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ベルばらのオスカルのモデルと言われたビョルン・アンドレセンさんの映画『世界で一番美しい少年』を観て

みなさん、こんにちは!

約1週間、記事をお休みしていましたが、またボチボチ書いていきたいと思います!

前回の記事で予告していた通り、今回は、「ベルサイユのばら」のオスカルのモデルになったと言われるスウェーデン人俳優ビョルン・アンドレセンさんの人生を追ったドキュメンタリー映画『世界で一番美しい少年』の感想を書きたいと思います。

昨年から観たい!と思いつつ、ずっと気になっていて、先日ようやく、観ることが出来ました(U-Nextで配信されています)。

なぜずっと気になっていたかと言うと、もちろん、彼がオスカルのモデルと言われた人であるから、ということと、池田理代子先生も出演されていると伺っていたからです。

因みに、ビョルンさんがオスカルのモデルと知って、彼が15歳の時に出演された映画『ベニスに死す』を観たんですが、私には合わない⁉というか、最後まで見ることが出来ず・・・。

私は、趣味の1つが映画鑑賞なので、ほとんどの作品は最後まで鑑賞するのですが、この映画だけは最後まで観ることが出来なかった・・・💦

この映画が好きな方にとっては、申し訳ないのですが、私にはとても退屈でした・・・。

でも、映画の中での彼は本当に美しいです。

さて、そろそろ本題に入ります。

ここから映画のご紹介&感想を書いていくので、「まだ観てないよ!」、「これから観るよ!」という方は、ネタバレになるので、ここから先は読まないでくださいね。

↓少し下げます。


なんと冒頭は、『ベニスに死す』のオーディション映像から始まります。

1970年、彼が15歳の時の映像。

その映像が残っていることに驚きました。

さらに驚くべきことは、ルキノ・ヴィスコンティ監督が、『ベニスに死す』に出演する完璧な美少年を求めて、オーディションを(確か)約2年かけてヨーロッパ中で行っていたこと。

オーディション時の映像からも、「彫刻のような美しい顔」が際立っていて、そういえばオスカルも彫刻のような美しい顔だよね、と思わず2人の顔を見比べてしまう。

しかし、オーディションの映像から一転、大家から家の立ち退きを求められている現在のビョルンさんの映像に切り替わる。

現在の彼の厳しい状況は、人生は一筋縄ではいかないことを物語っている。

その後、彼が日本に来た時の映像に切り替わり、1971年頃の日本が映し出される。

そこで初めて知ったのですが、彼は『ベニスに死す』が日本で公開された時、来日してるんですね。

日本のCMやテレビ番組に出演されていたこと、初めて知りました。

そして、約50年後に東京の帝国ホテルにいらして、日本に滞在されていたようです。

そこで、池田理代子先生が登場し、彼と対面。

池田先生が、「この世にこんな美しい人がいるんだ、ということに衝撃を受けた」と仰っていて、ビョルンさんを漫画のモデルにしたと言われていました。

池田先生の出演シーンが意外と短く、残念だったんですが、なんとそこで、アニメ「ベルサイユのばら」の映像が流れて、びっくり!

その後は、娘さんや妹さんが登場したり、現在のパートナー?と思われる女性の方が登場したり・・・。

でも、私にとって一番衝撃で、心が痛かったことは、彼が息子さんを亡くされていること。

『ベニスに死す』に出演して以来、いや出演する前から、誰一人、心から信頼できる人が周りにいなかったビョルンさん。

決して平坦ではなかった人生を、ご本人や周りの方々からのインタビューで知りました。

とても孤独で繊細な方なんだなと思いました。

ベルばらのファンだからと、軽い気持ちで観てたら、頭をガツンとやられるほどの衝撃がありました。

人生は平坦ではないけれど、それでもその人なりに踏ん張って生きていく・・・。

私自身の人生を考える機会にもなりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

現在のビョルンさん










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