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1/100冊 「マクベス」シェークスピア

「100冊チャレンジ」の記念すべき一冊目。ジャンル「海外文学」より、
「マクベス」シェークスピア 
を読みました。

前回のnoteに書いた通り、近藤康太郎さんの「百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術 」の100冊リストをもとにしたチャレンジ。

海外文学のリストに、「マクベス」があり、私の本棚にもあったので、再読。高校の時とかじゃなかったかなぁ、最初に読んだの。

何より、短い戯曲なので、さらっと一冊読めてしまうのではないかと思ったのですが、間違いでした。なかなか読み応えありました。

(以下はネタバレあり) 


王座につくために手を汚すことに逡巡するシーンで描かれる、マクベスの欲深く、弱く、行いを正当化しようとする人間らしさ。
王座についた後の、不安で、周りを信じられず、ちっとも幸せそうじゃない様子。
強くマクベスの叛逆に向けて、背を押した強い妻が、マクベスの前王暗殺後に狂っていく悲しさ。

特に妻の変化については、「あなた、鉄のメンタル持った女じゃなかったの?」と驚きました。でも、人ってそんなに強くないし、単純でもない。
徐々に壊れていく妻の描写を通して、シェークスピアの人に対する観察力、セリフだけでグイグイ引き込むやストーリーの魅力を感じました。
ものすごくシンプルな筋なのですが、でもこれが元祖なんだろうなぁ。

さあ、次に進みます。

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