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でき太くん三澤のひとりごと その89

◇ 私の目標

昨日は実践教室があり、小学生から中学生の学習指導をしました。

その際にふと気づいたこと。

私が普段使っている「ことば」には、まだまだネガティヴな言い方が残っているということ。

「あ、この問題の計算式は、例題にあるように、同じようにまねをして式を書かないとダメだよ。暗算せず、式をひとつ一つ書こうね」

子どもとの会話の中でのこの「ダメ」という部分に、ちょっとネガティヴな印象を与えてしまうような感じがしたのです。

同じことを伝えるなら、こんな言い方もあるはずです。

「例題にあるように、式をひとつ一つ書いていくと方程式の安定感はグッと増していくよ。暗算せず、式をひとつ一つ書くといいね」

このほうが子どもは前向きになって、やる気も向上してくるように思います。

私が日々至らないながらも目標としていることは、子どもたちが私と一緒にいることで、やる気になったり、苦手に挑戦できるようになったりすることです。

一緒にいるとモチベーションも上がり、お互いに良い影響を与えることができる。

私と時間を共有することで、どんどん前向きになれる。

そんな存在になりたいと日々考えております。

毎日子どもと一緒にいると、ついつい子どものできていないところに目が行きがちで、相手のためを思って言っているつもりが、知らず知らずのうちにネガティヴな言い方になってしまうことがあるものです。

ネガティヴな言い方をされた子どもは、気分をわるくして部屋にこもり、口をきかなくなったり、反発して口ごたえしたり。。。

子どものためを想って、子どものことが心配で言ったことなのに、苛立ちの感情をのせてしまったりして、本当の自分の想いがなかなか伝わらなかったり。。。

こういう環境を変えていくには、まず私たち自身から変えていくのが一番よいと思います。

もしおうちのお父さん、お母さんも、私が日々心がけていることを実践してくれたら、おうちの雰囲気はグッとよくなって、家庭学習の質も、効率もグッとよくなるように思います。

まずは普段自分が使っている「ことば」から細かく見直してみて、ちょっと気になることがあれば前向きな言い方、子どもがやる気になるような言い方に変えてみる。

自分と時間を共有することで、子どもも、家族も、友人も前向きになっていく。

そんな存在に自分がなるには、どうしたらよいのか。

それにはまず、普段自分が使っている「ことば」から見直してみる。

このことをみんなが始めてくれたら、私はとてもうれしいです。


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