見出し画像

でき太くん三澤のひとりごと その118

◇ まさに、ひとりごと。


あまり間隔をあけずに、2人の女性から同じことを言われました。


「お母さんと食事をしたりしながら、お話をしたほうがいい」


別に私は占いにはまっているわけでも、新興宗教の勧誘を受けているわけでもありません。

ごく普通の女性の方2人に、同じことを言われました。


確かに、コロナの影響もあって3年以上実家にはもどっていません。
だから、母とも家族とも3年以上会っていないことになります。

そういう状況をあまり知らない人、2人に、同じ話をされるというのは、どういうことなのだろう?


何か意味があるのだろうか?


そこでちょっと私と母の関係について考えてみたのですが、私と母は普通の親子と違った、ちょっと変わった関係だと思います。

母がガンになる前、私が東京に住んでいた頃は、数ヶ月に1度くらいのペースで、お互いのお気に入りのお店でお酒を呑んだりしていました。

母が好きなイタリアンレストランで、チーズをつまみに、ワインを呑んだり。

お互いにお酒は弱くはなかったので、あっという間にボトルが空いてしまったのを、顔を見合わせて笑ったり。

実に変わった親子関係だと思います。


話の内容は、主に「生き方」についてでした。

どういう生き方をしたいのか。

自分の人生を何に使っていくのか。

そして、母の生い立ちについてもいろいろと話をしてくれました。


母の生い立ちは、私が聞いてもかなり壮絶なもので、決してここでは書けませんが、母がなぜ「男まさり」と言われるような生き方をしてきたのかが、その生い立ちから伺えます。

そんな母との有意義な時間を過ごしてきた中で、ひとつはっきり覚えていることがあります。


「あなたは、あなたのやりたいことをとことんやっていきなさい」

「親のこと、家のことなど考えなくていいから、とにかく自分のやりたいことを、とことんまでやりなさい」

「お母さんのことなど一切考えなくていいから、自分のことだけを考えて、とことんやりたいことをやりなさい」

「お母さんは、あなたがやりたいこと、そしてあなたの人生に絶対介入したりしないから、とことんやりなさい」


なぜ、母はそんなことを言ったのか。

それはたぶん、母はいろいろな事情があって、自分を押し殺して、我慢して、気を遣って、自分のやりたいことがとことんできなかったのだと思います。

だから、自分の子どもにはそれを絶対にしてほしくはない。

そういう想いで、語ったのだろうと思います。


今の私は、自分のしたいことだけをしています。

3年以上も母に会う時間を作りもせずに、ただただ自分のやりたいことだけをとことん続けています。

「お母さんと食事をしたりしながら、お話をしたほうがいい」


なぜこのようなことを言われたのか、まだはっきりわかりませんが、きっと母は、今の私に満足してくれているのではないかと思います。

母に言われたように、とことん取り組んでいますから。

きっと会って話をするとしたら、そのことを伝えるのだろうなと思います。


バックナンバー
🔸私の母
https://note.com/akio_mw/n/nc4b70260036a

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?