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5歳で本帰国した長女の英語維持を諦めたワケ

2022年3月末、4年半におよぶ米国駐在を終えて本帰国した我が家。

当時長女は5歳。

帰国前1年半ほどの期間を現地の幼稚園で過ごした彼女は、少しだけ英語を話すことができました。

「せっかく身につけた英語をこのまま伸ばしてあげたい!」

そう強く願って各方面調べたのですが、結局帰国後の英語維持は諦めることに。

この記事では、

  • 当時どう考えて英語維持を諦めることにしたのか

  • 日本に帰ってきて長女の英語はどうなったか

をまとめようと思います。

英語圏からの本帰国を前に、子どもの英語教育の今後を考えている人に参考にしていただけましたら嬉しいです。


英語維持を諦めた経緯

長女の英語を維持することを考えたときに現れた障壁は2つ。

1.費用

まずなんといっても費用が高い。

本帰国後も英語環境を維持しようとすると、第一候補に上がるのは、

インターナショナルスクール
バイリンガル幼稚園

だと思います。

本帰国後に住もうとしていたエリアにある施設を検討しましたが、どこも高い。

都内ということもあったかもしれませんが、月々10万円弱の費用がかかるところがほとんど。(詳しい金額はご自身でご確認ください)

ただでさえ駐在中の補助がなくなり経済環境が変わる中、この費用を出せる家庭は限られると思います。

2.年齢

当時5歳の長女。

私が調べた限り、その年齢で帰国し英語を維持するのはかなりの労力がかかりそうだということが分かりました。

吸収するのも早ければ忘れるのも早い時期。

忘れないようにするには、英語を学べる幼稚園などの施設に入れるだけでなく、家での努力も相当必要になりそうでした。

そこまでできるかどうか。

これらの要素を踏まえ、夫と話し合いました。

夫との話し合い

費用・年齢どちらも「それでも頑張ろう」というチョイスをする人もいるとは思います。

費用、労力、それらから得られそうな将来像、その他の日本での生活。

これらを夫婦で話し合い、総合的に検討した結果、英語維持は諦めようということに。

他の費用を切り詰め、通いたいインターナショナルスクールのそばに住み、家でも英語環境を維持する。
オンライン英会話におうち英語。

どれも不可能ではないことですが、帰国後の生活全体を考えたときに「そこまではできない」という判断になりました。

まずは日本文化に慣れることを第一にしよう、それが我が家の判断基準でした。

とはいえ、未だに「あのときインターに入れていたら」と思うこともあります。

AIが発達してきたとはいえ、英語力はまだまだ求められる時代でしょう。

いわゆる帰国子女で英語が話せる人を羨ましく思う気持ちもあります。

それでも、それぞれの家庭に与えられているリソースは限られていることも現実です。

帰国前に調べていた際意外と「諦めた」というパターンの話がなかったので今回書いてみた次第です。

本帰国後、長女の英語はどうなったか

英語維持を諦めると決めて、帰国後の住まいは自然体で探しました。

すると決まった家の4軒先にたまたま英語教室が。

諦めると決めたものの、結局週1回2時間の英語教室に通わせることに。

とはいえ週1回2時間。結果的にものの3ヶ月で英語はほぼ消失しました。

1年間で英語教室をやめた今も、お友達のアメリカ人に週1回ほど英語を習っています。

それでも、現在小2の長女はほとんど英語を覚えてはいません。簡単な単語は分かるみたいですが、その程度。

ただよく聞くことですが、「聞いたことをそのまま発音する能力」みたいなものは長けているなと感じます。

あとはたまにある公立小学校の外国語授業は楽しんで取り組んでいるようです。

うっすら覚えていることはあるのか、抵抗はないみたい。

これから徐々に始まってくる英語の勉強も少しでも前向きな気持ちで取り組んでもらえたらいいなと思います。

まとめ

5歳で本帰国した長女の英語維持を諦めた経緯についてまとめました。

「子どもに将来英語を話せるようになってほしい」

そう思うがあまり、「どんなことでもしてあげたい!」と強く思うときもありました。

しかしながら、すべてにおいて望ましい教育環境を整えてあげられる家庭はごくわずか。

普通の家庭においてはあらゆるリソースが有限であり、その前提で話し合い納得できる結論を出していくしかありません。

英語維持は諦めましたが、日本文化には即座に馴染み、小学校生活を違和感なく送れていることはありがたいことかなと思っています。

「諦める」と決めた我が家のその後の話が、本帰国を前に悩むどなたかのお役に立てましたら嬉しいです。

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