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「今日の1曲」2024.08.10 - 08.16

8月10日(土)

今日の1曲は、もともとは1960年代に書かれたアメリカのフォーク系シンガーソングライターの曲だそうですが、それをイギリスのロック・シンガーがカバーしたバージョンです。

このバージョンは、1970年代前半にシングルのA面として発売されたんですが、B面の曲の方がヒットしてしまったんですね。そちらは彼の初期の代表曲にもなったんですが。

今日の曲はあまりヒットせず終わりました。でも当人としては思い入れがあるのか、後にアコースティックなバージョンで再発売したりしています。

今日は最初に出た1971年のバージョンで。19時ごろに。

【Reason to Believe (1971)】
オリジナルは1965年、トム・ハーディンというフォーク・シンガーの曲。ロッド・スチュアートは1971年にカバーしたのですが、B面の「マギー・メイ」がヒットしてしまいました。悔しかったのか、後にアンプラグド・バージョンを再発しています。


8月11日(日) 

今日の1曲は、もともとは1970年代初頭に出たアメリカのデュオ・ユニットによる大ヒット曲のカバー・バージョンです。

この曲は、全米1位を獲得するヒットになっただけでなく、その年の年間1位も獲得し、グラミーの5部門を受賞しており、50以上のアーティストがカバーしているそうです。

今日のバージョンはその1つなわけですが、1970年代後半にアメリカの女性R&B系シンガーがカバーした、ディスコ・アレンジのバージョンです。世界的にもそこそこのヒットになっています。

オリジナルは1970年、今日のバージョンは1979年のリリース。19時ごろに。

【Bridge over Troubled Water (1979)】
サイモン&ガーファンクルの1970年全米年間1位になった大ヒット曲のカバーはアレサ・フランクリン他多数ありますが、リンダ・クリフォードのこのカバーは、全米41位、ディスコ・チャート11位に上っています。イントロが長い(笑)


8月12日(月)

今日の1曲は、1970年代から1980年代を中心に活躍したアメリカの女性シンガーソングライターのデビュー曲です。

この曲は、彼女のデビュー前からの友人であるジャーナリストが作詞しており、人間関係の複雑な問題を扱ったものであるため、レコード会社は最初心配したという話ですが。

結果としては、この曲は全米トップ10入りするヒットになり、グラミーのノミネーションも得ることになり、彼女のその後の活躍に繋がっていきました。

オリジナルは1971年のヒット曲でした。19時ごろに。

【That’s the Way I’ve Always Heard It Should Be (1995)】
カーリー・サイモン1971年のデビュー・シングル。全米10位になるヒットとなり、その後の活躍の起点となりました。映像は1995年のニューヨークのグランド・セントラル駅でのライブから。なぜこんな邦題なのかは謎。


8月13日(火)

今日の1曲は、1970年代前半のイギリスの男性ロック・アーティストによるヒット曲の1つ……のカバーです。

この曲は、アメリカのSF作家の短編からインスピレーションを得たといわれており、小説と同じタイトルがつけられています。

今日のバージョンは、その曲を1990年代に入ってイギリスの女性シンガーソングライターがカバーしたもので。その男性アーティストのソングライティング・チームへのトリビュート・アルバムに収録されました。

オリジナルは1972年のヒット曲、今日のバージョンは1991年のリリース。19時ごろに。

【Rocket Man (1991-2)】
オリジナルは、エルトン・ジョンの1972年の全米6位になったヒット曲。ケイト・ブッシュのこのレゲエ風のバージョンはエルトン・ジョン/バーニー・トーピンへのトリビュート・アルバムに収められ、シングル化もされて全英12位にまで上っています。


8月14日(水)

今日の1曲は、1970年代前半のアメリカの男性ソウル/R&B系シンガーソングライターによるヒット・ナンバー……のカバーです。

オリジナルを歌った人は、ボブ・マーリーとも交流のあった人で、この曲もその後レゲエ・バージョンのカバーがヒットしたりもしましたが、今日のバージョンはアメリカのカントリー系シンガーソングライターによるものです。

このバージョン自体はオリジナルがヒットしてまもなくレコーディングされたようですが、最終的にリリースされたのは1990年代になってからでした。

オリジナルは1972年のヒット曲、今日のバージョンは1999年にリリース。19時ごろに。

【I Can See Clearly Now (1999)】
ジョニー・ナッシュの1972年の全米No.1ヒット曲がオリジナル。ウィリー・ネルソンのこのカバー・バージョンは1978年末リリースのスタンダード・ナンバーをカバーしたアルバムがCD化された時のボーナス・トラックとして収録されています。


8月15日(木)

今日の1曲 も、オリジナルは1970年代前半のヒット・ソングですが、今日の曲はアメリカのソウル/R&B系ファミリー・グループの全米No.1ヒット曲でした。

このグループは1940年代末から活動していたそうですが、この曲の出た1970年代前半から中盤にかけてが最盛期でした。

今日のバージョンは1990年代に入ってイギリスのニュー・ウェイヴ系バンドがカバーしたもので、映画のサントラに使われて、中程度のひっとになヒットになっています。

オリジナルは1972年のヒット曲、今日のバージョンは1994年発売でした。19時ごろに。

【I’ll Take You There (1994)】
オリジナルはステイプル・シンガーズ1972年の全米1位を獲得したヒット・ナンバー。イギリスのニュー・ウェイヴ・バンドのジェネラル・パブリックによるこのカバーは、映画『スリーサム』のサントラに使われ、全米22位にまで上りました。


8月16日(金)

今日の1曲 は、1970年代初めごろのヒット・ソングのカバー。今日の曲のオリジナルはシカゴ・ソウルのファミリー・グループによるヒット曲でした。

このグループは1960年代後半から活動していて、R&Bチャートを中心にヒット曲はありましたが、今日の曲は総合チャートでもトップ10入りするヒットとなり、カバーも多数生れています。

今日のバージョンはそんな中の1つで、オリジナルがヒットしてから間もなく、アメリカの女性R&B系シンガーがカバー曲を集めたアルバムにレコーディングしたものでした。

オリジナルは1970年のヒット曲、今日のバージョンは1971年発売のアルバムから。19時ごろに。

【O-o-h Child (1971)】
シカゴ・ソウルのファミリー・グループ、ヴァイヴ・ステアステップスによる1970年の全米8位になったヒット曲がオリジナル。数多くのカバーのある曲ですが、ニーナ・シモンのこのバージョンは、翌年のカバー曲を集めたアルバムに収録されています。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。