見出し画像

#08 「分岐点」で立ち止まる勇気を持つ

Akikoです。「引き寄せの法則」「思考の現実化」を使った、具現化のためのレッスン記事。今回は、思考の転換ポイントでもある「分岐点」の見つけ方と、その転換ポイントにいち早く気づく方法について。


引き寄せと現実化、実際にやってみるとわかるのですが、毎回スムーズに理想が具現化するのか?というと、そうとは言えません。


なぜなら、私たちは環境に合わせて生きている限り、ネガティブな思考や感情がどうしても生まれてきます。それらがブレーキとなってしまったり、別の方向へ向かわせてしまい「具現化しない」ことがあるからです。


・分岐点の見つけ方


不安、焦り、恐怖、罪悪感など、ネガティブが湧いてきてしまうとき、このタイミングを私は「分岐点」と呼んでいます。


この分岐点を境に、方向性が分かれます。もっとネガティブな方へ流れていくのか?それとも、冷静に判断して行くべき方向へ舵を切るのか?


不安や焦り、罪悪感などのネガティブが湧いてきて「あ!今が分岐点だな」だと気づいたら、そのままネガティブで幻想的な方へ流されてしまわないよう、一旦、立ち止まることです。


例えば、罪悪感が出てきたのに立ち止まることがなければ、どんどん罪悪感は膨らんでいきます。そうすると、その罪悪感はやがて「無価値観」「無力感」と変わっていってしまうのです。

一旦、分岐点では勇気を持って立ち止まってみましょう。そして立ち止まったときに重要なのは「扁桃体(脳)のマネジメント」です。

・扁桃体(脳)のマネジメントって何?


ざっくり言うと大きく分けて、私達には2つの脳機能があります。「原始的な脳」と「理性的な脳」。


この2つの連携プレーで、いま自分の身に何が起きているのか?判断をしています。原始的な脳から理性的な脳へ、情報を手渡していくイメージです。


理性的な脳が働くことで、冷静な判断ができるのです。逆に、理性的な脳が働かないと、冷静な判断ができなくなって「ネガティブが生まれる」んですね。



もし、この連携を断ち切られると、今どんなことが起きているのか?自分の身に何が起きているのか?判断ができなくなります。

連携しないので情報が届かなくなり、理性的な脳は孤立状態、思考停止になってしまうのです。もしくは、自分の身に何が起きているのかわからなくなるので妄想ばかりがふくらんでしまって、あり得もしない不安なイメージが脳内を駆け巡る「被害妄想」の状態になります。


実は、常に不安が付きまとう人や被害者意識が強い人は、脳がこういう状態になっている場合が多いのです。



特に原始的な脳の「扁桃体」という部分が活性することで、特に危険な場面ではなくてもアラームをおこしてしまうケースもあります。「やばい!」とパニックになって、連携を断ち切ってしまい悪循環が起こりやすくなるのです。

・脳の連携が断ち切られないようにできること


この連携が分断しないように、扁桃体のマネジメントとして私たちが取れる方法は2つあります。

■「扁桃体(脳)マネジメント」
①身体感覚を取り戻すこと
②自己認識をすること


扁桃体(脳)マネジメントが必要なのはこんな時です。

・扁桃体が暴走しているとき
・扁桃体がバグを起こしやすいとき
・いらないところで急に不安になりやすい
・深刻になりやすい

こんな時は、扁桃体のバグにいち早く気づいてマネジメントすることが重要です。

・身体の感覚を取り戻すために


まず一つ目に、扁桃体がパニックになっているときは、まずは「身体の感覚を取り戻すこと」が、きっと取り組みやすいと思います。


そんな時って焦るので、ついなんとかしようとして本を読んだり、誰かに助言をもらおうとしがちですが、実はそのように答えを探し求めても、あまり意味がないんです。


それよりも、単純に身体を動かしたりする方がかなり有効です。ヨガや軽いストレッチ、軽い運動、ダンスや歌もよいでしょう。日常でも、呼吸を整えたり、散歩くらいなら気軽にできそうですよね。

・自己認識を高める方法


そして二つ目は、訳も分からずネガティブになったときに大事なのは「焦らないこと」です。どうしようもないような気持ちになったり、頭の中がぐちゃぐちゃになっても焦らずに、まずは分岐点として立ち止まることが重要です。


そこで「自己認識」に関するワークがおすすめ。


「今ここ」に意識をして観察することです。マインドフルネスや瞑想などで、一旦、気持ちを落ち着かせるとよいでしょう。ノートに書くのもOK。ただし、ノートに書くときは、今リアルタイムで起きていることを書くだけです。どうするか?ではなく、今の状況を把握するためだけに、ただ書きます。

以上の、扁桃体マネジメント2つの方法が、分岐点に立ったときに行うとよいことです。


ここでもうひとつお伝えしておきたいのは、分岐点で立ち止まれないこともあるということ。ネガティブが次々と芋づる式に出てきたり、そんな時もある!!あっていいのです。


気づいたときに立ち止まって、自分を観察してみることです。それも無理なら、自分の置かれた状況や心境を書き出してみる。そして、身体の感覚を取り戻すこと。


いまネガティブが湧いてきているな~と気づいて、分岐点で立ち止まったとき、「さて、どうしていくんだっけ?」と自分に問いかけて、方向性を確認していく、そして参考までに、2つのどちらかの方法をぜひ試してみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?