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素人登山 弘法山編

初めまして。
まず簡単に自己紹介。34歳女既婚子無し。車無し。
ジムに通って4年は経つので基礎体力は多少ある気がする。ハードなトレーニングはしていないので大したことない。痩せては無い中肉160センチ。
私が登れるなら大体の人も可能なはずなので同じく初心者に向けて書くことにした。
登山に関しては出身地が田舎のため、多少名もなき低山は登らされた。
近くの山にて猿みたいに遊んでいた子供時代であった。

まずどうして登山し始めてるのか。
①山を渡る、という登山漫画が面白かった
②歳がいっても続けられる趣味を探していた
③花が好きなので高山植物に興味があった、美しい景色も
④神社仏閣が好きだが、山の上にある場合多し
などこんな理由から。

帽子、ウェアやリュック、水筒、ヘッドランプなど最低限の装備をとりあえず揃えて
5月初旬に神奈川、鶴の巻温泉駅からすぐの弘法山に登る計画を立て実行。
コースは「YAMAP 山登りベストコース」を参考にした。
こちらの本では 秦野駅から歩いて登っていくルートが書いてあるが、私はトイレが後半に欲しかったので逆向きで登っている。結果そちらのほうが私は良かった。

朝6時前に電車に乗る。まず地方出身者にとっては下りなのにこんなに電車混んでるのか、座れん、まあまあ荷物あるぞと若干萎える。
そもそも混んでる中大きいリュックは結構邪魔に思われそう。思われるわ。
これもっと大きいリュックになったらもっと邪魔だしメンタルを強く保たねばと決意。女性だからと変な人に因縁つけられても困る。そもそも私はかなりの舐められ顔である。もっと筋肉をつけ強そうにならねばなるまい。

8時半ごろ鶴の巻温泉駅到着、10分くらいで吾妻山登山口にとりつく。
初めが異様な急勾配でビビる。ここから吾妻山頂はすぐに到着するが、地元の裏山という雰囲気で畑の間を通るように上がっていく、山頂は海が見えてテンションがあがる。初心者なのでテンションも閾値が大変低い。
トレイルランの方と数名すれ違った。そちらも練習にちょうどいいのかもしれない。
吾妻山〜弘法山まではあまり人とすれ違わない。そもそも逆向きに登っているためだが。

少し話は逸れるが登山中よくみんな挨拶をしている。これはいつから始まった習慣なんだろう?物の怪と区別するためだというがここは山登りと胸をはるのもどうかというレベルの下界の低山である。
基本的に言われたら返すしこちらから言うこともあるのだが、人の多い山の場合どうするのが正解かよくわからない。みんな挨拶に疲れているかもしれない。とりあえずすれ違う時笑顔にはなっておくことにする。
途中の電波塔に熊注意と書いてある。でるのかここに・・・まあ奥にでっかい山いっぱいあるもんな・・

弘法山山頂にておにぎりを食べる。眺望もあるので休憩し、有料トイレ(50円)も利用。臭く無いし中も綺麗、ペーパーもある。とてもありがたいし50円無いから100円入れる。
登山では小銭を使うことが多いため意識して普段から貯める必要があるなと思う。キャッシュレス決済が基本のため意識しないと小銭がたまらない。小銭分別ケースを家に置いてもいいかもしれない。
登山をするおばちゃん軍団はとても元気だ、失礼ながら結構ふくよかでも登山を楽しんでいる様子を見て勝手に勇気をもらう。私も無事に帰れそう。真のど素人のためこんな低い山でも1人で登るのは結構不安であった。

弘法山〜権現山
桜が左右にたくさん植っているが時期は過ぎている。花の時期はかなり早起きした上来るといいかなと思う。咲いてなくても大きく開けた道なのできれいだし歩きやすい。鳥の綺麗な声がたえない、癒される。全然何の鳥かわからないけど。鳴き声をgoogle先生に真似して聞かせれば当ててくれるだろうか?
やってみたらなんと出てきた、シジュウカラだって。ありがとうgoogle先生。
権現山山頂は見晴台があって、階段であがるようになっている。屋根もあるからもし雨の日に登っても場所があればご飯食べやすい。富士山や海、江ノ島が見える。景色がいいし丁度昼頃だったので大賑わい。

脱線するが私は関西出身なのでなぜ富士山をここまでありがたがるのかよく分からなかった。基本どこからも見えんし・・・。いや新幹線で見たらおーっとはなってたけどそれくらいのもんで。
なのに関東圏で高い建物にのぼったりすると、「富士山こっち!!見ろ!!」って書いてあるし、家から富士山みえるんですよおーえーうらやましいなあこのお家のお値段は!?みたいな番組もよくある。なんでや、東京もんは富士山見えるとなんか良いことあるんか?と失礼ながら思っていた。
そして今回、経験として富士山が山頂から見えるととっても嬉しい。
それだけっちゃそれだけなんだけれど。とりあえずテンション上がる。
みんなそこが大事なのかもしれない。今後も富士山見える山に登りたいなと感じる。

そして権現山からあと降るだけ。すごい階段、急。これ行きに行ってたらかなりしんどいかなと思った、下りもすれ違う人に道を譲ったり譲られたりしながらゆっくり下る。
降りる最後の方気をつけて降りろよって古文あったね。何だっけ。師匠が弟子に言うやつ・・調べた、「高名の木登り」徒然草だった。
下山後、体力はどうかと思っていたがそこまでしんどくは無かった。すぐ近くにあった31アイスを食べて、秦野駅までけっこうあるが歩いて電車に乗って帰宅。休憩はちょこちょことったが、そんなにゆっくりしてはいない。
休憩含め登山のトータル行動時間は3時間くらい。帰りの電車はラッキーなことに座れた・・。嬉しい。
秦野駅からは他にも色々な山にアクセスできるらしい、バスで。
また来ることになる駅だろう。
帰宅後のお風呂は極楽である。

次回に生かす反省点
・靴が足にまだなれないので小指だけとても痛かった。
靴の中広げる器具を使おう。なんか黒くなってしまった。
・リュック内で食べ物が潰れないよう気を使ったので固い入れ物がほしい。
・五本指ソックスはとても良い。踏ん張りがききやすい。
・女性は特に浮腫みやすいらしい。あまりに浮腫むので帰宅後調べたが筋肉不足と、ずっと立ってるからだ。こんどは休憩スポットで寝転ぶことにしよう。可能なら足が上になるように。アクセサリーは基本外した方がいい。
・登る前にストレッチしてアキレス腱を特によく伸ばす。登り始めに痛かった。
・私も女性だから気持ちはわかるが化粧しない方がいい。諦めよう。汗が拭けないとどうしようもない。日焼け止めだけ塗ろう。どうしてもというならサングラスで隠そう。高山になれば実用品でもある。


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