誰かを許すこと=自分に「許すこと」を許すこと
今日もヒプノセラピーの講義でした。今日のワークは退行療法と、記憶を作っている元のできごとの中の加害者(※必ずしも暴力などの加害者ではなく、自分にとって強い影響を及ぼしていた人物のこと)や対立している人との対話でした。
私は対話のワークで、父と夫に対して持っている、頭では分かっているけれど、心がどうしても納得しない思いと向き合いました。
話し合いを始めたばかりは、催眠状態にありながらも、情景の中の自分が頭の片隅で「本当にこれは解決できるんだろうか」と思っているほど、私と相手が平行線でした。それが、自分の中と相手の中に入っている状態を交互に体験しながら対話を続けるうちに、相手の言葉に「はっ」と気付くことがあり、導かれるように双方が合意に至ったり、加害側が謝ったりして丸く収まるということを経験しました。
つくづく、許すというのは、相手を許すことを自分自身に許可することなのだと思いました。相手の中に入って(相手になった「つもり」とは深さが違います)、ある出来事を違う立場から眺め、どう考えているかを自分の口から言葉として発することのインパクトの大きさといったら!そして、その言葉を聞いた自分が、相手の言葉に気付きを得て、相手を許し、自分を苦しめていた感情を手放す。またもや目からも鼻からも水が流れ出る状態に。
でも、冷静に考えれば、相手の中に入った自分も実は自分なのです。純粋に100%相手の立場に立ち、自分のエゴなしに状況を見てみることによって、自分を許すことができるということは、つまり、相手を許すための理由を自分で探しているということに他なりません。ですから、わざわざ催眠状態に入らなくても、相手を許していいのだという「許可」を自分に与えることさえできれば、ネガティブな感情を手放すことはできるのです。
「どうしたら許せるだろう」「どうしたらこの想いを手放せるだろう」と思っている間は、上手く手放すことができません。手放せていないことにフォーカスが向くからです。許す理由を探すことも然りです。怒りや悲しみ、罪悪感など、他人が絡むことが多い感情では、「あの人がこうなってくれたら、許せるのに」「ああしてくれたら、愛せるのに」と考えがちです。でも、相手がどうであれ、何をしたのであれ、感情を生み出したのも、それを握りしめているのも自分に他ならないのです。
コーチングでもこのような気付きを得て、心が軽くなる方は多くいます。これは体験してみないと分からないかもしれませんが、すごくパワフルです。相手がどうにかしてくれなければ乗り越えられないと思っていた出来事を消化するための主導権が、実は自分にあるという気付きは、私たちを力付けてくれます。
そして、感情を手放すことで、今まで誰かを恨んだり、怒ったりしていたエネルギーを、もっと意味あるものに使うことができるのです。相手が何も変わらなくても、自分自身が自分を幸せにできるというのは、素晴らしいことだと思いませんか?
ネガティブな感情や思い込みを手放して、軽やかに生きる人が増えますように。もっと詳しくコーチングやヒプノセラピーについて知りたい方は、こちらからご連絡ください。できる限りご質問にお答えしたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。あなたが今日もハッピーに自分らしく過ごせますように。God dag!
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