令和元年 日田祇園祭
本日は土用の丑の日という事で・・・昨年、日田祇園祭の合間にうなぎ飯弁当を頂いたいた屋本家さんの写真をTweetした流れで、noteには日田祇園祭の写真を纏めていきたいと思います。
国の重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産に登録されている日田祇園祭。
曳山行事は毎年2日間行われ、私が伺ったのは1日目である令和元年7月27日。
この日は朝まで熊本市で仕事だった為、終業後にすぐさま日田まで向かい、何とか山鉾が練り歩いている所に出くわす事が出来ました。
日田における祇園信仰はおよそ500年前に悪疫鎮護の願いを込めて始められ、正徳4年には現在のような山鉾が奉納されています。
素戔嗚尊を祭神とする豆田地区の豆田八阪神社・隈地区の隈八坂神社・竹田地区の竹田若宮神社の三社の祭礼行事であり、今回は初めての日田祇園祭という事もあって、何度か訪れた経験からある程度の道は把握している豆田地区の曳山行事を拝見する事にしました。
昨年、33年振りに復元新調された中城町の山鉾。
各部の寸法は以前と変わりませんが、耐久性を高める為に柱は以前より太くなっています。
高さは7.4m。
見送り幕『玄武』は平成28年に復元新調。
ちょっと小走りになりながらも、中城御旅所に到着。
一昨年、30年振りに復元新調された豆田下町の山鉾。
約20年前に見付かった江戸時代の山鉾の部材、明治32年の山鉾新調時の文書を基に設計。
高さは全盛期の姿に近い最大7.37mで可変式となっており、全体にケヤキ材を使用。
見送り幕『鳳凰』は平成27年に復元新調されています。
多種多様の豪華絢爛な山鉾たち。
ズラリと並ぶと、より迫力が増します。
御旅所で小休憩した後は、また町を回りながら各々の山鉾納所に帰っていきます。
平成26年、124年振りに復元新調された豆田上町の山鉾。
明治時代の姿が復元され、高さは7.8mと豆田地区で1番高い山鉾です。
見送り幕『鯉の滝上り』は天保11年製作。
平成29年、30年振りに復元新調された港町の山鉾。
可変式の山鉾で、最大の高さは調べてみたのですが分からず・・・お話した曳き手さんに伺えば良かった;;
見送り幕『牡丹に唐獅子』は平成22年に復元新調。
折角なので御旅所を最後に出発した港町の山鉾を、納所までお見送りする事に。
建物が密集している細道を、巧みな腰切り(方向転換)でドンドン進んでいく様子は圧巻です。
町中を抜けると、青空と青田と山鉾と言う素晴らしき風景へ。
無事納所へ到着!
余談ですが、ずっと追いかけていたらか港町の曳き手さんから八坂神社のお守りを頂いてしまいました。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます!
夜の部まで、暫しの休憩へ。
そして、夕暮れ時。
提灯を飾り付けた晩山が集まってきます。
日中とは打って変わって、物凄い人の多さ。
晩山のみを見に来る方が多いようだ。
あまりの人の多さに橋には近付けそうになかったので、晩山が動き出すのを待ちます。
ISO400フィルムなので、夜間の動体撮影はちょっと難しい。
この日はレンズを換えたフィルムカメラ2台持ちで、魚眼レンズを装着した片方のカメラを日中の設定のまま撮影してしまったので、有り得ない位流れてしまった・・・が、これはこれで良いなと(笑)
日中とは違って妖艶な姿の山鉾。
威勢のいい掛け声と共に大きく揺さぶられる晩山・・・これは写真では伝わらないであろう凄まじい迫力で、見学客の歓声と拍手で辺りは包まれます。
夜の部、納所へのお見送りは豆田上町の山鉾に。
昨年は最後の写真を撮影した時点から来年も来ようと心に決めていましたが、残念ながら今年は中止との事で・・・
しかしまた開催される年には、必ず伺おうと思います。
最後まで読んで頂き、有難うございます。
【撮影機材】
Canon EOS-1V
Canon EF8-15mm F4L Fisheye USM
Canon EF17-40mm F4L USM
Canon EF24-105mm F4L IS USM
Canon EF50mm F1.4 USM
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