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「今日の1曲」2022.10.21 - 10.27

10月21日(土)

ハロウィーンが近づいて来ましたね。今年はなんか渋谷区は来て欲しくないオーラ出しまくってますね……。ま、それはともかく、今日の1曲 は1960年代後半に生まれた、アメリカのバンドによるハロウィーンの定番曲の1つです。

フロリダ出身のソフト・ロック系のバンドによるヒット曲ですが、もともとは、インストルメンタル(サックス)のマイナー・ヒットだった曲をカバーしたものです。

それに歌詞をつけて歌ったバージョンがヒットして、それ以来この時期の定番曲になりました。 ほぼ2コードのシンプルな曲ですが、まあこういう曲にはそれがいいんでしょうね。

1967年から翌年にかけてのヒット曲でした。19時ごろに。

【Spooky (1967-8)】
もともとマイク・シャープとかシャピロとかいう人のサックスによるインスト・ナンバーで、1967年に中程度のヒットを記録した曲。歌詞をつけたこのクラシックス・フォーのバージョンが全米3位となるヒットとなり、ハロウィーンの定番曲になりました。


10月22日(日) 

今日の1曲は、1960年代終盤から1970年代前半にかけて活躍したアメリカの男性アイドル系シンガーがブレイクするきっかけとなった最初の大きなヒット曲です。

この人はカリフォルニアのサンタ・モニカの出身で、1960年代前半から音楽活動はしていたんですが、なかなかヒットには恵まれなかったようです。そんな中今日の曲が全米トップ10入りするヒットになりました。

その後1970年代前半にかけてヒット曲をいくつも生み出しました。ところが、前にも書いたかもしれませが、70年代半ばごろに急に音楽活動を辞めてロサンゼルス警察に入って、救急隊員として働き出すんですよね。そんな変わった経歴の人です。

1969年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Little Woman (1969)】
1960年代後半から70年代前半に人気だった男性アイドル・シンガー、ボビー・シャーマンの最初のメジャーなヒット曲。全米3位に上り、ゴールド・ディスクを獲得しています。B面がボブ・ディランの「いつもの朝に」のカバーというのがなかなか渋い。


10月23日(月)

今日の1曲 は、1960年代後半にいくつかのヒット曲を生んだイギリスのソウル/R&B系のバンドのそんあヒット曲の1つなんですが、メンバーは結構バラエティーに富んでいまして。

イギリスはその昔は、世界中に進出していましたので、世界の各地域からの移民も多い国なわけです。クイーンのフレディ・マーキュリーなんかもインド系の人でしたしね。

そんなわけで、今日のバンドも白人系の人だけでなくて、アジアとか南の島とかそういう移民系のメンバーも多いという多国籍というか多民族的な構成なんですね。

そんなバンドの1969年のヒット曲を、19時ごろに。

【Build Me Up Buttercup (1969)】
ファウンデイションズはイギリスのソウル/R&Bバンドですが、メンバーの出身地はイギリスのほか、西インド諸島、スリランカと色々でした。1960年代後半にいくつかのヒット曲を出しており、この曲も全英2位、全米3位になっています。


10月24日(火)

今日の1曲 は、1960年代後半から70年代前半にかけて短い期間にいくつものヒット曲を生み出し、米国内だけで3000万枚以上レコードを売り上げたというアメリカの人気ロック・バンドのヒット曲の1つです。

このバンド、それだけの人気がありながら、実は全米1位を獲得したシングルはないのですが、全米2位に上ったシングルが5枚もあり、今日の曲もそんな曲の1つでした。

メンバーの1人が古い映画からインスピレーションを得て書いた、終末感の強い歌詞の曲なのですが、曲調自体は妙に明るいという面白い曲です。書いた本人はレコーディングするまで気がつかなかったそうです。

1969年のヒット曲を、19時ごろに。

【Bad Moon Rising (1969)】
CCRの全米2位、全英1位ほか、世界的なヒットになった曲。ジョン・フォガティが昔の映画でハリケーンが農作物を破壊するシーンを観てインスピレーションを得て、世の終末について曲を書いたという話です。曲の雰囲気は明るいんですけどね。


10月25日(水)

今日の1曲 も昨日のバンドと同じように、1960年代終盤から70年代前半にかけて活躍したグループのヒット曲ですが、今日の人たちはロサンゼルス出身のソウル/R&B系のヴォーカル・グループです。

デビュー曲がいきなりヒットして、今日の曲はその後に出た2枚目のシングルでしたが、こちらもヒットしました。チャート的には前作ほどではなかったですが、ミリオン・セラーになっています。

カバー・バージョンも結構ある曲で、アイザック・ヘイズとか結構大物にもカバーされた曲です。結局、彼らの活躍はこの曲の前後の2年ほどがピークで、70年代半ばごろには解散してしまうのですが。

1969年のヒット曲を、19時ごろに。

【Going in Circles (1969)】
ロサンゼルス出身のソウル/R&Bのヴォーカル・グループ、フレンズ・オヴ・ディスティンクションの2枚目のシングルでした。全米15位止まりでしたが、ゴールド・ディスクを獲得しています。ルーサー・ヴァンドロスほか多くのカバーもある曲。


10月26日(木)

今日の1曲 は、1962年のメジャー・デビュー以来、1960年代を通じてヒット曲を生み出していたアメリカの男性ロック・シンガーによるそんなヒット曲の1つです。

バブルガム・ポップの「原型」を作った一人ともいわれる人で、アトランタ出身の人ですが、アメリカだけでなくイギリスでもツアーをしたりして人気のある人で、実際何年かイギリスに住んでいたこともあったようです。

今日の曲は、1960年代の終盤のヒット曲ですが、こちらもアメリカ・イギリスの両国でチャート1位になるヒットを記録し、ミリオン・セラーになっています。

1969年のアルバムからのシングル・カットでした。19時ごろに。

【Dizzy (1969)】
トミー・ロウはアトランタ出身のバブルガム・ポップの元祖ともいわれるロック・シンガーで、1960年代を通じて数々のヒット曲があります。この曲は全英・全米で1位になり200万枚以上を売り上げました。バックのミュージシャンはレッキング・クルーの面々。


10月27日(金)

今日の1曲 は、1960年代末のヒット曲ですが、歌っているのは、後のアメリカのカントリー界の大物男性シンガーです。カントリーだけでなくクロスオーバーなヒットの多い人でしたが。

この曲の当時は、このシンガーはまだソロではなくてカントリー・ロック系のバンドに所属しており、今日の曲もそのバンド名義のもので、全米トップ10入りをするヒットになっています。

このバンドで1970年代半ば近くまで活動した後、このシンガーは独立してソロ活動を開始し、1980年代にかけて大ヒットをいくつも生み出していきました。

1969年のヒット曲を、19時ごろに。

【Ruby, Don’t Take Your Love to Town (1969)】
ケニー・ロジャーズがソロになる前のファースト・エディション時代のヒット曲。最初にカントリー・チャートでヒットさせたのはジョニー・ダレルという人ですが、このバージョンは全米総合チャートで6位になるヒットでした。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。