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「今日の1曲」2024.06.08 - 06.14

6月8日(土)

今日の1曲 は1960年代中盤過ぎのヒット曲で、デトロイト出身のR&B/ソウル系3人組によるナンバーです。

このグループは1962年に結成されいますが、今日の曲が2枚目のシングルで、当時クラブで流行していたダンスが取り上げられており、全米トップ10に入るヒットになりました。

後年の映画にも使われたりしていますが、結局この曲がこのバンドの最大のヒット曲だったようで、1960年代終り近くにはバンドは解散してしまいました。

オリジナルは1966年のヒット曲を、19時ごろに

【Cool Jerk (1966)】 キャピトルズは1960年代に活動していたR&B系の3人組のグループで、この曲が最大のヒット曲でした(全米7位)。モータウンの所属のグループではありませんが、バックの演奏はファンク・ブラザーズ。後年映画『ホーム・アローン2』で使われました。


6月9日(日) 

今日の1曲 は1960年代前半のヒット曲。アメリカの女性R&B/ソウル系シンガーの初期のヒット曲です。彼女の2枚目のシングルでした。

父親も有名なシンガーであった人で、デビュー曲も父親とのデュエット曲でした。今日の曲は彼女自身がまだ15歳くらいの時に書いた曲だそうです。

後にスタックス・レーベルを中心にメンフィス・ソウルの中心的女性シンガーとなっていく人ですが、今日の曲はまだポップス的な色も濃いですが、全米トップ10入りし、R&Bチャートでも上位に入っています。

1961年のヒット曲を、19時ごろに。

【Gee Whiz (Look at His Eyes) (1961)】
後にメンフィス・ソウルの女王と呼ばれるようになるカーラ・トーマスのデビュー・アルバムからのタイトル・チューン。シングルは全米10位(R&Bチャート5位)になるヒットになりました。曲はトーマスが15歳に書いたモノだそうです。


6月10日(月)

今日の1曲 も1960年代前半のヒット曲。1960年代前半にいくつかのヒットのある、イギリス、マンチェスター出身のバンドによる全米1位を獲得したナンバーです。

いわゆるブリティッシュ・インヴェイジョンのバンドの1つですが、このバンドの特徴はリーダー格のステージで跳びはねる奇妙なスタイルにありました。

今日はその当時のTV番組に出演した動画で観ていただきますが、バンドメンバーもリーダーに合わせて振付けていますが、演奏するの大変だっただだろうなあと思わせる映像です(笑)

1963年にイギリスでは発売されヒットした曲でしたが、アメリカでの発売は1965年。19時ごろに。

【I’m Tellin’ You Now (1965)】
フレディ&ザ・ドリーマーズはマンチェスター出身のビート系バンドで、ステージ上で跳びはねるコミカルな動きが特徴。1960年代を中心にいくつかのヒット曲があります。この曲は全米1位、全英2位に上り、彼らの最大のヒットとなりました。


6月11日(火)

今日の1曲 は1960年代中盤ごろのヒット曲のカバー・バージョン。オリジナルはイギリスの女性シンガーによる全米1位を獲得した大ヒット曲でした。

今日のバージョンは、2000年代に入って、人気女性ヴォーカル・グループの元メンバーでもあったイギリスの女性シンガーソングライターがカバーしたもので、年末のチャリティ企画として生れたものでした。

子供向けのチャリティだったんですが、そのわりにはミュージック・ビデオがヤバい感じ(笑)で、色々批判も受けたようです。全英で3位にまで昇っていますが。

オリジナルは1965年、今日のバージョンは2006年のヒット曲。19時ごろに。

【Downtown (2006)】
ペトゥラ・クラーク1965年の全米No.1大ヒット・ナンバー。元スパイス・ガールズのエマ・バントンのこのカバーは、BBCの Children in Need というチャリティのためにレコーディングされました。それでこの動画って、けっこうヤバい国ですなあ、イギリス。


6月12日(水)

今日の1曲 は1960年代半ばごろに出たアメリカの男性デュオのヒット曲として一番知られているかと思うのですが、実はそのバージョンはカバーでして。

もともと1950年代中盤の映画のために書かれた曲で、映画と同じ年にはすでにいくつものカバー・バージョンが生れていたんですね。(そういえば、最初に書いたバージョンも1980年代の映画で使われて再ヒットしています)

今日のバージョンは、そんな中の1つで、全米チャートでも上位になるヒットになりました。アメリカの作編曲家・指揮者のバンドによるムード・ミュージック的なバージョン。

1955年のヒット曲を、19時ごろに。

【Unchained Melody (1955)】
ライチャス・ブラザーズのカバーが最も有名だと思いますが、オリジナルは1955年の映画音楽で、同じ年に出たこのレス・バクスターのオーケストラによるバージョンがチャート的にヒットした最初期のものの一つ(他にも何バージョンかありますが)。


6月13日(木)

今日の1曲 は1960年代半ばごろの大ヒット曲のカバー・バージョンで、オリジナルは全米1位を3週連続で獲得しています。

オリジナルを歌ったのは、アメリカの男女のデュオで、2人は夫婦でもあって、その後1970年代まで夫婦やソロでヒット曲を数々生み出しました。離婚しちゃいましたけどね。

今日のバージョンは、その曲をイギリスのレゲエ系のバンドがアメリカのバンドのメンバーである女性をゲストに迎えてカバーしたというものです。イギリスではチャート1位になるヒットでした。

オリジナルは1965年。今日のバージョンは1985年のヒット曲。19時ごろに。

【I Got You Babe (1985)】
オリジナルはソニー&シェールのデビュー曲(1965年)で、3週間連続全米1位を獲得しています。プリテンダーズのクリッシー・ハインドをゲストに迎えたUB40のこのカバーは彼らの6枚目のアルバムからのシングル。全英チャート1位になっています。


6月14日(金)

今日の1曲 は1960年代半ばごろに発表されたアメリカの男性シンガー・ソングライターの代表曲の1つ……のカバー・バージョンです。

カバーの多い曲で、その中で一番有名なのはアメリカのフォーク・ロック系バンドによる全米・全英で1位を獲得する大ヒットになったバージョンですが、今日はそれではなく……

アメリカのソウル/R&B系男性シンガーソングライターがその翌年のアルバムでカバーしたバージョンです。当時この人はまだティーネイジャーで、人の曲のカバーも多く歌っていた頃でした。

オリジナルは1965年。今日のバージョンはその翌年のアルバムから。19時ごろに。

【Mr. Tambourine Man (1966)】
ボブ・ディランの代表曲の1つで、カバーも多く、とくにザ・バーズの全米1位になったバージョンが有名ですが、スティービー・ワンダーのこのバージョンは彼の6枚目のアルバムに収録されています。当時16歳で、まだ声変りしたてって感じです。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。