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初着物はチャレンジでした。

今年の初着物は、
一門の新年会でした。
お正月らしくあること
改まった装いであること
に加えて
スタートに向ける思いをこめる
ラッキーカラーである

などなど考えだしたら
キリがなく
決まらず…

そして
決めたのは
長いこと選ばれなかった
白鼠色の訪問着。
大好きで
気に入って購入したのに
何故か選ばれない
箪笥に眠っている着物がありますよね。
私の場合、こちらの着物が
それでした。


白で描かれた御殿文様に
優しい色の刺繍がほどこされ
その色使いに
憧れて一目惚れで
もとめたもの。
思い浮かべたのは
憧れの人の着姿。
私ではありませんでした。

クリアで濃い色が好きな私。
メリハリのあるコントラストの強い
コーディネートが好き、そして得意。
最近学びを得た着物のためのパーソナルカラーでも
はっきりしたこと。

このお着物は
憧れの癒し系コーデを
キッパリあきらめて、
なるべく自分に寄せてみよう!
そう思いました。

あまり似合わない縮緬の生地に
光沢をプラスするために
帯にはあえて華やかなゴールドを
着物の美しい刺繍の色が
台無しにならないよう
薄いピンクの地色であるものの
パンチがあって品格を失わない
お正月らしい松文様の袋帯を
チョイス。
強引に自分に寄せて
本来着物のもっている持ち味を
無視して台無しにしないことも
大切なことだと思っています。
それからメイクをいつもより少ししっかり目に
してみました。

ちょっと難しいなぁと思う着物でも
帯の色合わせや柄行、
帯揚、帯締め、小物合わせや
メイクなどなど
少し変えるだけで
ぐっと自分の「似合う」に
引き寄せることができるのが
着物の素晴らしいところ。

お正月らしく
改まった新年会に相応しく
ラッキーカラーのゴールドをとりいれ
大切にしたい思いもこもった
こちらのコーデが
出来上がりました。

この帯を譲りうけた友人に
久しぶりに昨年会った時
とても大切な気持ちを再確認させて
もらいました。
彼女は、私が
いつかこんな風に生きていたい
とずっと願っている夢を
すでに実現していました。
心から素敵だと思ったし
できないことはないのだと
心を強くすることができました。

着物や帯は譲り受けることができることも
素晴らしい魅力です。
私の箪笥の中は
大切な方から譲り受けた着物が
沢山あります。
どの着物も大事にしていた方から
手渡しでいただいたもの。
その人を感じて心を強くすることができます。
私の着物も、生きているうちに
大切な人に手渡しで譲りたいと思います。

長くなりましたが
どの着物にどんな帯をあわせたら?
お母様やお祖母様の帯を締めたいけど
どんな着物を選んだら良いかな。
などなど、
着物や帯はもちろん
着る人を美しくさせる
コーディネートをご提案していきたいなと
思っています。

またまた長くなってしまいました。






 


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