Photo Story｜雪影-ゆきかげ-/Yukikage
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「雪影-ゆきかげ-」
山頂付近に薄ら積もる雪。
光の反射具合で木々の緑が黒っぽく見えて
遠目で見るとまるで水墨画で描かれたような景色だった。
いつだって芸術は自然が教えてくれるのかもしれない。
Photo Story
前回の続き。
島田市川根町にある七曲スカイパークを離れ、もう少しだけ先の方へと車を走らせることにした。
GoogleMapでは車で5分程度先に南アルプス展望と書かれていたからだ。
絶景のパレードで胸を躍らせながら、車を走らせるとすぐに、脇道で急に雪が増えてきた。
どうやらこの先はあまり車が通ることがないようで、道路上にも薄ら雪が積もっている。
と言ってもUターンができるような道の幅ではなくて、かなり低速で慎重になりながら道を進む。
すると、目的の場所は芝生広場になっていて、そこは真っ白に雪が積もっていた。
静岡の冬発見。
車を止めて見晴らしの良い場所へと雪で滑りそうになりながら進む。
すると、そこにはまた絶景が広がっていた。
同じところから撮ったものだけどズームにするだけで全然写真の印象が変わってくる。
今回は2枚目か3枚目で結構悩んだけど、やっぱり個人的な推しは3枚目かな。
・・・
景色も十分堪能したところで車に戻ろうとすると、近くで小さな野鳥に呼ばれている気がした。
慌ててカメラの設置値を変えて、呼ばれる方向にカメラの目を向けると、そこにはおそらくルリビタキのメスと思しき姿があった。
ここにくる前日に、ちょうどルリビタキの写真が撮りたいなと思っていて、どこで撮れるか調べたりしていた。
冬の時期は静岡の山地に降りてくるっていう情報を見ていたから、どっかで会えたりしないかなと思っていた矢先に姿を現してくれた。
青が綺麗なオスに出会いたかったのだけど、それでもこうして彼女は僕の願望を叶えてくれたようだった。
しばらくの間写真を撮らせてくれて、間も無くしてどこかに去っていった。
いろんなありがとうという感謝の気持ちが溢れながら、帰りは川根温泉でゆったり浸かって、家へと帰るのであった。
ご覧いただきありがとうございました！
どうぞ倖せが繋がりますように。
2024年2月8日
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