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「これならわかる!」 歴史劇の豆知識①

「脳が喜ぶ!美味しいシェイクスピア」へようこそ!
この記事は無料でお読みいただけます。

はじめに

おそらくシェイクスピアに抵抗を感じる原因の第一位 が
「歴史劇」 というジャンルだと思います。
(※歴史劇とは昔のイギリスを舞台にした 王様たちのお話です。)

・地名も人名も横文字ばかりで長いし数も多い
・一人の人間がいろんな呼び方をされて混乱する
・異国の文化 ルールがわからない

などなど。
あぁ、、書いている私自身 もう読む前から嫌いになりそうです 歴史劇。
そういえば子供の頃 図書館でシェイクスピアを読んで 寝落ちしたことを思い出しました。

でもご安心ください。
まだ親しみのない貴方でも わかるように シンプル解説していきますからね。
これで睡魔とおさらばできるはず!


名前の意味

今回は人名の基本的なルールをみていきましょう。

ランカスター公爵ジョン・オヴ・ゴーント

笑けるくらいに長い名前ですね。
しかも意味不明です。
こんな感じの名前が作中ではたくさん登場するわけです。
ストレスすごいですね。物語どころではありません。

でも大丈夫!

これ、日本に例えたらとても簡単なルールなんです。
下のように細かく分けて みていきましょう

  1. ランカスター公爵

  2. ジョン

  3. オヴ・ゴーント


まずは

1. ランカスター公爵

ランカスター」は地名
公爵」は肩書きです。
つまり、ランカスター地方を治める公爵 というわけです。

【日本に置き換えよう!】
ランカスター = 東京都
公爵     = 知事

ということになります。
(※イメージしやすいように 雑に置き換えています)

どうでしょう?
急に親しみが湧きません?

次に

2.ジョン

これは本名のファーストネームです。

【日本に置き換えよう!】

ジョン = 二郎

つまり、
東京都知事の二郎さん」です。
だいぶ正体がわかってきましたね〜。

3.オヴ・ゴーント

はい、一見ややこしいですが 覚えてしまえば簡単。
これは「ゴーント」という場所で生まれた、ということなんです。
(※オヴはof つまり[〜の]という意味です。)

ではこれも、

【日本に置き換えよう!】

オヴ・ゴーント = 中央区生まれの

はい、全部揃いましたね!
全てをつなげてみましょう。

【結論】

「ランカスター公爵ジョン・オヴ・ゴーント」さん

「中央区生まれの 東京都知事 二郎」さん

という人でした!
なんか履歴書みたいな名前ですね。

他の貴族の皆さんも

「治めている地名」+「肩書」+「本名」+「出身地」

の順番で名前がついています。
ヨーク公爵エドマンド・ラングリーとかね。

なので!

わからん単語が出てきたら、
「あぁ、これ多分治めている場所なんだなぁ」と思って軽く流しておきましょう。

さて、
こんな感じで イングランド貴族はみんな
名前をみれば その人間の情報がわかるようになっています。

それを作中では、「おい都知事」、とか「二郎さん」とか呼んでいるのです。
(※慣れてきたら [互いの呼び方で関係性を考える] のも楽しいかもしれません。)



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