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10月の資料費

私が所属しているマデニヤル株式会社では、福利厚生として「資料費」の支給がある。

会社の資料費というと、一般的には取材対象者の著書とか、記事執筆に必要な文献とか、仕事に直結するものが当てはまるだろう。一方マデニヤルでいう「資料」とは、本やライブ、ミュージアムの入館料など、文化に触れるもの全般が対象だ。

ライティングやデザインは、さまざまなものを見聞きして培われていく感性から生まれるもの、という社長の考えからあるこの制度。私自身も主に本の購入やライブ、博物館の入場料や映画など、幅広い場面で活用させていただいている。
とても、とてもありがたい。

前々から資料費で何を購入したかをnoteで書いてほしい、と言われていた。が、なかなか時間が取れず、他の社員がこつこつ書いているのを読んで勝手に楽しんでいた(ずるいねごめん)。
そして気づけば入社から1年に迫ってしまっている。書きます。

広告コピーってこう書くんだ読本

新潮文庫「Yonda?」などを手掛けたコピーライターの谷山雅計さんの著書。学生時代から広告コピーが好きで、「名コピー」と呼ばれるものが生まれた背景を知ることが好きで、学生時代はコピーライターの方が書いた本をよく読んでいた。

そのきっかけとなったのが、BEAMSの「恋をしましょう」。

この広告を見たのは大学進学で福島から上京してすぐのことだった。友達はたくさんできたけど、新生活にウキウキしてるけど、にぎやか過ぎる街で独りぼっちな気もしてしまう複雑な日々。そんな時にこの広告が目に留まって、読んでいくうちにどんどん晴れやかな気持ちになっていったことを覚えている。

9~10月はありがたいことにイベントや連載コンテンツのメーンタイトルを考える機会をいただき、イメージを言葉にすることの難しさを味わった。息切れしつつ答えを出したその後、amazonのおすすめ欄に出てきたところをポチったのがこの本。どう思考がめぐれば人の心に響くコピーが生まれるのか?この本では、そんなロジックを覗けたような気がする。

ちなみに最近印象に残っている好きなコピーは箱根駅伝の「応援したいから、応援にいかない。」
うんうん、とうなずけるコピーが好きです。

ブレーン11月号

世に出たCMやクリエイティブの制作側の思いが知れて勉強になる雑誌で、毎月購読している。
今号面白かったのは「成功するD2C(メーカーがダイレクトに消費者と取引する販売手法)ブランドクリエイティブと差別化戦略」。気になっていたクラフトジンブランド「HOLON」も特集されていて、ますます飲みたくなりました。ネットで注文してみよっかな。


ここまで実務っぽいものが続いてましたが、急にサブカル化します。笑

ELLEGARDEN ライブチケット

11月に開催される仙台公演。高校~大学に聴きまくり(みんな聴いてたな~)、リリースされている曲すべてが青春時代のテーマソングのようで、「エモ」の塊のような存在。友人がライブの情報を教えてくれたので応募してみたらまさかの当選。復活して新曲も出して、青春を彩ってくれたエルレはどんなバンドになっているのでしょうか。
そしてそれを見た私はどんな気持ちになるのでしょうか…!

映画「もっと超越したところへ」

推し君が出てるという理由でフォーラム福島へ。
ダメ男を引き寄せてしまう女をテーマにした作品で、さまざまな私情も挟まり終始ニヤニヤ。終盤の終盤になってタイトルの意味がわかりました。
一緒に踊り狂いたかった!(ネタバレ?)
なんというか、フォーラムっぽい作品でほっこり。約6年ぶりのフォーラムでしたが、相変わらず良い佇まいだった。

NETFLIX

今月はスパイファミリー2期が始まって、毎週の楽しみがうれしい。友人に勧められた「リコリコ・リコイル」もマイペースに観ているところ。
アニメは基本的に友人のおすすめを踏むスタイルだが、グロいのが苦手なのに「チェンソーマン」「ゴールデンカムイ」を立て続けに勧められて困惑している。
勧めてくれた友人二人とも私がグロ苦手って知ってるはずなのに。

Apple music

今月はジャニーズの曲ばかり聴いていた。歌詞の意味はまったくわからないけど、なんだかハッピーになる曲のことをトンチキソングというらしい。

「トンチキソングとは『意味がわからない歌詞×摩擦係数の大きいメロディ』が揃っているものだと考えます。例えばSexy Zoneの『Sexy Zone』で『Mildも地球の裏側じゃ Wildになるよ 時代を創ろう Sexy Zone』とありますが、意味が分かりそうで分かりません。

ジャニーズ「トンチキソング」とは何なのか?一度ハマったら離れられない「惹かれる理由」
https://www.j-cast.com/2020/12/25401733.html?p=all

このトンチキソングを無心で聴くのが最近のマイ・浄化ルーティンです。
アラサーになって突如ジャニーズにはまり、業界用語?の多さに驚かされる。奥深いなぁジャニーズ。

意味が分からないでいうと(?)電気グルーヴの新曲MVも最高だった。

無心になるため面接前に電気グルーヴの動画を観るのがルーティンだった就活期。

今考えるとちょっと怖い。


音楽に関してあまり思考したくない感がうかがえる、今月の資料費。
来月もちゃんと書きます。

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