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「今日の1曲」2024.04.20 - 04.26

4月20日(土)

今日の1曲 は、1970年代前半にデビューしたアメリカの男性シンガーソングライターのデビュー・アルバムからの曲で、デビュー・シングルにもなった曲です。

カリフォルニアのLA近郊の出身で、ピアノを弾きながら歌い、ロック、フォーク、カントリー、ジャズなどの様々な要素が入交じったスタイルが特徴的な人です。

今日の曲は大ヒットはしなかったものの、数多くのカバーのある曲で、あの人気ロック・バンドのカバーでも有名です。本人はあまりそのカバーは好きじゃないみたいですが。

1973年のアルバムから。19時ごろに。

【Ol’ 55 (1973)】
トム・ウェイツのデビュー・アルバムからの1枚目のシングルで、マイナー・ヒットに留まりましたが、数多くのカバー・バージョンのある曲です。イーグルズがカバーしたことでも有名。もっともウェイツはイーグルズのバージョンは気に入ってなかった模様。


4月21日(日) 

今日の1曲 のオリジナルは、1970年代中盤の女性シンガーソングライターのによるヒット曲でした。アダルト・コンテンポラリー・チャートでは1位を獲得しています。

このシンガーソングライターは1960年代から活動していましたが、初の全米チャート入りした曲でした。その後は俳優としても活躍しています。

今日のバージョンは、これも1980年代終わりごろから活躍するアメリカの女性シンガーが2000年代に入って発表したカバー・バージョンです。そういえばこの人も俳優としても活躍してますね。

オリジナルは1975年のヒット曲。今日のバージョンは、2005年リリースのアルバムから。19時ごろに。

【Midnight Blue (2005)】
オリジナルは1975年、メリサ・マンチェスターの全米6位に上ったヒット曲。キャロル・ベイヤー・セイガーとの共作。ヴァネッサ・ウィリアムズによるこちらのバージョンは、1970年代にヒットしたラブ・ソングのカバーを集めたアルバムの中の1曲。


4月22日(月)

今日の1曲 のオリジナルは、1960年代中盤のアメリカののソウル/R&B系コーラス・グループによるヒット曲でした。数多くのカバーのある曲ですが。

特に有名なカバーとしては1970年代後半のアメリカの女性シンガーがヒットさせたバージョンがあります。またジョン・レノンがこの曲が大好きだったという話もありますが。

今日のバージョンは、1960年代の終わりごろに、アメリカの女性ジャズシンガーがカバーしたモノです。アメリカのポピュラー・ソングをカバーしたアルバムの中の1曲。

1969年リリースのアルバムから(オリジナルは1965年)。19時ごろに。

【Ooo Baby Baby (1969)】
オリジナルはスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの1965年のヒット曲。リンダ・ロンシュタットがカバーしたことでも有名ですが、他にもカバーは多く、エラ・フィッツジェラルドのこのカバーは1960年代のヒット曲をカバーしたアルバムから。


4月23日(火)

今日の1曲 は、1970年代終わり近くのアメリカの女性シンガーによる大ヒット・ディスコ・ナンバー……のカバーです。オリジナルは全米1位も獲得してプラチナ認定もされています。

ディスコ・ブーム時代を代表する曲の1つで、数多くのカバーもあり、日本では布施明がカバーしてヒットしていますが、今日のバージョンは別のソウル/R&Bの女性シンガーによるものです。

1990年代中盤に出た、このシンガーのアルバムの中の1曲で、イギリスではチャート・インもしたようです(アメリカではシングル発売されず)。

オリジナルは1979年のヒット曲。今日のバージョンは1995年のアルバムから。19時ごろに。

【I Will Survive (1996)】
オリジナルはグロリア・ゲイナーの1979年の全米No.1になったディスコ・ヒット・ナンバー。ダイアナ・ロスのこのカバーは彼女の21枚目のアルバムに収録され、イギリスでは14位まで上っています。プロデューサーはナラダ・マイケル・ウォルデン。


4月24日(水)

今日の1曲 も、1970年代終盤のディスコ・ナンバーで、アメリカの女性ソウル系シンガーがデビュー・アルバムで歌い、シングルは全米1位を獲得したヒット曲です。

この曲、実は1960年代中盤すぎにヒットしたR&B/ソウルの男性シンガーによる曲のカバーで、オリジナルもR&Bチャートでは1位となるヒット曲でした。

今日のバージョンは、全米で200万枚以上を売上げたといわれ、オリジナルを上回るヒットになりました。残念ながらこのシンガーのほぼ唯一のヒット曲になってしまいましたが。

1979年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Knock on Wood (1979)】
オリジナルは1966年、エディー・フロイドがR&Bチャート1位を獲得したヒット曲。オーティス・レディングやデヴィッド・ボウイーもカバーしている曲ですが、エイミー・スチュアートのこのディスコ・バージョンが全米1位に上るヒットになりました。


4月25日(木)

今日の1曲 は、1970年代後半のアメリカのロック・バンドによるヒット曲……のカバー・バージョンです。オリジナルはこのバンドの最大のヒット曲であり代表曲となりました。

オリジナルは、一度シングルとして発表されましたがアメリカではヒットせず、後に日本でのライブ盤がヒットしたという、有名なあの曲です。今日のバージョンは1990年代終わりごろのカバーでして。

アメリカの女性シンガーをリード・ヴォーカルに据えたオルタナティブ・ロック系バンドによるもので、コメディ映画のサントラに使われています。

1979年のヒット曲を1999年の映画のためにカバーしたバージョンを、19時ごろに。

【I Want You to Want Me (1999)】
オリジナルは1977年、チープ・トリックの全米トップ10入りをしたヒット曲。レターズ・トゥ・クリオはボストン出身のオルタナティブ・ロック・バンドで、このカバーはコメディ映画 “10 Things I Hate About You” のサントラに使われました。


4月26日(金)

今日の1曲 は、1970年代終盤、アメリカのR&B/ソウル系バンドがヒットさせたことで有名ですが、曲自体は、当時流行りのAOR系アーティスト3人が共作したものでして。

今日はその曲を作った人たちが自分たちのバンドというかプロジェクトでレコーディングした、いわゆるセルフ・カバー・バージョンです。ヒットしたバージョンの翌年に出たアルバムに収録されています。

オリジナルと比べてみると、やはりR&Bっぽさがだいぶ抜けて、AORっていう雰囲気がするところが面白いところです。元々やりたかった形なんでしょうね。

1980年リリースのアルバムから。19時ごろに

【After the Love Is Gone (1980)】
デヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンが作ったバンド(?)エアプレイのアルバムに収録。彼ら2人とビル・チャンプリンが書いたナンバー。アース・ウィンド&ファイアのヒットで知られていますが、この2人がやるとモロにAOR。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。