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「今日の1曲」2022.12.09 - 12.15

12月9日(土)

今日の1曲 のオリジナルは1970年代前半のアメリカの女性アーティストのヒット曲ですが、それを大物ジャズ・トランペッターがインストルメンタル・カバーしたバージョンです。

この曲のカバーとしては、1990年代にイギリスのアシッド・ジャズ・グループがヒットさせたバージョンが有名なんですが、今日のカバーはオリジナルがでてまだ数年のうちにレコーディングされています。

このトランペッターのスタジオ・アルバムに収録されましたが、今日は同じ曲を日本公演したときのライブ・アルバムに収められたバージョンで。

1975年のレコーディングです。19時ごろに。

【Midnight at the Oasis (1975)】
オリジナルはマリア・マルダー1973年のヒット曲でした。ブラン・ニュー・ヘヴィーズのカバーでも有名ですが、フレディー・ハバードは1974年のアルバムでカバーし、翌年の東京の郵便貯金ホールでのライブ・アルバムでも演奏しています。


12月10日(日) 

今日の1曲 は、1970年代前半に生れたイギリスのバンドによるヒット曲……のカバーです。1990年代に入ってからのカバー・バージョンでした。

オリジナルの方は、イギリスのバンドといいながら、アメリカのあるバンド風なサウンドで、英語もアメリカ風に歌っているという曲で、私なんか最初聴いたのがまだ高校生くらいでしたが、イギリスのバンドとは思っていませんでした。

今日のバージョンは、そんな曲を1990年代後半から2000年前後にいちばん人気のあったあの南の島出身のグループがカバーしたものです。日本でも結構人気ありました。

1996年のアルバムに収録されたバージョンでした。19時ごろに

【Beach Baby (1996)】
オリジナルは1974年ごろ、イギリスのバンド、ファースト・クラスがビーチ・ボーイズっぽく歌ったらヒットしたという曲。バハ・メンのこのバージョンは1996年のアルバムの中の1曲。これをバックに関根勤がモノマネするというプロモ盤があったらしい。


12月11日(月)

今日の1曲 は、1970年代前半のアメリカのロック・バンドのヒット曲です。チャート的にはあまり上位には行きませんでしたが、年間チャートでトップ100に入っているので、根強い人気があったのでしょう。

このバンド、メンバーがいわゆるネイティブ・アメリカンの人たちを中心に構成されていることで有名で、今日の曲を書いたのもネイティブ・アメリカンである2人の兄弟でした。

曲のテーマはネイティブ・アメリカンというよりも、いわゆるヴードゥーの魔術を操る女性のことを歌っているのですけどね。南部のスワンプ・ロック的な趣の曲です。

1971年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。

【The Witch Queen of New Orleans (1971-2)】
レッドボーンはロサンゼルス出身の、ネイティブ・アメリカンを中心としたメンバーで構成されたロック・バンド。“Come and Get Your Love” という曲がいちばん有名ですが、この曲も全米21位(全英で2位)というヒットでした。


12月12日(火)

今日の1曲 は1970年代前半のカナダ人シンガーソングライターによる全米No.1ヒット曲……のカバー・バージョンです。大ヒットした曲なので、カバーも沢山ある曲ではありますが。

今日のバージョンは、2000年代に入って日本の女性シンガーというか正式には彼女を中心としたユニットというかプロジェクトによるカバーです。まあほぼソロなんですけどね。

して最初配信オンリーでリリースされたものでしたが、後にアルバム収録もされています。オリジナルのアコースティックな雰囲気を残したカバーになっています。

2010年のアルバムに収録されています。19時ごろに

【Heart of Gold (2010)】
Superfly の、もともとは配信限定のライブ・アルバムに収められていた1曲で、後に大ヒットしたアルバム “Wildflower & Cover Songs: Complete Best ‘TRACK 3’” に収録されました。オリジナルはもちろんニール・ヤングの1972年の大ヒットソング。


12月13日(水)

今日の1曲 は、1970年代中ごろにアメリカの人気ロック・バンドによって歌われたヒット・シングル……のカバー・バージョンです。オリジナルは全米トップ10入りする大ヒットだったのですが。

この曲の作者でもありリード・ヴォーカルを歌った人が、他のメンバーからコンサートで歌うのを強制されるのを嫌がって喧嘩になり、結局その後脱退してしまった、なんて逸話のある曲でもあります。

今日のバージョンは、その曲を1980年代に入って、カントリー系男性シンガー2人がカバーしたもので、彼らのデュエット・アルバムにもタイトル・チューンとして収録されたものです。

1983年のアルバムから、19時ごろに。

【Take It to the Limit (1983)】
オリジナルはイーグルズの1975-6年のヒット曲。ウィリー・ネルソンとウエイロン・ジェニングズのこのカバーは、彼らのデュエット・アルバムのタイトル・チューンとして収録され、シングルはカントリー・チャートの2位になっています。


12月14日(木)

今日の1曲 のオリジナルは1960年代にアメリカの男性デュオ・グループが歌ったものでした。そのバージョンはアルバムの中の1曲として収録され、シングル化はされなかったのですが。

それを、イギリス(スコットランド)のロック・バンドがカバーしたバージョンが1970年代にヒットして、有名になりました……が、今日のバージョンはそれではなく、1990年代に入ってからのカバーです。

歌っているのは、アメリカの女性ロック・シンガーで、彼女のカバー曲を集めたソロ名義のアルバムに収録されています。

1990年リリースのアルバムから、19時ごろに。

【Love Hurts (1990)】
オリジナルは1960年のエヴァリー・ブラザーズのアルバムに収録された曲で、スコットランドのバンド、ナザレスが1970年代にヒットさせたバージョンが有名。ジョーン・ジェットのこちらのカバーは1990年のカバー曲を集めたアルバムに収録されました。


12月15日(金)

今日の1曲 は、1970年代後半のヒット曲で、カナダの男性ロック系シンガーソングライターによる全米No.1を獲得したナンバーです。

このアーティストは、元々あるグラム・ロック・バンドのフロントマンをしていて、ヒット曲もあったのですが、独立して、ソロ名義で活動するようになった直ぐ後の曲でした。

いわゆるパワー・ポップ系のキャッチーな曲で、それがヒットの要因といえるわけですが、元々はこのアーティストがロサンゼルスの街で見かけた光景に衝撃を受けて書いたものだそうです。

1978年のヒット曲でした。19時ごろに

【Hot Child in the City (1978)】
カナダのグラム・ロック・バンド、スウィーニー・トッドのフロントマンだったニック・ギルダーの2枚目のソロ・アルバムからのシングル。全米1位にとなるヒットになりました。彼がLAで未成年の娼婦たちを見た経験から書いた曲だそうです。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。