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単語の暗記術の革命!?out in out で一時記憶を長期記憶に変換する

こんにちは、今回は英語の単語学習についてのお話しです。英語初心者から上級者まで英語学習において全ての方が行き着く悩みの先は語彙の増やし方だと思います。

言いたいことの英語がわからなくてその場で辞書を使って調べた言葉だったり、テストや試験の為に暗記した単語などはしばらくしたら忘れてしまったりしませんか?
結果、前に覚えたはずなのに思い出せない。。となってまた暗記する。そしてまた忘れるを繰り返す。

誰だってこのような経験はあると思います。

もし仮に一度記憶したことが定着していれば、この繰り返し暗記の檻から抜け出せたら、かなり効率よく語彙を増やせると思いませんか?

結論から言いますと、ある法則に沿って単語暗記すればそれは可能です。

本稿では単語暗記の効率を加速化させる、一度覚えたら忘れない暗記の法則を順を追ってお話しして行こうと思います。

1. そもそも忘れる理由とは?

人の脳というのは凄まじくハイスペックで毎秒あらゆる情報を頭の中に一時記憶しているそうです。

しかし、この一時記憶メモリの容量には限界があるので、寝ている間に記憶の整理が行われます。その際にあまり使用していない一時記憶メモリは優先的に忘れていき使用回数の多いメモリがアップデートされ一時記憶から長期記憶に更新されます。長期記憶に更新されたメモリはあなたにとって必要なメモリとして認識されていて半永久的に残ります。

英語の単語学習においてもその単語が普段から頻繁に使用していたり、よく耳にする単語というのは自然に頭に定着していきます。

逆に試験やテストの為に覚えた単語などは、専門色が強まってくるほど、記憶から呼び起こされる回数も少ない為、一時記憶として時間の経過と共に脳が必要ないと判断して、忘れてしまうわけです。


2. 自分に関連のあることは定着しやすい

上記のことから忘れやすい記憶と定着しやすい記憶との違いは
自分にとっての関連性の大きさです。


仕事や日常で使う言葉というのは普段からある程度決まった範囲の中の語彙しか実は使っていなかったりします。
例えば、IT関係の仕事をしている方ならIT用語を普段からよく使うので、その範囲の中で出てくる語彙に関してはどんどん覚えるし、どんどん詳しくなります。

逆にそれ以外の分野の語彙は使わないので、仮にいくつか覚えていても、いざ実戦で使えるタイミングが来ても咄嗟に出てきません。

英語の語彙においても、興味ある分野や日常会話の中でよく話題にする話から語彙が定着していくわけです。


3. out in out の法則

上記のことから単語を暗記するには、脳内で一度覚えた語彙を自分と関連性があると判断させることが重要になってくるわけです。

特に日常的に使わない語句は無意識にはまず定着しません。
なので長期記憶に変換するにはテクニックが必要になってくるわけです。

そのテクニックとは以下の3つです。

1.  無理やりアウトプットする。
2. 自然に使うために必要なインプットをする。
3. 自然なアウトプットに変換する。

順番に解説していきます。


 1. 無理やりアウトプットする。

一時記憶を長期記憶に変換するにはまず使用回数を増やす必要があります。
つまり、書いて覚えるよりもとにかく実戦した方が定着するのが早いです。

なので覚えた単語がどれだけ使いにくくても、まず手探りに普段の会話の中で使ってみます。
最初は間違いなく使いにくいでしょうし、不自然な言い回しになると思います。

そしておそらく使っているとある問題がおきます。

例えば、英検やIELTSなどで出てくる単語は日本語訳しても意味がわかりずらいので、相手が単純にその単語を知らなかったり、または不自然すぎて相手があなたの伝えたい意味を理解してくれないということです。

それでもアウトプットをやめないでください。すると自分の中でこの単語を使う為にどうすればいいかが見えて来ます。


 2. 自然に使うために必要なインプットをする。

私は昔、IELTSの勉強をしながら語学学校ではEAPコースを受講していたので、難しいテーマで普段しないスピーチ方式で話す機会が週に3回ほどありました。

その際そのテーマを理解して、まず自分の言いたいことを整理します。
そして言いたいことを伝える為に新しい単語を学習していました

そしてその単語がクラスメイトが知らなさそうなら、意味を日本語で覚えた後に英英辞書を使ってその単語の意味を英語でわかりやすく説明できるようにしていました

つまり新単語を自然にわかりやすく伝える為に必要なインプットを追加でしていました。

この作業を行うことで新しい単語=自分の知ってる単語で説明できる

この状態を作ることですでに定着してる記憶と結びつき、関連性が生まれるということです。


 3. 自然なアウトプットに変換する。

1と2の行程を行ったらあとはどんどんアウトプットしましょう。つまり会話の中で使ってください。
すると徐々に自分の定着している語彙と新しい単語が関連付いていきます。
最初は不自然で決まりの悪く感じた単語や表現も自分の使いやすい型に変換されていきます。

それを繰り返していけば自然に語彙は自分の中に定着していきます。

一つの単語を覚えるのに少々時間がかかりますが、5分の一時記憶で30個覚えて25個忘れるより、5分かけて1つの単語にこの行程を行った方が結果的に効率は上がります


実際、新しく覚えるのは1つの単語でも自然に使う為に必要なインプットをする際、その単語に関連性のある単語も同時に覚えれたりするので、5分で5個以上の単語を長期記憶に変換できたりします。


おわりに

いかがだったでしょうか?

たくさんの単語を一度に記憶しようとした際は他にもっと効率の良い方法はあると思います。

しかし、長期記憶として英語の語彙を増やすという点においてはこのテクニックは非常に有用だと私は思っています。

まとめると

•無理やりアウトプット
•必要なインプット
•自然なアウトプットに変換

つまり out in out です。

Out putする相手がいなければ独り言でも構いません。

この方法論で覚えた単語は数年経っても記憶がほぼ薄れません

テストや試験のための一時凌ぎの単語暗記をしているのであれば、一度このテクニックを使って長期記憶への変換を試みてください。

では また別の記事で

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