【子育て】唐揚げで生きていくことに決めたのだ。
小6の娘は、絵を描いたり歌を歌ったりゲームをしたり、インドアな遊びが好きで、唯一楽しみながら続けている習い事もバレエです。
その好きなものの中に、最近じわじわと「料理」も食い込んできている様子。
しめしめ、である。
子どもたちには、幼い頃から「食べ物を手作りする」楽しさを伝えてきたつもり。
子育てにおいて、私が重視していることの一つです。
なぜか?
家の手伝いをして欲しいというのもあるけれど、何より料理は、コミュニケーションの手段になると思っているから。
* * * * *
若い頃は、国外や国内で、いろいろな人たちに会いました。
カナダでルームシェアをした友達、同じアパートメントに住んでいた友達、日本のゲストハウスで寝食を共にした友達。
ふと思い出すとき、彼らとの思い出の中には、必ず料理があるのです。
・餃子をみんなでワイワイしながら作って食べた
・お好み焼きに入れる山芋をスーパーマーケットで見つけられなかったから、じゃがいもを入れて作ってみた
・本場フランスのクレープを振る舞ってくれた
・ジャガイモのニョッキの作り方を教えてもらった
・カナダ人の友達がカツ丼を作ってくれた
・バナナケーキを作ったら、めちゃくちゃ褒められた
・友達特製のロシア料理のチキンカツがめちゃくちゃおいしかった
・カナダの納豆は高すぎるからと、友達が自分の部屋で納豆を作っていた
・お正月に中国の友達が大量の餃子を作ってくれて、みんなで食べた
なんてことない食べ物を持ち寄って、とにかくみんなでワイワイ食べたものです。
料理をしていたら、料理があれば、自然に人が集まって会話が始まる。
言葉がつたなくて、上手に伝えられなくても、「うまい!」は共有できる。
そういう空間を何度も体験し、「料理はできるに越したことはない」と考えるようになったのでした。
娘の得意料理は「鶏の唐揚げ」。
親の私もびっくり!の激うまレシピで、夫と息子も「唐揚げはKちゃんのがいい!」と太鼓判(母、複雑 笑)。
なので、「さて今日は唐揚げ!」という時は、娘に丸投げしている。
娘も、みんなの期待が嬉しいらしく、張り切ってキッチンに立つ。
ああ、今日も美味しい娘の唐揚げ。
ああ、お母さん楽できて幸せ。
そして、こうも思うのだ。
娘よ、君はこの唐揚げで世界を闊歩するがよい。
娘よ、君はこの唐揚げで、己が人生を切り開くのだ!
この唐揚げなら、持ち寄りパーティーのスターになれるぜ。
みんなの記憶に残り、20年後にも思い出してもらえるぜ。
大袈裟なようだけど、「子育て終わった、もう何も教えることはない」くらいの気分。って、この激うまレシピ、私のじゃないんですけどね〜。
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もちろん、レパートリーは多い方が良いに決まっている。
そして、調理後の片付けを進んでしてくれると、尚良い。
子育てはまだまだ終わっていないなあ。
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