多様化による受容と動機付けについて
「多様化が進むことによって未婚率が上昇して少子化が進む」という話は、社会問題として日常的に飽きるほど耳にすることである。
これは、「多様な性が受容されることで、男性と女性という関係による結婚や出産が減ることによって少子化が進む」という直接的な関係として議論されることが多い。
実際問題、性の多様化と未婚率や出生率には相関があり、豊かな社会を目指すうえで目を背けることができない論点だと思う。ただし、今回はこの議論自体の賛否や持論はさておいて、別の論点からこの問題を考えたい。