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家族のかたち

映画「メイジーの瞳」を見て思ったこと。

主人公は6歳のメイジー。両親が離婚をし、10日間ずつ父親と母親の家を行き来する生活に。両親ともにメイジーのことを考えたのか、若い相手と再婚をします。しかし、そこには愛はなく長くは続きませんでした。ただ、両親の再婚相手たちのメイジーへの愛は本物で、いつしかその2人と楽しく生活をするようになりました。

この映画を見て思ったことは大きく2つあります。

それは、
アメリカ(海外)と日本の文化の違い
についてと、
血の繋がり以上に大切なものがある
ということです。

まず、文化の違いについて、日本は親が離婚した時、高い確率で親権を獲得した側のみが子育てをし、片親にしか会えない場合も多いです。しかし、欧米では基本的に親が離婚しても両方に親権があり、親の家を行き来する場合が多いです。

また、義理の親を”義理”だと隠すこともありません。メイジーが小学校でリンカーンのことを「新しい義理の父親です。」と紹介していて、それに対してクラスメイトが「僕にも義理の父親が2人います。」と言ったのを聞いて、日本では考え難いなと思いました。

それぞれの考え方があると思うので、どちらが良くて、どちらが悪いと言いたいわけではありませんし、正直なところどっちでも良いと思っています。しかし、このような文化や考え方の違いを知ることは興味深く、大切なことなのかなと思っています。

次に、血の繋がり以上に大切なものがあるということについてです。

私は生まれて来た全ての子どもに幸せになる権利があると思っています。ですので、子どもを産むことに対して、かなりの責任感を感じていますし、虐待やネグレクトをする親や、経済的に子どもを育てられない親は本当に無責任だと考えています。

養子は賛成派なので、もっと日本での養子の受け入れが増え、養子への偏見がなくなれば良いなぁと思います。

この映画のメイじーは実の両親への愛を忘れた訳ではありませんが、最終的に自分で親と一緒に暮らす選択をせず、自ら離れて行きました。それは、全く血の繋がりのない義理の両親に多くの愛で育てられたからだと思います。

つまり、血の繋がりよりも気持ち(想い)の方が重要だと考えています。

映画のストーリー展開としては、正直どうなの?って思う部分もありましたが、いろんなことを考えさせてくれる映画でした。

何よりメイジーが可愛くて、癒されました。

家族、愛、夫婦、親子、などについて行き詰まっている時に見てみるのも良いかも知れません。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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