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「今日の1曲」2024.05.11 - 05.17
5月11日(土)
先日、アメリカのヒット曲をフランスのシンガーソングライターがカバーしたモノをご紹介しましたが、今日の1曲 は、その逆です。
つまりフランスの曲をアメリカの男性シンガーがカバーしたバージョンです。オリジナルを歌っているのは実は先日のフランス語カバーを歌っていたその人でして。1970年代初めごろのアルバムにある曲なんですが。
これが英語の詞が付けられて、歌われるようになり、今日のバージョンはいくつかあるその英語バージョンの1つで、歌っているのはあの大物シンガーというモノでございます。シングルもそこそこのヒットになりました。
オリジナルは1970年、今日のバージョンは1974年のリリースでした。19時ごろに。
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【My Boy (1974)】
オリジナルは先日紹介したクロード・フランソワの “Parce que je t’aime mon enfant” という1970年の曲。英語版を最初に歌ったのは俳優のリチャード・ハリスでした。プレスリーのこのカバーはアダルト・コンテンポラリー・チャートで1位になっています。
5月12日(日)
今日の1曲 は、1980年代前半に出た、アメリカの西海岸出身のロック・バンドによるヒット曲です。
1970年代中盤すぎに結成されたバンドで、今日の曲が全米トップ20に入るヒットになり、80年代中心にいちばん活躍したバンドです。現在も活動しているようですが。
ポップなサウンドで、パワーポップとかポップ・ロックとか呼ばれるジャンルの曲で人気がありました。今日の曲も失恋の歌ですが、ポップなスタイルは一貫しています。
1981年のヒット曲でした。19時ごろに。
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【The Breakup Song (They Don’t Write ’Em) (1981)】
グレッグ・キーン・バンドは1970年代後半から活動していましたが、80年代に入ってブレイクし、そのきっかけになったのがこの曲でした。昔みたいな別れの曲って今はないよなあ、とフラれた男が嘆いているというような曲。
5月13日(月)
今日の1曲 も、1980年代初めごろのヒット曲なんですが、今日の曲はブルーズ・ロック系のバンドによるものです(ソフトなバラードではありますが)。イギリスのバンドなんですけどね。
別にイギリスにブルーズ・ロック・バンドがあっても不思議はないんですが、1967年に結成された時は、アメリカのバンド? と思わせる名前がついていたようです。
本国よりもアメリカで人気があったようで、今日の曲の他にもアメリカではいくつか売れた曲がありましたが、イギリスでは1曲を除いてほとんどヒットしなかったようです。
そんなバンドの1980年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。
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【I Love You (1980-1)】
クライマックス・ブルーズ・バンドは結成当初はクライマックス・シカゴ(ブルーズ・バンド)という名前だったらしいのですが、実はイギリスのバンドです。アメリカでの方が売れてたみたいですけどね。この曲は全米12位にまで上るヒットになりました。
5月14日(火)
今日の1曲 は、残念ながらつい最近亡くなってしまった1970年代後半のアメリカのポップ・ロック系男性シンガーソングライターの曲です。大ヒットとまではいかない中規模のヒットではあったんですが。
この曲は1960年代に出たアメリカの人気ロック・バンドの曲にインスパイアされて生れた曲だそうで、そのバンドのメンバー2人が今日の曲のレコーディングに参加しています。
そして、今日の曲にまたインスパイアされて、1980年代に入って別の男性デュオが曲を作ってレコーディングして、それがヒットしたなんてこともいわれています。そんな影響関係を知って聴くのも面白いかもしれません。
1977年のヒット曲でした、19時ごろに。
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【She Dit It (1977)】
エリック・カルメンのヒット曲。ビーチ・ボーイズの “Do It Again” にインスパイアされたそうで、コーラスにエリック・ジョンストンとブライアン・ウィルソンが参加してます。一方ホール&オーツはこの曲を聴いて “Did It in a Minute” を書いたとか。
5月15日(水)
今日の1曲 は、イギリスのロック・ユニットによる1980年代前半のヒット曲です。彼らの6枚目のアルバムのタイトル・チューンでもありました。
1970年代半ばごろに、2人のクリエイターによって作られたユニットで、固定された公式メンバーはこの2人だけという形で1980年代後半まで活動した「プロジェクト」でした。
アルバム中心のユニットでしたが、今日の曲はシングルとしても全米トップ10に入り、彼らの最大のヒット・シングルとなっています。
1982年のヒット曲を、19時ごろに。
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【The Eye in the Sky (1982)】
アラン・パーソンズ・プロジェクトの同名のアルバムからのシングル・カット。もともとコンセプト・アルバム主体のユニットなので、ヒット・シングルはそれほど多くはないですが、この曲が彼らとしては最大のヒットになりました(全米3位)。
5月16日(木)
今日の1曲 は、1970年代中盤にロンドンで結成されたハード・ロック系バンドがリリースした曲です。聴けば多くの人が、あーあれか、と思う曲なんですが。
この曲が有名になったのは1980年代に入って、アメリカのロック・バンドがカバーしたバージョンがヒットしたからなんですね。そちらは全米No.1を獲得しています。
今日のバージョン(オリジナル・バージョン)はシングル発売はされた(しかも最初はB面だったらしい)ものの、チャートに上ることはなく終わってしまったようです。
1975年のリリースのバージョンを、19時ごろに。
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【I Love Rock ’n’ Roll (1975)】
アロウズは1974年にロンドンで結成された英米混成のロック・バンドで、この曲は彼らの4枚目のシングルでしたが、チャートには入りませんでした。1982年にジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツがカバーして全米1位ヒットになりました。
5月17日(金)
今日の1曲は、1980年代前半のアメリカの女性R&B/ソウル・シンガーによるヒット曲です。これまで全米トップ100に50曲以上を送り込んでいるという人ですが。
この曲は同名のアルバムからのシングルで、アルバムのほとんどを当時一世を風靡していたあのグループのメンバーが書いた曲が占めており、今日の曲もそんな中の1つでした。
当人は、最初はこの曲のことを気に入っていなかったようですが、プロデューサーでもあったそのグループのメンバーを信じて歌ったら、アメリカばかりでなく世界的なヒットになったそうです。
1982年リリースのヒット曲を、19時ごろに。
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【Heartbreaker (1982-3)】
ディオンヌ・ワーウィックの同名のアルバムからのシングルで、全米10位(ACチャート1位)他世界的なヒットになり、彼女の最も売れたシングルの1つになりました。作詞・作曲はビージーズの3兄弟で、バリー・ギブはプロデュースも担当しています。
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。