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「今日の1曲」2022.09.17 - 09.23

9月17日(土)

定番のコード進行ってありますよね。カノン進行とか、王道進行とか、小室進行とか、I-VI-II-V進行とか。

今日の1曲 のコード進行もそんなモノのひとつでして、1980年代のアメリカのヒット曲なのですが、特に最近のJ-POPで多用されていますね。

そんな曲を、現在のJ-POPシーンをリードしているあの男性アーティストかカバーしている動画でどうぞ。

2017年まだメジャー・デビュー前のYouTube配信。19時ごろに

【Just the Two of Us (2017)】
グローヴァー・ワシントンJr.(歌はビル・ウィザーズ)の大ヒット曲で、このコード進行は今のJ-POPに大きな影響を与えています。こちらの藤井風によるカバー・バージョンはメジャー・デビュー前のYouTubeチャンネルでの配信映像から。


9月18日(日) 

今日の1曲 は、1980年代後半にとくに人気のあったアメリカの女性シンガーのヒット曲の1つです。今日はカバー・バージョンじゃなくて、オリジナルの方で。

この人、日本では(というかまあアメリカでも)アイドル的な人気のあった人ですが、実は今日の曲も含め、自分で曲も書いているソングライターでもありました。

現在でも活動は続けていて、女優としても活躍しているようですが、歌手としてもまだ現役でレコーディングもしているとのことです。

そんな彼女の1988年のヒット曲を19時ごろに。

【Shake Your Love (1988)】
1980年代後半のアメリカのアイドル的シンガー、デビー・ギブソンのヒット曲。作詞作曲もギブソン本人でした。ミュージック・ビデオの振付けはポーラ・アブドゥルだそうです。今もシンガーとして活動しているようで、今年もアルバムが出る予定。


9月19日(月・祝)

今日の1曲 は、ラテン風味のロックンロール・ナンバーとして一般には有名なヒット曲なんですが、それとはまたかなり違った趣のバージョンです。

元々この曲は、メキシコの伝統的なフォーク・ソングなのだそうで、何人かで即興の歌詞をつけて掛合いしたりとか、そんな歌われかたをしていたようです。

それを(当時の)現代風なアレンジにして歌ったのが、われわれが良く知っているバージョンということらしいです。今日のバージョンは、アメリカの男性歌手の歌で、よりオリジナルに近いのではと思われます。正確なことは私もよく分かりませんが。

1960年、なんと日本公演での映像で、19時ごろに。

【Bam Bam Bamba (La Bamba) (1960)】
「ラ・バンバ」はリッチー・バレンスやロス・ロボスのロックンロール風なバージョンが有名ですが、元々はメキシコのフォーク・ソングだそうです。このハリー・ベラフォンテのバージョンは1960年の東京公演での映像とのことです。


9月20日(火)

今日の1曲 も、昔のヒット曲のカバー・バージョンなんですが、今日の曲は元々、1960年代に生れたカントリー/フォーク系の曲でした。その当時はシングルカットもされず、ヒットしたというものではなかったのですが。

その後、多くのアーティストにカバーされ、1970年代に入って、イギリスのハード・ロック・グループがカバーしたバージョンが世界的にヒットしたことで、より知られるようになりました。

今日のバージョンは、つい数年前に、現在活躍中のジャズ・ギタリストがカバーした、インストルメンタル・バージョンです。

2019年のアルバムから、19時ごろに。

【Love Hurts (2019)】
オリジナルはエヴァリー・ブラザーズ(1960年)で、ナザレスがカバーして1974年に世界的にヒットさせたことで有名な曲。このジュリアン・ラージのギター・トリオによるバージョンは2019年のアルバムのタイトルチューンとしてレコーディングされました。


9月21日(水)

今日の1曲 はこの前久しぶりに聴いて、懐かしいなあと思ってしまったんですが。よくよく考えると2000年代に入ってからの曲なんですよね。

まあ、もう2000年代に入ってだいぶ経つわけで、そりゃ懐かしく思うことがあっても不思議じゃないんですけどね。アメリカのこれまで最も売れたバンドの1つとも言われるポップ/ロック/ファンクいろんな要素の混じったバンドの曲。

彼らの音楽の定義がなかなか捕らえ所がなくて、メンバーがロックなんかどこに行っちまったかねえ的な発言もして、色々批判されたりもしてましたが。

2004年、彼らのデビュー・アルバムからの大ヒット曲を、19時ごろに。

【This Love (2004)】
ずいぶん昔の曲な気がしますが、2000年代に入ってからの曲なんですな。それでも20年近く前ですが(笑)マルーン5のデビュー・アルバムから、グラミー賞も獲得したヒット曲。少々際どいシーンがあり、ちょっと物議を醸しました。閲覧場所などご注意を。


9月22日(木)

今日の1曲 は、1980年代に大ブレイクした女性歌手の1980年代後半のヒット曲の1つです。彼女の曲の中で最も代表的な曲ってわけでもないですが。

彼女が主演した映画があって、そのサントラのためにどうしても曲が必要ってことで、過去のアルバムの制作仲間に声をかけて作ったという話です。

そんな曲ですが、当時の彼女の人気もあって、映画のタイトルを関した曲同様にこの曲も全米2位(ダンスチャートでは1位)になる大ヒットになっています。

1987年のヒット曲です。19時ごろに。

【Causing a Commotion (1987)】
マドンナが主演した映画『フーズ・ザット・ガール』のサントラに収められた曲で、曲の内容は当時の夫だったショーン・ペンとの関係をベースにしているのだとか。二人はほどなく別れることになりますが、この曲は全米2位に上るヒットでした。


9月23日(金・祝)

今日の1曲 は、あのイギリスのギタリスト/シンガーの1990年代初頭の大ヒット・ナンバー……のカバーです。このアーティストの最大のヒット曲といわれ、日本でも大ヒットした曲でした。

今日のバージョンは、ある別のロック・アーティストが主導したチャリティ・プロジェクトのためにレコーディングされたもので、多くのアーティストが参加した「ウィー・アー・ザ・ワールド」的なやつです。

どんなチャリティかというと、ある自然現象による災害の被害から子供たちを救おうというもので、子供の死が背景にあるこの曲が選ばれたのは、理解できるところではあります。

2005年リリースのバージョン。19時ごろに。

【Tears in Heaven (2005)】 
オリジナルはもちろんエリック・クラプトンの大ヒット曲ですが、こちらのオールスター・バージョンはオジー・オズボーンと妻のシャロンの呼び掛けでレコーディングされた、東南アジアの津波被害救済のためのもの。参加メンバーは動画の概要欄に。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。