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「今日の1曲」2024.05.04 - 05.10

5月4日(土・祝)

今日の1曲 も、1960年代終わりから70年代頭にかかるころのヒット曲ですが、今日の曲はアメリカのデトロイト出身のファンク/ソウル系バンドの曲。

デトロイトといえばモータウンですが、そのモータウンを金銭問題でモメた末に離脱したソングライティング/プロデュース・チームが新たに作ったレーベルからのリリースでした。

全米トップ10入りするヒットになったのですが、残念ながらこの曲を含むアルバムを1枚だしただけで、このバンドは解散してしまったようです。

1969年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Somebody’s Been Sleeping (1969-70)】
100プルーフ(エイジド・イン・ソウル)は、1960年代終わりごろから1970年代前半に活動していたデトロイト出身のバンドで、モータウンを離脱したホランド・ドジャー・ホランドがプロデュース、全米8位にまで上るヒットになりました。


5月5日(日・祝) 

今日の1曲 は、1970年代初めごろに出た、アメリカのニューヨーク出身の男性シンガーソングライターによるミリオン・セラーの大ヒット曲です。

1960年代から活躍していて、すでに2枚のミリオン・セラーを出していた人ですが、この曲はさらに彼の曲としては初めて全米1位を獲得しています。

結局この人は、これまでに1億3000万枚以上を売上げたといわれており、史上最も成功したミュージシャンの1人に数えられています。珍しいことにまだ一度も来日公演をしたことがないそうですが。

1970年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Cracklin’ Rosie (1970)】 ニール・ダイアモンドの曲で、彼の3枚目のミリオン・セラーとなり、彼の曲としては初めての全米1位を獲得するヒットになっています。バックのスタジオ・ミュージシャンは、ドラムのハル・ブレインをはじめとしたレッキング・クルーの面々。


5月6日(月・振休)

今日の1曲 も、1970年代初めのヒット曲。当時モータウンに在籍していたソウル/R&B系のヴォーカル・グループのヒット曲です。

このグループのモータウン時代の曲としては最もヒットした曲なんですが、全体を通してみるとモータウン時代は苦労したという印象で、この後レーベルを移籍してヒット曲をいくつも生み出すことになります。

今日の曲は、スティービー・ワンダーが作者の一人として名を連ねており、イントロからのリフが耳に残るアレンジになっています。

1970年のヒット曲でした。19時ごろに。

【It’s a Shame (1970)】
モータウンにいたころのスピナーズのシングルで、スティービー・ワンダーが提供(共作)した曲です。全米14位まで上るヒットとなり、彼らのモータウン時代の曲としては最もヒットした曲でした。この曲の後にアトランティックに移籍するんですけどね。


5月7日(火)

今日の1曲 も、1970年代初めのヒット曲ですが、今日の曲はイギリスの男女混成のポップス系ヴォーカル・グループによるものです。

このグループのデビュー・アルバムのタイトル・チューンが今日の曲でした。全英でトップ10入りし、全米でもトップ20入りするヒットになっています。

もともとは、セッション・シンガーを集めてプロデュースされたグループだったようで、人は色々入れ替ったようです。その後、固定したメンバーになり、ユーロビジョン・コンテストで優勝もしています。

そんなグループの1970年のヒット曲を、19時ごろに。

【United We Stand (1970)】
ブラザーフッド・オヴ・マンはロンドン出身のポップス系コーラス・グループ。この曲はデビューから2曲目の曲で、同名のアルバムからのシングル。全英10位、全米13位のヒットでした。タイトルは連帯の大切さを表す言葉で、この邦題はちょっとね…


5月8日(水)

今日の1曲 のオリジナルは、1970年代半ばごろのアメリカの男性ヴォーカル・グループによるヒット曲でした。そのカバー・バージョンの1つです。

歌っているのは、フランスで当時大変人気のあった男性シンガーソングライターでした。この人は、アメリカのヒット曲をフランス語でカバーすることの多い人で、出世作となった曲も英語の曲のフランス語カバーでした。

もっとも逆にこの人の曲がアメリカで英語の歌詞でヒットする、なんてこともあったんですけどね。残念ながらこの曲の数年後、人気絶頂の中、事故で亡くなってしまいましたが。

オリジナルは1975年リリース。今日のバージョンは、1976年でした。19時ごろに。

【Cette année-là (62) (1976)】
オリジナルはフォー・シーズンズが前年末にリリースした「1963年12月 (あのすばらしき夜) 」。なぜかこちらでは1962年になっています。クロード・フランソワは当時フランスで大人気のシンガーで「マイ・ウェイ」の原曲の作詞もした人でした。


5月9日(木)

今日の1曲 は1970年代中盤、イギリスの女性シンガーによって歌われたR&B/ディスコのヒット曲の1980年代終わりごろのカバーです。

オリジナルを歌ったシンガーは元々ミュージカルに出ていたりしたそうですが、その後シンガーに専念するようになって、生れた最初のヒットが今日の曲(オリジナルの方)でした。

今日のバージョンを歌ったのは、アメリカ生まれでイギリスで活動するようになった女性シンガーで、この人はイギリスでは1980年代を中心にヒットをいくつも生んでいます。今日の曲はそんな曲の1つでした。

オリジナルは1975年、今日のバージョンは1989年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Right Back Where We Started from (1989)】
オリジナルは1975年、イギリスのR&Bシンガー、マクシン・ナイティンゲールの全米2位になったヒット曲。シニータはアメリカ生まれでイギリスで活躍したダンス・ポップ系のシンガーで、このカバーは全英で4位になっています。


5月10日(金)

今日の1曲 も1970年代中盤すぎのヒット曲のカバー・バージョン。オリジナルはアメリカの女性シンガーによるディスコ・ナンバーでした。

オリジナルは全米トップ10入りをして、ディスコ・チャートでは4週間連続1位を獲得しています。この人のデビューから2枚目のシングルで、結局最大のヒット曲になりました。

今日のバージョンは、その曲を別の女性シンガーが1990年代に入ってカバーしたもので、大ヒットした映画のサントラに使われたこともあり、こちらも全米トップ20入りするヒットになっています。

オリジナルは1976年、今日のバージョンは1994年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Turn the Beat Around (1994)】
オリジナルはヴィッキー・スー・ロビンソンの全米トップ10入りしたディスコ・クラシック。グロリア・エステファンのこのカバーは、シルヴェスター・スタローンとシャロン・ストーン主演の映画『スペシャリスト』のサントラに使われました。。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。