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「今日の1曲」2022.08.12 - 08.18

8月12日(土)

今日の1曲 は1980年代初頭に出てヒットした、アメリカの男性シンガーソングライターによるソフト・ロック系のナンバー……のカバーです。オリジナルはそのアーティストのデビュー曲でした。

いわゆるAORとかヨット・ロックといわれるジャンルの代表的ヒット曲といわれるナンバーで、このアーティストは一躍有名になりましたが、今日はその曲の1990年代に入ってのカバーというかリミックス・バージョン。

アメリカのアーティストではなくて、ヨーロッパのユニットによるリミックスです。当時のダンス・ミュージックのテイストで作られています。ヨーロッパ各国では結構ヒットしたバージョンです。

1991年から翌年にかけてのヒットでした。19時ごろに

【Ride Like the Wind (1991-2)】
オリジナルはクリストファー・クロスのデビュー・シングルで全米2位に上ったヒット曲。このバージョンは、イースト・サイド・ビートというイタリアのユニットによる当時流行りのダンス・ミュージック風リミックス。全英3位になっています。


8月13日(日) 

今日の1曲 のオリジナルは1980年代前半のイギリスのニュー・ウエイヴ系バンドによるヒット曲でした。全米でも4位となる、おそらく彼らの最大のヒット曲でした。

今日のバージョンは、2000年代に入ってのカバーで、カバーしたのはアメリカの人気ヒップホップ系バンドのメンバー2人でした。ラップなどの要素はありますが、オリジナルの雰囲気はかなり忠実に残されています。

このバージョンは、アメリカの男女2人の人気俳優が主演したコメディ映画のサウンドトラックのためにレコーディングされたもので、この曲も含めたサントラ・アルバムは全米で30位にまでのぼるヒットとなっています。

2004年リリースのバージョンです。19時ごろに

【True (2004)】
オリジナルはイギリスのニュー・ウエイヴ・バンド、スパンダー・バレエ1983年の全米4位ヒット曲。ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムとファーギーによるこちらのバージョンはドリュー・バリモア、アダム・サンドラー主演の映画のサントラから。


8月14日(月)

今日の1曲 は、1980年代前半に生まれた、アメリカの男性R&B系シンガー/ギタリストによるヒット・ナンバーです。

この人は、セッション・ミュージシャンとして1970年代から活動し、その後リーダーとしてバンドを結成し、ヒットも生み出していたのですが。1980年代初め後に解散をしてしまったんですね。

今日の曲は、グループを解散してまもなく発表したソロアルバムからのシングルでした。それまでの人気もあって、この曲も前半トップ10入りするヒットとなりました。

1982年のヒット曲を、19時ごろに。

【The Other Woman (1982)】
レイ・パーカー Jr. がレイディオを離れ、ソロとして発表した最初のアルバムのタイトル・チューンで、全米4位(ブラック・シングル・チャートで2位)のヒットになっています。なにやらロッキー・ホラー・ショーのようなミュージック・ビデオ。


8月15日(火)

今日の1曲 は、1980年代前半に生まれた、アメリカのロック・バンドの大ヒット・ナンバー……のカバー・バージョンです。

オリジナルを歌ったバンドは1970年代から活躍していましたが、全米2位となったこの曲を含むアルバムあたりら数年が最盛期でした。

今日のバージョンは、1990年代に入ってアメリカの人気女性シンガーがカバーしたもので、アメリカではシングル・カットされませんでしたが、ヨーロッパなどではかなりのヒットになっています。

1982年のヒット曲を1995年にリリースされたカバー・バージョンで、19時ごろに。

【Open Arms (1995)】
オリジナルはもちろんジャーニーの1982年の全米2位になった大ヒット曲。マライア・キャリーのカバー・バージョンは『ファンタジー』アルバムからのシングルとして、アメリカ以外で発売され、全英チャート4位などヨーロッパを中心にヒットしています。


8月16日(水)

今日の1曲 は、1970年代からヒットを生み出していたアメリカのフォーク・ロック/ソフト・ロック・グループ の1980年代に入ってからのヒット曲です。

もともとトリオとしてスタートしたグループでしたが、1970年代後半に1人が脱退し、この曲の頃にはデュオになっていました。

今日の曲はそんなメンバーの脱退やレコード・レーベルの移籍などのため、数年のブランクがあったのちのアルバムからのヒット曲でした。

1982年のヒット曲を、19時ごろに。

【You Can Do Magic (1982)】
アメリカの10枚目のアルバムからのシングル。全米8位になるヒットでした。この頃はアメリカもデュオになっていました。「ウェストコーストの空気いっぱい」とか一見誰のレコードかわからないジャケットに書いてありますが、ロンドン録音でした。


8月17日(木)

今日の1曲 は、1960年代から活動し、1980年代にはいくつかのポップス・チャートのトップ10に入るヒットを生み出した女性シンガーのそんなヒット曲の1つです。70年代前半にはスティービー・ワンダーのバック・ヴォーカルを務めたりもしたようです。

1970年代後半にはソロ・デビューし、最初に注目されたのは男性シンガーとのデュエットで全米1位になった曲でした。その後1980年代に入ってソロでのヒットもいくつか生み出し、今日の曲もその1つですが、これは1960年代に出たR&Bソングのカバーでした。

その後1980年代中盤以降は、彼女の活動はゴスペルに軸足を移していくことになります。そちらでも活躍し、グラミーのゴスペル部門などでも受賞しています。近年では、R&B、ジャズなど幅広く活動しているようです。

1982年のヒット曲を、19時ごろに。

【It’s Gonna Take a Miracle (1982)】
オリジナルは1965年のザ・ロイヤレッツという女性R&Bグループの曲。全米41位というマイナー・ヒットでしたが、デニース・ウィリアムズのこちらのカバーは全米10位(R&Bチャートでは1位)というメジャーなヒットになりました。


8月18日(金)

今日の1曲 も、1980年代初頭の女性シンガーのヒット曲なんですが、今日の人は1970年代から活動しているハード・ロック系のシンガーです。昨年のロックの殿堂入りも果たした人気アーティストです。

ニューヨークのブルックリン出身で、ポーランド系の一家の出だそうで、音楽への理解はあったそうですが、クラシックをやれと言われて、ロックを禁止されたこともあったそうです。

ですが、その後デビューしてから3500万枚以上のアルバムを売り上げ、グラミーも獲得するスターになったので、まあ結果オーライでしょうかね。今日の曲はこの人の最初のトップ10入りをはたしたシングルになりました。

1980〜1年のヒット・ソングを、19時ごろに。

【Hit Me with Your Best Shot (1980-1)】
パット・ベネターのセカンド・アルバムからの2枚目のシングルで、彼女にとっては初の全米トップ10入りを果たした(9位)曲でした。アメリカの銃による大量殺人のせいで、最近ではもうこの曲を歌わなくなってしまったそうです。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。