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パラグライダーで墜落。そして入院。その22 ~言葉していく、大切さ~

<言葉していく、大切さ>

墜落して1ヶ月と12日頃のお話です。
墜落後、沢山の人から応援メッセージをもらいました。その中には自分がすごく頑張っていたこと、努力をしていたことに対して「あなたのそういう姿、見ていたよ。私はすごく頑張っていたことを知ってる。」と言ってくれる人がいて、めちゃめちゃ救われました。

そうやって頑張っていることや努力していることを認めてもらえることって人間にとってはすごく大切なことだと思うんです。

そういうことは言葉にしていったほうがいい。
言葉にしていく大切さを改めて感じました。

あなたの周りでも、頑張ってくれている人っていると思うんです。それは家族だったり、仕事先の人かもしれません。色んな形があると思いますが、そういう人に感謝の言葉だったり、応援する言葉をかける事って凄く大事だと思うんです。

その一言で救われます。
凄くエネルギーがでてくるんです。
そういうサイクルは沢山あったほうが絶対いいに決まってる。

入院中はどうしてもそういうことを感じたり、考えてしまう環境なんでしょうね。そこは今後自分が行きていく中でやっていくべきことだと強く思いました。

<入院している今、言葉をかけるべき人は?>

墜落してからずっとサポートしてくれている家族、そして応援してくれている周りの人へ感謝の言葉をかけていこうと思ったことは当然です。そして伝えるように意識していきました。

でも、それ以外にも自分の周りで関わっている人は沢山います。それはたと
え入院中でも言えることですよね。看護師さん、療法士さん、ケアスタッフさん。本当に沢山の方と関わります。その人たちにも言葉を書けていくべきだと思いました。

ちょっと看護師さんにフォーカスして話をしていきたいと思います。
看護師さんには入院生活をしていく中で医療行為から、ちょっとした生活のサポートまで幅広く対応して頂きます。しかもサポートの部分は患者の状態によってニーズが変わってきます。患者一人ひとりに合わせなきゃいけません。なのでとても仕事内容が広いですよね。しかも勤務時間も不規則。とても大変な仕事だと思います。頭が下がります。

一方で看護師は仕事の幅が広すぎて入院している患者から見ると、看護師は日々の生活のサポートをしてもらうのがメインといった感じの位置づけになってきます。

人間っというのは怖いもので、日々の事となると、「 あたりまえ」という気持ちがどうしても出てきてしまうこともあります。やっている仕事の大変さ、そしてその仕事が生み出している素晴らしい価値の割に評価されづらいのでは?と思いました。

簡単に言い換えると、仕事はめちゃめちゃ大変なのに、患者にとってはなくてはならない存在なのに、、、その割に感謝の言葉をかけてもらう機会って少ないのじゃないかと思いました。

だったら、まずは自分がそういう言葉をかけるべきなんじゃないかと思いました。やはり、まずは一つ一つしてくれた事に感謝の言葉をかけること。話す時も敬意をもって話すこと。でもこれはもう当たり前の話。

なので自分はもう一歩踏み込んで見ることにしました。
看護師さんに対して「いいな」と思う部分を伝えるようにしました。

例えば

・細かい事に気づいてくれるし、仕事がテキパキしていてすごく早い。すごく仕事ができる人なんだなって思っています。何かお願いをする時も安心感があります。ありがとうございます!

・朝の挨拶から、何か作業してもらう時までいつも笑顔だし、すごく楽しそうに作業してくれるので、こっちまで元気が出てきます。ありがとう!

といったことを伝えるようにしました。看護師さん、すごく喜んでくれました。そのエネルギーはきっと循環していくはず。

<言葉にしていこう!!>

改めて、そういうことを言葉にしていく大切さを感じました。

みなさんの周りにも言葉をかけるべき人が沢山いるはずです。
感謝の言葉、ほめる言葉、応援の言葉。なんでもいい。何かプラスのことを思っているのなら、恥ずかしがらずに言葉にして伝えてください。

なるべく具体的にね!!!

死にかけて見えてきたこと。
沢山ありますが、大きなこともあれば小さなこともある。
「言葉にしていく」というのは小さなアクションですが、積み重ねていけば大きな大きな違いになっていくはず。

もう一度言います。
そういうサイクルは沢山あったほうが絶対いいに決まってる。
だから自分はこれからも言葉にしていく人間でありたいと思います。


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