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Ms.ミートスライサー!精肉店でも始めるか?

ミートミンサーよりも先に購入していたミートスライサーの威力について、報告が遅れておりました。というのも、1回目のミンチから上手くいったミンサーに比べ、ミートスライサーは使いこなすまでに4段階の準備が必要だったため、報告までに時間がかかってしまいました。

ミートミンサー同様、ミートスライサーにも家庭用から業務用までたくさんの種類があるわけですが、うちは一応業務用を買いました。家庭用は小さくて軽くて、手入れも楽で、しかも値段も3分の1以下くらいに安くて、かなり悩みましたが、問題は1ミリ以下の薄さに切れるものがなかったこと。別に1ミリでも十分薄いのでは?という考えもありましたが、購入を検討していた当時は獣の臭いにだいぶやられていて、「なぜ包丁スライスではダメで、あえてスライサーが欲しいのか?」と言えば、それはひとえに「肉を極薄にすることでジビエ特有の臭みを消したかった」からでした。だからパワーも回転数もそれなりにあって、肉を1ミリ以下の薄さにスライスできることを条件に探しました。

それで買ったのが、これ!

ミートスライサー1

でかいし、重さも14キロぐらいあるので、置き場にも扱いにも困る調理器具といえましょう。

そして購入後1回目は、いろいろなパーツを取り外して洗い、一通りの組み立て作業を学びました。これだけでもひと仕事です。

2回目は、試しに肉をスライスしてみました。が、大失敗。操作に慣れていない上に、解凍が進みすぎた肉を使ったばっかりに、肉片が部屋中に飛び散ってしまったのでした。機械を分解、洗浄、組み立てる作業に加えて、床や壁の掃除、そして14キロの機械を収納するところまでいれると、これは軽い気持ちで使える調理器具ではないことがわかりました。

そこで3回目は、なるだけ多くのお肉をまとめてスライスすることにしました。解凍が進みすぎないよう気をつけつつ、鹿、続いて猪の肉の塊をどんどんスライス。3回目にしてようやく、極薄のスライスを作ることができました。ただし、肉の塊をより効率的な角度(面)からスライスしていく方法や、スライスした肉をどのように並べて保存するか、といったところには思いが至っていませんでした。せっかくのスライス肉が折り重なってくっついてしまったり・・・。また、解凍状態は進めば進むほど、無駄になる肉片が増えるということも分かりました。

ミートスライサー3

そして4回目。この日は、酒蔵(親戚の蔵です)の杜氏さんに送る分をスライスすることになりました。「蔵の賄いでしゃぶしゃぶをやりたいので、2キロ分はスライスでもらえますか?」とのご要望あり。はい!よくぞ聞いてくださいました〜。できますよ。2キロ。スライスで送ります。と威勢良く返事をした手前、これはしっかりと、できるだけ美しいスライスにしてお送りしたいと思いました。そこで以下に注意しつつ作業しました。

1、大きい面が取れる塊をたくさん用意する。
2、ほぼ解凍しない。最初に刃が当たる肉塊の表面だけわずかに解凍。(解凍率にしたら全体の1〜2%)
3、スライスした肉は、一枚ずつ広げて並べる。

ミートスライサー2

ミートスライサー4

写真は最初の試し切り。1ミリを超えていますが、このあと徐々に薄くして0.7ミリくらいまでいきました。そして出来たのがこれ。

ミートスライサー6

まとめ:2.5キロの肉をスライスするのに、片付けまで入れると2時間くらいかかりました。それなりに力もいるので、汗がじわりと滲んで良い運動にもなりました。かなり効率よく、見栄えもよくスライスできるようになってきたので、塊がたくさん溜まってきたら一気にスライスして、皆さんにもどんどんお配りしていきたいです。スライサーは練習すれば練習しただけ、技術が上達していく機械だと思いました。これからもどんどんレベルアップしていきたいです。

ジビエの手引き *ジビエお料理リスト *ジビエをおいしく食べるコツ


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旅人/作家/害獣解体作業人/木こり 著書:インパラの朝、リオとタケル、N女の研究、ラダックの星、など。訪れた国:約100ヵ国。他に、駆除害獣(鹿&猪)の解体とジビエ肉の配布、また伐採など森の整備をやっています。https://akinakamura.net/