akikimono

着物とは無縁だった26歳で舞踊家の主人と出会い結婚、男の子2人の子育ても落ち着き50歳…

akikimono

着物とは無縁だった26歳で舞踊家の主人と出会い結婚、男の子2人の子育ても落ち着き50歳を目前に、着物好きな方々と着物をもっと身近に、もっと楽しくを共有できたら嬉しいです❤️着物部 部長、着付け師師範。

最近の記事

お稽古はじめの着物

今年はじめての 和のお稽古。 昨年の感謝と、今年も宜しくお願い致します という気持ちを込めて 新年のご挨拶は、着物で伺うぞ! と気合を入れていたけれど 前の晩は愛犬が具合が悪く 今日から高校生お弁当なうえ、 朝は遅刻するから送ってと 言われて もうバタバタ。 教えていただいた豊かなこととは かけ離れていたのでした。 でも不思議。お稽古場に入れば 整えられ、迎えてくださる設えに 心がみるみる豊かに。 若い時は 「こんな忙しい時に そんな時間取れるはずない!」 とただ慌しくスト

    • 初着物はチャレンジでした。

      今年の初着物は、 一門の新年会でした。 お正月らしくあること 改まった装いであること に加えて スタートに向ける思いをこめる ラッキーカラーである などなど考えだしたら キリがなく 決まらず… そして 決めたのは 長いこと選ばれなかった 白鼠色の訪問着。 大好きで 気に入って購入したのに 何故か選ばれない 箪笥に眠っている着物がありますよね。 私の場合、こちらの着物が それでした。 白で描かれた御殿文様に 優しい色の刺繍がほどこされ その色使いに 憧れて一目惚れで もと

      • 母の手

        少し前から 「着物のための骨格診断」を はじめました。 着物を美しく着るためには 着物の似合う着物体型に ご自身の体型を近づけることが とても大切です。 着物に限らず 自分の身体を知ることは 美しくあるためにも 健康に生きるためにも 必要なのだなとつくづく思います。 自分の骨格のルーツを知ろう ということで 亡くなった母のことを 思い出していました。 1番そばにいるはずの家族の身体つき。 両親や夫、子どものこと。 その人の体つきや雰囲気について 改めてみようとすると よ

        • 還暦お祝いのお茶事へ

          裏地桂子様 @k.uraji 還暦の茶事へ お招きいただきました。 此度この大切な日に 着付けをお願いしたいと 仰っていただきました。 着付けの緊張と お茶事の緊張で 夜も眠れませんでしたが それはそれは 素晴らしいおもてなしの茶事の時間を 経験させていただきました。 普段のお稽古の大切さが身にしみました。 お福わけを常にモットーにされている 桂子さんのお人柄で お集まりになったお客様も 皆様温かく 初心者の私が緊張しないようにと お心をかけてくださいました。 安心し

        お稽古はじめの着物

          きものを着るから見える景色

          もっときもの着て出かけたい! そんな思いを叶えるのが 青山きもの部。 一言では表せぬ 日本の文化の奥深さ。 今回の部活動は 諸先輩方のお力をお借りして 「懐石 辻留」にて 茶懐石の心得やマナーを 女将からお勉強させていただく ありがたい機会にも恵まれました。 「知らなくて恥ずかしい」 「知らないから行かれない」 というよりも 「知っているともっと豊かになれる」 だとしたら 「教えていただきたい!」 と部員一致団結で 挑みました。 知らずに歳を重ねるよりも 季節の味わいも経

          きものを着るから見える景色

          着物にこめられた物語

          先日の青山きもの部の秋の部活動。 前回お話しした一目惚れの菊の着物に 呉服屋さんが ピッタリ合う&私のイメージを 考えてご提案くださった 誰が袖文様の帯をあわせました。 私は鳥の文様を避けてきましたが この帯をいただいてすぐ後に 北海道で野生の鶴を みる機会をいただきだきました。 ご縁を感じずにはいられませんでした。 雄大な大地に 現れた美しい丹頂鶴の姿は 昔から多くの人々が 魅了されたように 語る言葉を持たないほどに それはそれは美しき姿でした。 こちらの北海道の旅もご一

          着物にこめられた物語

          秋の着物選び

          秋らしい装い。 暑い暑い地獄のような夏が終わったと思ったら やっぱり秋は駆け足で過ぎ去るのね。 私が大好物なセンチメンタルも ちょっと体調を崩したら そんなゆとりもないまま あっという間に過ぎ去る。 健康でこそ 秋の味覚も芸術も自然も 満喫できるというものです。 10月の着物でのお出かけは きもの好きのお仲間で集う 青山きもの部の部活動が 最後でした。 何を着ていこうかなぁと あれこれ考え あの紅葉文様も あの菊文様も ススキや秋草、お月様も! 季節限定を着なくちゃと

          秋の着物選び

          お着物を着ている私

          今年の夏、 人生最大の夢が叶いました。 素晴らしい夏の終わり、 御蔵島でスーパーブルームーンを仰ぎ 野生のイルカと泳いだのです。 潜るのもままならない私が イルカと泳ぐ奇跡のシーンを 唯一撮ってくれたのは彼女でした。 「大好きな大将のバースデーに お着物を着て お寿司を食べに行きたい。」 そんな彼女の 着物の記憶が ウキウキ楽しいものでありますように 未来に続くものでありますように そんな風に思います。 着物って苦しいな 着物って大変だな 着物って窮屈だな 着物って緊張

          お着物を着ている私

          季節と共にある帯

          #akikimono 着物や帯のたとう紙が いつしか黄色くなって 和紙に変なシミができているのを 発見した時。 大事にしていた 自分の小説や詩集が いつのまにか 古本屋にあるような 色や匂いになっているのに 気づいた時。 いただいた時には 20代で、 まだまだ地味よ と言われても 締めたくて締めたくて 仕方がなかった帯。 合わせるお着物が変わりつつ それでもなお 10年以上 お気に入りであり続けることの 素晴らしいこと。 そしてこれからも。 秋にしめるのは初めてかな。

          季節と共にある帯

          着物の柄の記憶

          着物の柄って、 思っていたよりも 広げてみたら たくさんあったりします。 たとう紙を開けて 見える部分は少しだし。 しかも最近の着物は たとうを開けなくても 写真を貼って わかるようにしています。 紐を開け締めするのも 面倒。 どんだけ面倒くさがりなの! なので最近のたとう紙は すべて紐のないタイプに統一。 写真は チェキで撮って 貼り付けています。 が、しかし 着ていない着物の記憶って 薄れていきます。 柄行は理解していても どのくらいまで柄なのか ってとても重要

          着物の柄の記憶

          栄養分析

          かかりつけの婦人科で定期的に受けている ホルモン検査はいたって 正常。問題なし。 体の重さ、気持ちの沈みなどが 酷くて…。 リウマチ、甲状腺すべての 検査もしました。 更年期のお年頃で 更年期のせいにばかり 思っていましたが… たまたまいらしていた 予防医学の先生をご紹介いただき 栄養分析の血液検査をうけました。 大栄養素(たん白質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル)の過不足やバランス異常、貧血(鉄不足)の有無、エネルギー産生、血糖調節、炎症、酸化ストレス、自律神経の

          栄養分析

          お着物初心者さんへの着付

          少し前に、 茶道を習い始めたお嬢様に 初めてのお茶会のための お着付けのお手伝いを させていただきました。 我が家には 女の子がいませんので お着物のコーディネートを 考えるのが とっても楽しい時間でした。 その人に似合うお着物を 綺麗にお着付する お手伝いができること。 これ以上の喜びはありません。 似合う着物を数点ご提案。 どれもとても似あっていて ご本人のご希望を大切に決めました。 私には似合わない 女の子らしい帯合わせが 優しいフワッとした雰囲気に よく馴染みま

          お着物初心者さんへの着付

          着付けの準備

          きものを着るのって きもの大好き❤️とかいいながら なんですが 面倒ですよね…。 しかも私には着物専用の部屋なんか ありませんので 着物箪笥が両側に迫っている お納戸のようなところで お着替えをしています。 狭いけれど1箇所で あまり動かないで着られる というのが大切ですね。 何度も何度も 足りないものをとりにいくのは 面倒ですから。 必要なグッズは かがんだり 探したりしなくて すむように 高さのある箪笥の引き出しにいれています。 ちなみにタンスは鏡と向かいあうように

          着付けの準備