか
大出血サービスなのかが加わると
買わずにいられないのが
豚バラ肉ブロックだ
パックにスライスされて売っているバラ肉より
もうちょっと厚いのが食べたい
と、思った事はないだろうか
我が家では、そんな時
豚バラ肉ブロックを買って
包丁で好みの厚さに
スライスするようにしている
何せうちには、肉とは量が多く
厚い方が旨いんだ、と
勘違いしているヤツがいるからだ
単純で、いい
こういう輩に
いちいち突っかかるのではなく
従ってやった方が楽に暮らせる
やれ玉ねぎが生っぽい
やれ化学調味料の味がする
などと言う意識高い系の方が
めんどくさいったらありゃしない
なので、うちは激安の
豚バラ肉ブロックを好んで買う
塩豚をストックしておく
塩豚とは
パンチェッタと呼ばれる豚肉の塩漬けだ
パンチェッタ食べるぅ?
なんて言われたら、あらずいぶん凝ったもの
食べさせてくれるのね
なんて思うかもしれないが
何のことはない
豚バラ肉ブロックに
塩をすり込ませて
冷蔵庫でひと晩寝かせるだけだ
色々塩の分量を変えて作ったが
豚バラ肉のグラムに対して
塩は2%が、ちょうどよかった
他のレシピでは、塩5%以上が多い
保存の問題だと思うので
塩2%で漬けた塩豚は
解凍したら1回食べ切りにしよう
なので、豚バラ肉を1度に消費できる分に
カットしてから塩漬けにして
冷凍庫にストックしておくといい
我が家の塩豚の食べ方は
・そのまま焼く
・パンにのせてベーコンエッグ風にする
・カルボナーラに使う
・チャーハンに使う
・まぜご飯に使う
ただ塩をすり込むだけなのに
こんなに美味くなるなら
やらない方が損だと思うのだ
塩の量を調整して
好みの分量を見つけるのも、アリだね
👇詳しい塩豚の作り方
塩豚チャーハンの作り方
1人分の分量です
26cmフライパンを使います
・材料
塩豚 2きれ
タマゴ 2個
絹さや 10本
茹でトウモロコシ 適量
冷飯 250〜300g
・調味料
塩コショウ 適量
味の素 1摘み
絹さやは両側スジをとって千切り
塩豚は2cmくらいのサイコロ状に切る
フライパンにサラダ油大さじ1
油がしっかり温まってから
溶きタマゴを投入
タマゴに油を吸わせるように
さえ箸で軽く混ぜたら
半熟程度で一旦取り出す
そのフライパンに
サイコロ状に切った塩豚を投入
肉の色が変わり始めたら
レンジでチンした冷飯を投入
(ご飯なら何でもOK)
冷飯は、ヘラで崩すようにバラバラにする
満遍なく米に油をコーティングさせる気持ちで
先ほどの半熟タマゴ
絹さや、トウモロコシを投入
味の素、塩コショウを加える
混ざったら、出来上がりぃ
お昼に出されたら
俺たち、よだれを隠せない
じゃーねー
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