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歴史的転換点②


NATO(北大西洋条約機構)

 North Atlantic Treaty Organizationの略で、英語読みでは【ネトー】のはずが、なぜか日本で【ナトー】と発音されている。まさか、あの伝統的な商品と関連はないだろうなぁ・・・

 本日(2022.0518)、フィンランドとスウェーデンは正式に加盟申請を行った。承認されれば、32カ国になる。
 NATOはソビエト連邦(ソ連)との対立が増す中、英と米が主体となり、1949年4月4日に結束させた。初代事務総長は「米を引込・露を締出・独を抑込」の発言の通り、露のみならず独への対処療法でもあった。
 西欧諸国はNATOの枠で、米の巨大な影響力を受けることになったが、米の強大な軍事力の傘下に潜ったことによって、安定的な経済成長をもたらすことができた。「冷戦」の名の通り、米の庇護の元、第三次世界大戦は起こらず実戦を免れていた。なぜなら、一国が攻撃を受けてても、全加盟国へ宣戦布告(集団的自衛権)●●●●●●になるため、手を出す時のは慎重にならざる得ないだろう。

 1989年、マルタ会談で冷戦が終わり、NATOにとっては大きな転機を迎えた。そして、大ロシア帝国を復興を目論んでプーチン大統領によってNATOの更なる拡大をもたらした。下図を御覧ください

 ソ連崩壊前後のNATO加盟国増加数を表した図。
明らかに、崩壊後・独裁者誕生によって、加盟国が増えた。少なくとも私はそう見える!

 先日、沖縄返還50周年の式典だった。祝う人たち、祝わない人たち、無関心の人たち、この歴史的転換点に立って、どんな心境で生きて行きたいだろうか。もう一度、手を胸に当て考えてほしいと願うばかり

つづく!

※画像はグーグル・アースより

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