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「今日の1曲」2024.03.02 - 03.08

3月2日(土)

今日の1曲は、1970年代後半の男女4人のあのグループによるヒット曲……のカバー・バージョンです。彼らの代表曲の1つで、世界的なヒットになった曲でした。

今日のバージョンはその曲を、イギリスのシンセ・ポップ/ダンス・ポップ系のデュオがカバーしたモノです。ミュージック・ビデオでは2人で4役やっており、つまり女装してるってことですが。

それでオリジナルのMVのまあパロディというかモノマネをやってるわけです。このデュオの1人はゲイであることを公表してるそうですが。曲のアレンジの方は、このデュオのスタイルになってます。

そんな1992年のバージョン(オリジナルは1978年)を、19時ごろに。

【Take a Chance on Me (1994)】
オリジナルは1978年、ABBAの世界的なヒット曲。イレイジャーは今も活動中のイギリスのシンセ・ポップ系の人気「デュオ」・ユニット。このカバーはEPの中の1曲で、正式にはシングル化されてませんが、ラジオのエアプレイはかなりあった模様。


3月3日(日) 

今日の1曲は、1970年代後半に出た、アメリカの男性ロック・シンガー/ギタリストによるヒット曲です。彼の2枚目のアルバムからの最初のシングルでした。

全米チャートのトップ10入りをして、このアーティストの最大のヒット曲になりました。現在でも活動を続けているようなので、これまでのところの最大のヒットというのが正確ですが。

このアルバムはフリートウッド・マックのメンバーの1人がプロデュースに参加しており、この曲ではコーラスにももう一人のメンバーと共に参加しています。

そんな1978年のヒット曲を、19時ごろに。

【Magnet and Steel (1978)】
ニューヨーク、クィーンズ出身のロック・アーティスト、ウォルター・イーガンの最大のヒット曲(全米8位)。プロデュースとコーラスにフリートウッド・マックのリンゼイ・バッキンガムが参加しています。コーラスにはスティービー・ニックスも。


3月4日(月)

今日の1曲は、1960年代の後半にヒットしたR&B系のインストルメンタル・ナンバーの1つなんですが、ちょっと変わったヒットのし方をした曲でした。元々シングルのB面だった曲でして。

そういうことは、まあときどきあることなんですが、この曲実はA面の曲から歌の部分を抜いたバージョン、つまり今でいう「カラオケ」バージョンだったんですね。

それがなぜかヒットしてA、B面が入れ替ってしまったという、シンガーにとっては悪夢のような(?)話だったそうです。いちおうクレジットにはそのシンガーの名前も出るわけなんですけどね。

そんな1968年のヒット曲を、19時ごろに。

【The Horse (1968)】
クリフ・ノーブルズ&ザ・カンパニーとなってますが、ノーブルズはシンガーでこの曲では歌っていません。実はB面(もともとA面だった)の “Love Is All Right” のカラオケ・バージョンの方がヒットしてしまったという話です。演奏は後のMFSBになる面々。


3月5日(火)

今日の1曲 も、1960年代後半のインストルメンタル系のヒット曲です。アメリカの男性ギタリストによるものですが、ギターといってもエレキではありませんで。

アコースティックなギター、それもナイロン弦のクラシックなギターによるもので、弾いているのはコメディの脚本家でもあった人だそうで、作曲もその人によるものだそうです。

マルチなタレントの持ち主だったんでしょうが、これが全米2位にまで上るという大ヒットになりました。ちなみに1位はドアーズだったそうです。

1968年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Classical Gas (1968)】
メイソン・ウィリアムズはアメリカのギタリストでありコメディアンであり、コメディー・ライターでもあったという人(今も健在ですが)で、ミュージシャンとしてはこの曲が全米2位のヒットになっています。バックの演奏はレッキング・クルー。


3月6日(水)

今日の1曲は、1960年代後半のアメリカの男女デュオによるヒット曲です。いわゆる一発屋的な夫婦のデュオで、今日の曲が唯一の全米チャート上位入りしたヒット曲でした。

フォーク系のデュオだったようですが、今日の曲はフォークというよりもポップな曲調で、いわゆるサンシャイン・ポップスの曲として認知されているようです。当時の時代状況もあって、プロテスト・ソングとして受け入れられたという側面もあったようですが。

そんなデュオでしたが、結局デュオとしても夫婦としても長続きせず、1枚のアルバムと数枚のシングルを発表しただけで終わってしまったようです。

1968年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Reach Out of the Darkness (1968)】
フレンド・アンド・ラヴァーはアメリカの夫婦デュオ・グループで、この曲がほ唯一のヒット曲でした。全米10位になるスマッシュヒットになっています。結局、この曲の入ったアルバム1枚で夫婦もデュオも解散ということになったようで。


3月7日(木)

今日の1曲 は、1960年代後半に活躍したアメリカのポップ・ロック・バンドによるヒット曲の1つです。彼らの3曲目のシングルでした。

前の2曲は全米トップ10入りをしていましたが、この曲も同様にチャートの上位に上り、イギリスでもトップ10入りするヒットになっています。

このバンド、南北戦争時代の北軍の軍服姿で活動するのが特徴で、短い期間にヒット曲を連発しましたが、プロデューサーやレーベルのいう通りに活動するのが嫌だったらしく、1970年代に入ってすぐ解散してしまいました。

そんなバンドの1968年のヒット曲を、19時ごろに。

【Lady Willpower (1968)】
1960年代後半に活躍したアメリカのポップ・ロック・バンド、ゲイリー・パケット&ザ・ユニオン・ギャップのヒット曲の1つで、全米2位に上りゴールド・ディスクを獲得しています。南北戦争時代風の軍服スタイルが売り(?)だったみたいです。


3月8日(金)

今日の1曲 は、1960年代後半大人気だったアメリカのポップ・ロック・バンドによるヒット曲の1つです。彼らの4枚目のアルバムからのシングルでした。

この曲は、当時ヒット・メイカーとして活躍していた夫婦のソングライティング・チームの作詞作曲によるもので、当時彼らが成功した結果郊外の住宅地に移り住んだ経験から書かれたものだそうです。

作詞家だった夫の方は、どうもそんな成功のステイタス・シンボルともいえる住宅街が嫌いだったようで、そんな気持ちがあふれ出た歌詞になっています。

そんな1967年のヒット曲を、19時ごろに。

【Pleasant Valley Sunday (1967)】
モンキーズの4枚目のアルバムからのシングルで、全米3位になるヒットで、ゴールド・ディスクを獲得しています。作詞・作曲はジェリー・ゴフィンとキャロル・キングで、ニューヨークから郊外に引越した時の不満を歌っているのだそうです。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。