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「今日の1曲」2022.10.14 - 10.20

10月14日(土)

今日の1曲は、1960年代後半、アメリカのポップ・ロック系のグループが放ったヒット曲です。複雑なコーラス・ワークで有名なグループでしたが。

実はこの曲、日本のあるグループがアメリカに行った時に依頼して曲を提供してもらったのがきっかけで生まれたといわれています。結局発売には至らなかったそうですが。

そんな曲を、引き取って(?)レコーディングした今日のバージョンが全米トップ10入りするヒットとなったということだそうです。後に数多くのグループによってカバーされ、ヒットしたバージョンもいくつかあります。

1967年のヒット曲でした。19時ごろに

【Never My Love (1967)】
カリフォルニア出身のバンド、アソシエイションの全米2位ヒット曲。もともと日本のジャニーズ(バンドの方)が渡米した時に提供された曲だったそうですが、レコード化されずに終わったとかで、後にジャニーズ系のグループがよくカバーしています。


10月15日(日) 

今日の1曲 は、1960年代後半に出たフィラデルフィア・ソウルのヒット曲の1つで、作詞・作曲はフィリー・ソウルの立役者だったギャンブル&ハフでした。

歌っているのは、ニューヨーク出身のメンバーを中心に作られたバンドなのですが、このバンド、メンバーが基本白人(全員かどうかはわかりませんが)というのが特徴的でした。

今日の曲は彼らのデビュー曲で、全米トップ10入りするヒットになりました。カバーも多い曲ですが、このバンドにはその後はマイナーなヒット曲しかなく、ほぼ一発屋で終わってしまったようです。

1967年のヒット曲でした。19時ごろに

【Expressway to Your Heart (1967)】
ソウル・サヴァイヴァーズは白人メンバーによるフィラデルフィア・ソウルのグループで、ギャンブル&ハフのプロデュース(作詞・作曲も)のこの曲がデビュー曲で、全米4位になりました。その後はヒットに恵まれなかったようですが。


10月16日(月)

今日の1曲 は1960年代後半、アメリカのいわゆるサンシャイン・ポップ系のバンドのヒット曲です。ソフトなカリフォルニアを思わせるポップスをそう呼んだわけですが、このバンドはニューヨーク出身だそうですけどね。

このバンドのデビュー曲が今日の曲なんですが、レコード会社が映画会社の系列でもあったことから、TVや映画に出たり曲が使われたりしたことで、今日の曲は全米トップ10入りするヒットになりました。

その後は残念ながらメジャーなヒットには恵まれず、わずか2年ほどでスタジオ・アルバム2枚を出しただけで解散してしまったようです。

そんな1967年のヒット曲を、19時ごろに。

【Come On Down to My Boat (1967)】
エヴリ・マザーズ・サンはニューヨーク出身のグループで、これがデビュー曲。MGMレーベルと契約し、TVシリーズの『0011 ナポレオン・ソロ』に出演。派生した映画でも曲が使われ、全米6位のヒットになりました。一発屋に終わりましたが。


10月17日(火)

今日の1曲 は1960年代後半に活躍して人気のあった、アメリカのいわゆるブルーアイド・ソウル系バンドの代表曲です。全米1位を獲得したヒット曲でした。

彼らには全米トップ40入りした曲がトータルで 13曲をあるのだそうで、全米No.1ヒットも3曲ありました。今日の曲はその中の1つということですね。

それまでの彼らの曲とはやや違って、リラックスしたブラジリアンな雰囲気のある曲になっています。作曲したバンド・メンバーの当時のガールフレンドにインスピレーションを受けたという話もあります。

1967年のヒット曲を、19時ごろに。

【Groovin’ (1967)】
ヤング・ラスカルズ(後のラスカルズ)のヒット曲で、彼らの全米1位を獲得した3つの曲のうちの2つ目。ブッカー・T&ザ・MJsやウォーなどのカバーがあり、そちらもヒットしています。ハーモニカによるオブリガードが確かにウォーっぽいですね。


10月18日(水)

今日の1曲 も、1960年代後半のヒット曲なんですが、今日のはちょっと一風変わったスタイルの曲です。イギリスのロック・バンドによるものなのですが。

今日の曲は、彼らのデビュー・アルバムからのシングルで、英米で大ヒットしました。残念ながらちょうど「ヘイ・ジュード」がヒットしていたために全米では2位どまりでしたが、全英では1位を獲得しています。

ちょっとオペラ風な大仰でドラマティックなパフォーマンスをする人たちで1970年代以降に出てくるバンドを先取りした感じもありましたが、残念ながら数年で解散してしまったようです。2000年代に入ってから復活してるという話もありますが。

1968年のヒット曲でした。19時ごろに

【Fire (1968)】
クレイジー・ワールド・オヴ・アーサー・ブラウンはその名のとおりイギリスのロック・シンガー、アーサー・ブラウンを中心としたバンド。カール・パーマーが一時在籍していたこともありました。オペラティックな声と歌詞で全英1位、全米2位になっています。


10月19日(木)

今日の1曲 も、1960年代後半のヒット曲で、いわゆるサイケデリック・ポップとかバブルガム・ポップとかいわれるジャンルのバンドの曲です。

このバンドのデビュー・アルバムのタイトル・チューンで、全米No.1に上るヒットとなりました。この手のジャンルの曲としては最初に全米1位になった曲ということになっているようです。

結局、その後マイナーなヒットはあったものの、ほぼ一発屋的に終わってしまったようで、わずか2, 3年の活動の後にこのバンドは解散してしまうんですけどね。レーベルとの路線面での確執もあったとかいう話もあります。

1967年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Green Tambourine (1967-8)】
レモン・パイパーズはオハイオ出身のサイケデリック/バブルガム・ポップ系バンド。この曲はデビュー・アルバムのタイトル・チューンでした。この手のサウンドの曲としては初の全米No.1ヒットだそうです。バンドは長続きしなかったようですが。


10月20日(金)

今日の1曲 も昨日に引き続き、アメリカのバンドによるバブルガム・ポップと呼ばれるジャンルのヒット曲です。いきなりヒットしたデビュー曲が有名ですが、今日の曲も同じくらいヒットしています。

今日の曲は彼らの2枚目のアルバムのタイトル曲で、若者向けのソフト・ポップ系の歌なので、内容は他愛のないようなラブ・ソングですが、全米トップ10入りするヒットでした。

彼らは1970年ごろには解散してしまうのですが、それまでに全米トップ10入りする曲を3曲生み出しており、いずれもミリオン・セラーとなっています。

1968年のヒット曲を、19時ごろに。

【1, 2, 3, Red Light (1968)】
「サイモン・セッズ」などで有名なバブルガム・ポップ・バンド、1910フルーツガム・カンパニーの2枚目のアルバムのタイトル・チューン。全米5位に上るヒットになりました。女友だちに迫ろうとすると拒否されるのをなんとかしようとする歌。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。