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【アラフォーマラソン体験記】ライバルは過去の自分

これは30代半ばにダイエット目的で筋トレを始め、自分の体力を確認する為にジョギングをしてみたら走る楽しさに目覚め、マラソン歴8年を迎えた私の体験記です。(2024年時点)

マラソン大会に出始めた頃は自分の1kmあたりのペースも知らず、何故か本番前に当日と同じ距離を走ろうともせず、10km完走出来るかもわからないまま参加していました。順位や制限時間がある以上、あまり遅くなるのは嫌だったので、真ん中あたりのグループとペースを合わせ、前のグループの背中を見失わないよう意識しつつ、最後まで走れる程度の力で走っていました。それなのに、当時の一番良い記録は53分21秒。1kmを5分30秒程度で走り続けた計算になります。この結果を振り返ったのは最近で、何度も目を疑いました。一昨年から今の私は1kmを6分で走って、途中でスピードダウンして、10kmを走るのに1時間以上かかってしまうからです。確かに30代の私は今よりも2kgほど痩せていました。マシンを使った筋トレもしていましたが、走るのはいつも同じペースで坂道ダッシュなどのトレーニングはしていません。シューズも4000円のスニーカーでした。走り終わった後も完走出来た喜びだけで倒れそうなほど疲れた記憶はありません。「楽しそうだから」という理由だけで参加して、計画性も無かった過去の自分の方が10分以上速く走れていたなんて納得が行かないので、私のライバルは過去の自分なんです。とはいえ、落ち込んだり、自分を責める気持ちは全く無く「なるべく早めに、そのうち近付いてみせる!」と、熱量の低いポカポカしたライバル心を燃やしています。

マラソンの楽しみ方は1つではありません。昨年の私のように休日の全てを練習に充て、専門書を読んで情報収集をし、入賞や自己ベストを目指す人もいれば、コスプレをして走ったり、提供される果物やスイーツを楽しむ為に参加する人もいます。今年の私は無理なく楽しむ気持ちを最優先にしたいので記録は重視しないつもりですが、突然また激しい競争心を燃やす時が来るかも知れません。今年はまだ大会に出ていなくて、来月が初参加という本当にゆるいスタートとなりました。そもそも、ジョギングも数か月していなくて、大会もしばらく出ないつもりでいたのですが、お正月太りをして慌ててジョギングをしたら走る楽しさを思い出してしまい、エントリーせずにはいられませんでした。こうして私のマラソン人生が再び始まったのです。

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