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「今日の1曲」2022.12.23 - 12.29

12月23日(土)

今日の1曲 は1970年代初めごろにイギリスの男性シンガーソングライター/ピアニストがヒットさせた曲……のカバーです。このシンガーが大きくブレイクするきっかけの1つだった曲でしたが。

今日のバージョンは、その曲をわりと最近イギリスの女性シンガーがカバーしたものです。百貨店のクリスマス・キャンペーンのCMに使われたこともあり、イギリスではチャートの上位に食い込むヒットとなりました。

彼女はイギリス王室のバッキンガム宮殿でのウィリアム王子とキャサリン妃の結婚披露宴でもこの曲を歌い、カップルの最初のダンスはこの曲だったそうです。

そんな2011年リリースのバージョンを、19時ごろに。

【Your Song (2010-11)】
オリジナルはもちろんエルトン・ジョンの1970年から翌年にかけてのヒット曲。エリー・ゴールディングのこのカバー・バージョンは、彼女のデビュー・アルバムのリ・イシュー用にレコーディングされたそうですが、全英で2位に上るヒットになりました。


12月24日(日) 

今日の1曲 は、カナダ出身の女性シンガーソングライターによる、名盤とよばれるヒット・アルバムに収録された曲のカバーです。数多くのカバー・バージョンのあるうちの1つなんですが。

クリスマスを題材にしてはいるものの、恋人との別れを歌った哀しい曲で、ハッピーな雰囲気はないのですが、名曲としてクリスマスの定番ソングの1つとなりました。

今日のバージョンは、アメリカのベテラン女性シンガーが2000年代に入ってカバーした、彼女のクリスマス・アルバムに収められたモノです。

2000年発売のアルバムに収められました。19時ごろに。

【River (2000)】
オリジナルはジョニ・ミッチェルが1971年のアルバム『ブルー』に収録した曲。別れを歌った曲ですが、クリスマスの定番として数多くのカバーがあります。リンダ・ロンシュタットのこのカバーは、彼女の2000年のクリスマス・アルバムに収められています。


12月25日(月)

今日の1曲 は、1970年前後にヒットしたイギリスのポップ・ロック系バンドの曲がオリジナルで、それをアメリカの男性シンガーがカバーしたバージョンです。

オリジナルがイギリスで発売されたのが1969年で、中程度のヒットでしたが、翌年アメリカで発売されると本国よりも大きなヒットになり、ゴールド・ディスクも獲得しています。今日のバージョンはそのまた翌年に発売されていますが。

歌っているのは、カントリー系の男性シンガーで、DJとしても活動している人でした。曲の内容からして、広大なアメリカでしかもカントリーというのは、ぴったり来るものがあると言えるかもしれません。

1971年リリースのバージョンを、19時ごろに

【Hitchin’ a Ride (1971)】
オリジナルはイギリスのバンド、ヴァニティ・フェアによる1969年から翌年にかけてのヒット曲。ジャック・レノはアメリカのカントリー・シンガーで、カントリーのDJとしても有名だった人。このカバーはカントリー・チャートの12位まで上りました。


12月26日(火)

今日の1曲 は1960年代後半から1970年代を中心に活躍した、アメリカのフォーク/ポップ系女性シンガーソングライターによるヒット曲です。

この曲は、前年に有名なヒット曲を生んだ合唱団とのコラボで歌われており、全米トップ10入りするヒットになりました。彼女にとってはメジャーなシンガーとしてのブレイクスルーになった曲。

彼女の作詞・作曲によるもので、リリースの前年に開催された例の巨大ミュージック・フェスティバルに参加した経験をもとに書かれた曲だそうです。

1970年のヒット曲を、19時ごろに。

【Lay Down (Candles in the Wind) (1970)】
メラニーがウッドストックに出て大観衆を目にした時の経験を元に書いた曲だそうで、彼女にとっての初のメジャーなヒットになりました。前年「オー・ハッピー・デイ」をヒットさせたエドウィン・ホーキンズ・シンガーズ との共演。


12月27日(水)

今日の1曲 も1970年代の初めごろに出た曲ですが、今日の曲はモータウンの人気男性コーラス・グループによるヒット曲の1つです。1960年代終盤から続いていた、このグループのサイケデリック路線の曲の1つで、全米トップ10入りするヒットになっています。

この曲のバックの演奏のトラックは11分近くあったそうですが、実際には4分ほどしか使われなかったそうで、翌年にデビューしたモータウンの別のグループのアルバムにフル・トラックが使われているのだとか。

後にティナ・ターナーがこの曲のカバーを歌うのですが、それがノルウェーでヒットしたことが彼女の80年代のカムバックに繋がったとか、色々逸話のある曲です。

1970年のヒット曲を、19時ごろに。

【Ball of Confusion (That's What the World Is Today) (1970)】
テンプテーションズのヒット曲で、全米3位(R&Bチャートで2位)となるヒットでした。この曲、確かにこのグループのサイケデリック・ソウル期のヒット曲ではありますが、この日本盤のタイトルはどうよ(笑)


12月28日(木)

今日の1曲 も1970年代初めごろのソウル/R&B系のヒット曲ですが、今日の曲は女性シンガーによるものです。この曲も全米トップ10入りし、全英では1位に上るヒットになりました。

この女性シンガーは1960年代前半から活動していましたが、もともとはジャズを歌っていたそうで、最初の2枚のアルバムはジャズ・アルバムでした。ブロードウェイのミュージカルにも出演していたそうです。

そんな時に、モータウンを離れて自分たちのレーベルを立上げたホランド・ドジャー・ホランドに誘われて歌ったのが今日の曲で、彼女の最初のメジャーなヒット曲になりました。

1970年のヒット曲を、19時ごろに。

【Band of Gold (1970)】
フリーダ・ペインの全米3位に上ったゴールド・ディスク獲得のヒット曲。作詞・作曲(共作)とプロデュースはホランド・ドジャー・ホランドで、当時彼らはすでにモータウンを離れていましたが、バックの演奏はファンク・ブラザーズが担当しています。


12月29日(金)

今日の1曲 は、1970年代初頭のロサンゼルスを拠点としたファンク・バンドによるヒット曲。彼らの代表曲の1つで、カバーやサンプリングが多数ある曲です。

バンド名にもその人の名前が使われているように、メイン・ヴォーカルでもあるリーダーの色の強いバンドで、メンバーは色々入れ替ったようですが、1960年代後半から1970年代にかけていくつかのヒット曲があります。

同時代のスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンやパーラメント/ファンケデリックなどと相互に影響しあいながら活動していたバンドでした。後にはリーダーのソロ・プロジェクトになってしまったようですが。

1970年のヒット曲を、19時ごろに。

【Express Yourself (1970)】
LA拠点のファンク・バンド、チャールズ・ライト&ザ・ワッツ・103rd ストリート・リズム・バンド(長い! 笑)の同名のアルバムからの全米12位に上ったヒット曲。彼らの代表曲として、数多くカバーされたりサンプルに使われたりしています。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。