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【2023年育児振り返り】睡眠への執念。産後3ヵ月で母子が朝まで9時間熟睡するベンチャー夫婦がやったこと

今年夏に無事子供が爆誕し、5ヵ月になろうとしています。産前産後メンタルや産後ダメージなども人並みにありながら、現在家族全員が元気に過ごしています。

この元気の源は睡眠。一に睡眠、二に睡眠、三に睡眠。家族の最優先事項は全員の睡眠。

このnoteはベンチャー夫婦が睡眠に執念し、睡眠を十分に取った育児記録です。

悩んでいる方の参考になる事があれば嬉しいですが、第3章に記載するようにレアケースだと思うので参考にならない可能性も高いです。ご笑覧ください。


序章:睡眠への執念

もともと私は睡眠の多寡による心身への影響が大きすぎるので、睡眠 is KINGの価値観のもとで生きています。睡眠が取れていれば何でもなんとかなる。逆に取れていないと何もなんともならない笑

そんな人間なので、産前の頃から産後の睡眠不足が恐怖でした。妊娠中からねんねトレーニングの講座を受けたり、お腹にいる息子に「夜だよ〜寝るよ〜」と毎日欠かさず語りかけたり笑。睡眠への執念は人一倍。もはや狂気。

ちなみに妊娠中に寝溜めしようと試みましたが、つわりや胃の圧迫や前駆陣痛などによってできませんでした。無念。

第1章:睡眠で壊れかける夫婦

そこまで睡眠への執着をしていても産後直後はやはり寝られないもの。3時間おきの授乳。1日6〜7回のうんちと7〜8回のおしっこのおむつ替え(多い方のようです)。待ったなしの育児が続きます。

そして夫婦の睡眠不足と疲労が限界に達した夜。

早く睡眠するために育児の引き継ぎ事項を矢継ぎ早に語り続ける妻、それに対して睡眠不足で限界の夫が爆発。

「やめて。今そんな余裕ない。」

普段ほぼ怒らない夫がキレた一言の重み。

お互い余裕がなくなり、普段なら喧嘩にならないような事で喧嘩に発展。喧嘩ゼロ夫婦の育児最初の危機。
このことから誓いを立てました。

「しっかり寝よう」

第2章:最優先事項は睡眠。誓いと行動

反省を活かし、我が家の最優先事項は睡眠。以上。これを基準にアクションプランニング。優先事項がシンプルで明確だと動きやすいのは仕事も家庭も同じなんですね。

睡眠を大事にするためにとったアクションは次の通りです。

①夫が1ヵ月の育休を取得

夫が1ヵ月の育休を取得。経営する会社が多忙ながらもなんとか仕事を調整して育休に。
夫の育休中に育児のほぼ全てを夫婦で同期し、私がいなくても背中を預けられる状態にできた効果は計り知れません。夫よ本当にありがとう。

夜間授乳も安心して夫に任せられ、夜の睡眠の質と量が担保されました。「夜間授乳」と一言で括っても、それに紐づく細々タスクが山程あります。げっぷの仕方や飲まないときの飲ませ方、今どれくらい飲むのが普通か、哺乳瓶の洗浄消毒など挙げたらきりがない事が沢山。細かく伝えるのが大変なことを一緒に同期できたのがとても良かったです。

また、育休の1ヵ月は私の産褥期でもあるので「妻は育児と休養、夫は育児と家事全部」とスローガンを掲げ、その通りにしました。
疲れていても家事などのタスクを見つけて多動になりがちな私も、スローガンのもと育児と休養に専念できました。やはり優先事項がシンプルで明確なことは大事ですね(2回目)。

②シフト交代制の導入

スケジュールをスプシで作成し、お互いが最大限寝られるタイミングでのシフト交代制にしました。

◎シフトスケジュール
夫の育休中

夫:4時就寝/12時起床
妻:21時就寝/4時起床

夫の仕事復帰後
夫:22時就寝/6時起床
妻:20〜21時就寝/子供が起きたら起床

20〜21時頃にその日のラスト授乳になる事が多いので、この就寝前授乳で交代し、妻はそそくさと寝床に向かうスケジュールにしました。これにより3時間おき授乳の時期でも次の授乳までの間は丸々3〜4時間寝られました。3時間おき授乳を全部自分で行うと、準備や片付けやお世話などで結局1〜2時間しか寝られなかったので、睡眠時間捻出に効果大。

③時間の捻出 〜夫は毎週ご飯を作り置き〜

有限な24時間の中で子供のお世話(授乳、遊び、お散歩など)と家事を詰め込むと睡眠時間を削りかねません。何かの家事の効率化と時間削減が必須です。

睡眠時間の最大化をねらう上での鬼門が料理。朝昼夜しっかり作るとそれだけで何時間も消化する大タスク。この料理を夫が担い、土日に一週間分を作り置きすることに。

作り置きの山

すっかり料理にはまった夫。ギークみのある人なのでCooking for Geeksを読み、料理をサイエンスで捉え始めました。調味料でうまみ成分の実験などをして味の変化を楽しんでいます。笑

メキメキ料理の腕が上がり、お店のコースレベルの料理が並ぶように。

バターナッツかぼちゃとチキンでコース風
ステーキとチキン、「オテル・ド・ミクニ」三國シェフレシピの玉ねぎスープでコース風

夫婦揃って料理好きなので、料理情報は夫婦Slackの #hobby -cooking で日々共有して楽しんでいます。
余談ですが夫婦Slackはストックとフローの情報をカテゴリごとに揃えておけるのでとても重宝。有料プランでしっかり使っています。笑

④その日の最終授乳後に子供は真っ暗な寝室へ

子供の睡眠習慣を作るため、生後間もない頃から最終授乳後は真っ暗な寝室へ。「真っ暗」が重要とねんねトレーニングの講座で学んだので実践しました。おかげで寝室に行くとすぐに寝る習慣が出来ました。まあこの習慣ができたのは後述する救世主によるものなのですが。。。こちらは第3章で記述します。

番外編:睡眠と等しく大事な大人のひとり時間

我が家の最優先事項は睡眠ですが、それと同様に大人のひとり時間も大切にしています。夫婦ともに心身が健康に過ごせているのはこの時間の存在も大きいです。

予定のない土日は交代でひとり時間を作り、私は大好きなスパや友人とのランチや電車旅等に行きます。この時間で自分の思考整理やリフレッシュをして自分のご機嫌取りができています。

・・・さて話は戻って、睡眠確保の為にやれる事は尽くしました。
この努力の甲斐あってか関係なくなのか分かりませんが、救世主が本領を発揮し、突然睡眠状況が好転します。

第3章:救世主現る。子供の気質と体質

救世主はなんと子供本人。父母は驚いて拍子抜け。生後直後からその片鱗は見られましたが、生後3ヵ月頃から本領発揮。我ながらスーパーレアケースだと思います。

①得意技セルフねんね

とにかくよく寝る。どこでも寝る。どんな騒音でも寝る。

しかも寝かしつけゼロのセルフねんねです。特に厳しいねんねトレーニングをした訳でもなく、いつの間にか自分なりの入眠方法を見つけて寝るようになっていました。

凄すぎていまだに私たちが驚いています。あんなに予習して対策していたのに...いや、ありがたすぎる。本当に助かっています。

父母両方の両親が揃って「どこでもよく寝るのはあなたのときと同じ」と言ってたので気質と体質が遺伝したのかなと思っています。

②夜通し9時間睡眠

3ヵ月あたりから夜間に起きず夜通し寝るようになりました。

そろそろ授乳かな?と母が起きてもまだ寝ている。飲まない。また起きても寝てるし飲まない。まあ起きたら私も起きよう!という日々を繰り返しました。

そのうちに母子ともに21時頃に寝た後6時に起きるようになりました。夢の9時間睡眠です。

おそらく一度の授乳量がかなり多いので、日中にしっかり必要な栄養が取れているのかもしれません。

産後1ヵ月から一度に140〜180mlの母乳/ミルクを飲み、長時間ご機嫌に過ごしていました。今も200ml強飲みます。本当に子供に助けられています。

③夜は抱っこ布団で即寝

夜はアカチャンホンポの抱っこ布団に乗ると秒で寝ます。そしてなかなか起きません。

生後2〜3週間から夜間に使い始め、睡眠が3時間、4時間、5時間と段々増えていきました。

おかげで夜泣きも背中スイッチ発動もありません。抱っこ布団は買って良かったベビー用品ナンバーワンです。
成長に伴って子供が抱っこ布団からはみ出しているのですが笑、まだまだ手放せません。

総括

手を尽くした努力がそのまま反映されていくものではないのが育児の難しさなのかなと思いました。予測不可能

我が家の場合は結局子供の気質と体質に救われました。かなり対策したので割と拍子抜けですが。笑

という事で2023年育児、色々試行錯誤しましたが我が家は子供に感謝し続ける毎日です。
幸せな日々と睡眠をありがとう。来年もみんなでたくさん寝て素敵な年にしようね。

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