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「今日の1曲」2024.02.24 - 03.01

2月24日(土)

今日の1曲 も1970年代前半のヒット曲として有名ですが、今日のはそのカバー・バージョンです。アメリカの男性ソウル・シンガーが放ったミリオン・セラー・ナンバーがオリジナル。

オリジナルと書きましたが、正確にはその前に別の男性シンガーがマイナー・ヒットさせてるようですけどね。で、今日のバージョンはまたまた別の男性ソウル/R&B系シンガーが歌ったカバーです。

今日のバージョンは1980年代終わりごろに発表され、全米総合チャートには入らなかったものの、R&Bチャートでは1位を獲得しています。今日はコンサートでのライブ映像で。

1989年のリリースでした。19時ごろに

【Show and Tell (1999)】
最初に歌ったのはジョニー・マティス(1972)だそうですが、翌年アル・ウィルソンが発表したシングルが全米1位となり有名になった曲です。ピーボ・ブライソンは1989年にカバーし、R&Bチャートで1位を獲得しました。映像は1999年のコンサートから。


2月25日(日) 

今日の1曲 は、1970年代半ば近くのアメリカの男性シンガーによるディスコ・チューンの大ヒット・ナンバー……のカバーです。オリジナルは、アメリカだけでなく世界中で大ヒットしまして。

当時ディスコに行かれた方々はまずたいてい耳にしていたんではと思います。トータルで1000万枚以上売上げたとかいう話です。ABBAの「ダンシング・クイーン」のバックの演奏はこの曲の影響を受けているなんていう話もあります。

今日のバージョンは、この曲を1990年代に入ってイギリスのダンス・ポップ系のバンドというかプロジェクトがカバーしたバージョンです。イギリス国内ではそこそこのヒットになりました。

オリジナルは1974年の大ヒット曲。今日のバージョンは1992年のリリースでした。19時ごろに

【Rock Your Baby (1994)】
オリジナルは1974年、ジョージ・マックレーによる2週連続全米1位を獲得した大ヒット・ディスコ・ナンバー。KWSというのはメンバーの頭文字を並べただけだそうですが、イギリスのダンス系のプロジェクトで、この曲で全英1位を獲得しています。


2月26日(月)

今日の1曲 は、1970年代の前半、アメリカの男性シンガー・ソングライターが生み出したフォーク・ロック/ソフト・ロック系のヒット曲……のカバーです。オリジナルの方は全米5位になるヒット曲でした。

この曲、色々な街を渡り歩く、流れ者的な男の視点から恋人の女性を自分の元に来させようと語りかける、そんな内容になっています。

で、今日のバージョンは、この曲を女性シンガーが歌う形になっていまして、当然のことながらその恋人に「流れ者なんかやってないで帰ってきなさい」というそんなところが強調される形になっています。

オリジナルは1974年のヒット曲。今日のバージョンは1976年のライブ・アルバムから。19時ごろに

【Please Come to Boston (1976)】
オリジナルはデイヴ・ロギンズ(ケニー・ロギンズのまたいとこになるそうです)の1974年のヒット曲。ジョーン・バエズは1976年のライブ・アルバムでカバーしており、ロギンズの男性視点からの歌詞を、女性視点に変えて歌っています。


2月27日(火)

今日の1曲 も、1970年代の男性シンガー・ソングライターによるフォーク・ロック系のヒット・ソング……のカバーです。オリジナルはその人のデビュー曲でしたが、全米チャート上位になるヒットになりました。

なんでも、元々別の曲を予定していたのにレコーディング・エンジニアが間違って録音を消してしまったので、この曲がアルバムに加えられ、それがシングル化されてヒットして、なんていう経緯だったとか。

今日のバージョンはこの曲を1980年代に入って、アメリカの女性カントリー・シンガーがカバーしたバージョンです。こちらもカントリー・チャートでそこそこヒットしました。

オリジナルは1971年のヒット曲。今日のバージョンは1980年リリースでした。19時ごろに。

【Sunshine (1980)】
オリジナルは1972年、ジョナサン・エドワーズという人のデビュー・シングルで、全米4位になるヒットでした。ジュース・ニュートンのこのバージョンは、彼女の5枚目のアルバムからシングル・カットされ、カントリー・チャート35位になっています。


2月28日(水)

今日の1曲 も1970年代のヒット曲のカバー・バージョン。今日の曲のオリジナルはアメリカの有名男性ロックンロール・シンガーのほぼ最後のヒット曲でした。

1970年代に入って過去の人扱いされてコンサートでブーイングを受けた、そんなことがあった経験をもとに書かれたとかいう曲でしたが、全米トップ10に入るサプライズ・ヒットになりました。

今日のバージョンは、その曲をアメリカの男性ロック・シンガー/ギタリストが2000年代に入ってカバーしたというもので、まあこういう曲を歌えるのは余裕がある証拠、ともいえますよね。

オリジナルは1972年のヒット曲。今日のバージョンは、2009年のアルバムに収録されています。19時ごろに

【Garden Party (2009)】
オリジナルは1972年、リック・ネルソンの最後のスマッシュ・ヒット(全米6位)となったナンバー。ジョン・フォガティは彼の8枚目のソロ・アルバムでカバーしており、イーグルズのドン・ヘンリーとティモシー・シュミットと一緒に歌っています。


2月29日(木)

今日の1曲 も1970年代のヒット・ソングのカバー・バージョンですが、今日の曲のオリジナルは、アメリカのソウル・コーラス・グループによるヒット曲。いわゆるシカゴ・ソウルの代表曲の1つ。

この曲、都会的というよりなんか牧歌的で、前からカントリーっぽい雰囲気があるなあ、と思っていたんですが、そうしたらオリジナルのリリースから約10年後に男性カントリー・シンガーがカバーしてまして。

カントリー・チャートではそこそこのヒットだったようですが、これが聴いてみるとなかなかいい感じなので、今日はこちらで。

オリジナルは1972年の全米No.1ヒット。1982年リリースのカバー・バージョンで、19時ごろに。

【I’m Sorry (1975)】
ジョン・デンヴァーの9枚目のアルバム “Windsong”(『風の詩』)からのシングル・カットで、デンヴァーの全米No.1ヒット曲としては最後のものになりました。全米総合、アダルト・コンテンポラリー、カントリーの3つのチャートで1位になっています。

https://youtu.be/Nqv9LBcKX7g?si=vNOgpL_dYY2m_HYx


3月1日(金)

今日の1曲 も、1970年代後半のヒット曲のカバー・バージョン。オリジナルはアメリカのソウル系女性シンガーと男性シンガーによるデュエット・ナンバーでした。

もともとは女性の方が、ソロで発表する予定だったのを、彼女のマネージャーの進めによってデュエットで歌うことになったそうで、結果的に全米2位に上るヒットになりました。

今日のバージョンは、2000年代に入って、今も活躍する男女のR&B系のアーティストがカバーしたもので、グラミーのR&Bデュオ部門で受賞もしています。

オリジナルは1978年のヒット曲。今日のバージョンは2004年のリリースでした。19時ごろに

【The Closer I Get to You (2004)】
オリジナルは1978年、ロバータ・フラックとダニー・ハサウェイのデュエットで全米2位となるヒットになった曲。ルーサー・ヴァンドロスとビヨンセのこちらのバージョンは2004年にリリースされ、それぞれのアルバムに収録されました。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。