心が通う組織への小さな3ステップ
誰もが自由に意見を言える心理的安全性。
メンバーそれぞれが「自分に期待」している清々しい空気。
何かあれば「受け止めてもらえる」仲間や上司の存在。
そんな心が通い、皆が前向きになれる組織は、どうやったら生まれるのでしょうか。
鍵となるのは、きっと日々のコミュニケーション。
様々な起業や組織だけでなく、友人に集まりでも、家族においても、まず必要なのは、この小さな3ステップだと思うのです。
興味を持てているかな
大好きな人とのコミュニケーションが楽しい理由
大好きな人と、美味しいものを食べながら幸せな時間。
さりげない会話も、なんだか楽しくて、時間があっという間に過ぎてしまう。
そんな経験はありませんか。
大好きな人との会話は、なぜ楽しいのでしょう。
会話のキャッチボールが阿吽の呼吸でおこなわれ、双方が気持ちよく思いついたことを口にして。
ストレスのない楽しい会話。
これは、もちろん「大好きだから」なのですが、もっと言うと「大好きだから相手に興味があるから」。
だから楽しいのですね。
自分に興味を持ってくださる方の言葉は、素直に受け止められるし、自分自身もお相手に興味を持つと、次々と自然な質問が湧いてきます。
やはり、心地よいコミュニケーションの基本は、「お相手への興味」ですね。
気にかける
一方、会社の中で、様々な組織の中で、そして家族の中でも。
気持ちの良いコミュニケーションがとれていますか。
もし、できていないかも。。。または、
もっと関係性をよくしたい。
もっと分かり合いたい。
と思われたなら。。。
最初のステップは、
<Step1 気にかける>
ということだと思います。
今、何をしてるのかな?
困っていないかな?
どんな気持ちなのなか?
これからどうしたいのかな?
言いたくて言えてないことはないかな?
少しだけでも「気にかける」。
そこからスタートですね。
質問より前にすること
〇〇は、どうなった?の前にすることは
上司が部下に、仕事の進捗をたずねる。
「〇〇さん、先週お願いした〇〇はできてる?」
母親が、子供にたずねる。
「〇〇ちゃん、宿題したの?」
いえ、もっとオープンクエスチョンで質問をと考えて
色々質問に工夫をされるかもしれません。
それでも、
ちゃんとやってる?
できてる?
見せてごらん。
な質問が急にくると、ドッキリとして、さらに、自分自身ではなく、提出するモノにしか興味がいっていないようにも感じますね。
ところがStep1の「気にかける」をしていると違います。
上司が部下に
「最近調子はどう?昨日も遅くまで頑張ってたね。」
母親が子供に、
「今日は学校楽しかった?何が一番楽しかった?」
そのように。。。
Step1の<気にかける>の次は。。。。
<Step2 声をかける>
です。
本当にさりげないこと。
興味をもって<気にかけている>と見えてくること。
それを少しお相手に向かって口にしてみるのです。
結果、思っていた答えと違うかもしれません。
部下上司に、
「はい、ちょっと寝不足ですが。でもご指示いただいた資料は完璧にできています!ありがとございます!」
と言うかもしれません。
子供が母親に
「今日は学校は楽しくなかったんだ。おうちでお母さんの顔見たらニコニコになった。」
と言うかもしれません。
声をかけて みないとわからないんですよね。
本当にちょっとしたことを。
見えたまま、感じたままに、軽く声をかけてみる。
そこから、いつでもどこでも対話が生まれると思うのです。
あいづちで受け止める
声かけで話をしてくれたことを受け止める
気にかけて
声かけて
お相手が話をしてくれたこと
あとは、それを
<Step3 あいづちで受け止める>
それだけです。
嬉しい話は嬉しように
悲しい話は悲しいように
お相手の立場にたってあいづちをうつ。
それだけで、話が広がったり、本音が聴けたり
関係性が近くなったり。
不思議ですね。
あいづちに熟達したい
Step3のあいづちは、そのタイミング、声の質、大きさ、表情、言葉など全てにおいて、お相手の話の心地よいクッションになるよう心掛けたいところです。
ふんわり受け止めて、ご本人にも響き、こちらの理解も深めていけるように。
そして、ゆっくりと受け取ったら、自然と次の言葉が出てくる。
それは、判で押したような決まり文句でもなければ、誘導尋問のような質問でもない。
まるで、自問自答したかのように、自然に発せられる言葉。
あいづちに熟達し、最高の言葉の受け止める人になりたい。
顔も、心も、言葉も柔軟に、自由に。
Step1 気にかけ
Step2 声かけ
Step3 心からのあいづち
この3ステップで、人との関係性は大きく変わると信じています。
本当にシンプルな方法です。
ぜひ試してみてくださいね。
RashisaコミュニケーションデザインWebsite
お問い合わせ | note(ノート)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?