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「今日の1曲」 2020.12.26 - 2021.01.01

12月26日(土)
今日の1曲 は1970年代の男性ソウル/R&Bシンガーによるヒット曲……のカバーバージョンです。1980年代から90年代を中心に活躍したイギリスのレゲエ・ポップ・バンドによるカバー。

このバンド、1980年代にイギリスでチャートインした週数が1位タイなんだそうです。214週だそうですけど。1位タイということは、同点1位がいたってことですけどね。

その同点1位というのは、マッドネスなんだそうで、イギリス人ってレゲエとかスカとか好きなんですねえ。まあ、ジャマイカ方面からの移民が多いわけですが。

1990年のヒット曲でした。19時ごろに。

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【Here I Am (Come and Take Me) (1990)】
オリジナルはアル・グリーンの1973年のヒット曲で、ソウルチャートで2位、総合チャートで10位となるヒットでした。UB40によるこのバージョンは、イギリスではあまりヒットしなかったものの、全米7位となるヒットとなっています。


12月27日(日)
今日の1曲 は1950年代、ロックンロール初期のヒットナンバーです。映画『アメリカ・グラフィティ』でも使われていた曲です。

ニューヨーク出身の男声コーラスグループの曲ですが、後には多くのアーティストがカバーしている曲でもあります。ビーチ・ボーイズもカバーしてました。

このグループのリード・ヴォーカルだったのは、登場まだ13歳の少年でした。残念ながら25歳の若さで亡くなってしまいましたが。

1956年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Why Do Fools Fall in Love (1956)】
フランキー・ライモン&ザ・ティーネイジャーズというグループのロックンロール初期のヒット曲で、全米6位まで上りました。ライモンは当時13歳だったそうです。この曲は、後にダイアナ・ロスやジョニ・ミッチェルもカバーしています。


12月28日(月)
世の中的には今日が仕事納めってところが多いのでしょうかね。あるいはもう26日から休みに入ってしまってる、という人も多いのかもしれません。一方で大晦日まで仕事って人もいるんでしょうけど。

お休みといえば、ということで、今日の1曲 はフレンチ・ポップスのスターによるお休みについての曲です。1970年代、この曲とその前の曲が日本でもヒットしたことで、来日公演が実現したんだそうですが。

で、当時高度成長時代だった日本に来るというので、このスターが要求したことというかモノがあったんだそうでして。まあ、本人は冗談のつもりだったのかもしれませんが……。でも案外真面目に言ったのかな?

ま、それはともかく、1972年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Holidays (1972)】
フレンチ・ポップスのスター、ミシェル・ポルナレフのヒット曲。「シェリーに口づけ」に続いてこの曲がヒットしたことで、来日公演が実現したのだとか。当時ポルナレフに「東京は空気が汚いので、酸素ボンベを用意しろ」と言われて、用意したそうですよ。


12月29日(火)
路上ライブとかいう言葉がありますね。まあ実際はホントの路上じゃないこともあるんでしょうけど、道端とか公園とか屋外でやる演奏ですね。英語ではバスキングといいますが。

そんな路上ライブをやっているうちに、人気が出て、そのままメジャーな存在になっていく人もいます。日本でいえば、ゆずみたいな人たちですが、日本以外にもいるわけでして。

今日の1曲 はニューヨークの地下鉄などの駅でバスキングをやっていたところ、それが次第に受けて有名になったインストルメンタルのトリオの演奏です。

最近出たばかりの動画で、19時ごろに。

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【Pink Yesterday (2020)】
トゥー・メニー・ズーズはNYの3人組で、2013年から地下鉄の駅などでバスキングをしていたところ人気となり、YouTube動画もバズってメジャーな存在になりました。彼らの最新動画はソーシャル・ディスタンシングを守ったパフォーマンス(笑)


12月30日(水)
ジャマイカの音楽というと、スカとかレゲエとかって話になりますよね。スカがまずあって、それから後にレゲエが生れてきたとか、わりとよく知られた話だとは思うんですが。

実はスカからレゲエに時代が移行する中間の移行期に生れたジャンルってのもあったんですね。年代で言うと1960年代後半あたりですが。感じとしてはゆったりとしたスカみたいな感じでしょうか。

今日の1曲 はそんな時代に活躍したジャマイカのグループの代表曲です。この曲、のちにあの女性シンガーがフロントを務めるロックグループがカバーして大ヒットさせています。

1967年の曲です。19時ごろに。

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【The Tide Is High (1967)】
スカからレゲエに以降する中間に位置するロックステディというジャマイカの音楽ジャンルのグループ、ザ・パラゴンズの代表曲。1980年にブロンディがカバーしてアメリカとイギリスでNo.1になったレゲエ・スタイルのバージョンが特に有名です。


12月31日(木)
あっという間にもう大晦日ですねー。1年も終わりです。そんなわけで、今日の1曲 は大晦日……とはなんの関係もない曲です。

主に1960年代に活躍した、メンフィス出身の4人組のR&B/ソウルのインストルメンタル・バンドによるヒット曲です。

この曲は、アメリカの公民権運動を扱った日本未公開の映画のサントラの中の曲でしたが、このバンドの代表曲の1つにもなっています。

1969年の曲でした。19時ごろに。

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【Time Is Tight (1969)】
ブッカー・T&ザ・MGs (ブッカー・T、スティーヴ・クロッパー、アル・ジャクソンJr、ドナルド・ダック・ダン)のヒット曲で、日本未公開の映画 “Up Tight” のサウンドトラックの中の1曲。それでは、皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。


2021年1月1日(金・祝)
あけましておめでとうございます!新春第1弾、元日の 今日の1曲 も別にお正月とはなんの関係もない曲でございますが、お正月っぽく少し華やかな曲にしました。

今はコロナのせいで、華やかさにもだいぶ陰りが出ているとは思いますが、あの大都会(に住む人)のことを歌ったディスコヒットナンバーでございます。

歌っているグループ(女性2人男性1人のコーラスグループ)もこの街の出身だそうです。今も活動してるみたいですが、オリジナルメンバーは1人もいないそうです(笑)

1977年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Native New Yorker (1977)】
ニューヨーク出身のディスコ・グループ、オデッセイの曲。オリジナルはフランキー・ヴァリのアルバムに収録された曲だそうですが、こちらのバージョンがヒットしてディスコ・クラシックとなっています。間奏のサックスはマイケル・ブレッカー。 


好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。