LOCAL 事業内容説明
LOCALというサービスをはじめました。
LOCALは、イベントの主催者と参加者をシームレスに繋げるための新しいプラットフォームです。
イベントの主催者がより簡単に伝えやすく、参加者側がより気軽に利用しやすくなるための仕組みをつくる事が目的です。
イベントをより身近で一般的なものとして、社会に普及させていきたいと考えています。
問題定義
ハード・ソフトの定義
観光をジャンルとして分けます。
・自然(公園、登山)
・建物(レジャー施設、寺、神社)
・ショッピング(道の駅、地域の特産品)
・イベント(祭り、大会、〇〇体験)
などなど・・・。
観光の対象の例として、上記のものがあげられます。
観光対象をハード(存在し続けるもの)とソフト(一時的なもの)に分けます。
ハードはビジュアル的に見えるもの、ソフトは人の手によって一時的に空間がつくられるものが対象です。
ソフトの知名度が低いという問題
ハードとソフトでは、知名度に片寄りがあります。
ハードの方は、
・噂や口コミなど、時間をかけて広がり続けることができる
・物理的に存在しており、ビジュアルとして評価しやすい
・googlemapに載っている
・観光情報(じゃらんやJTB)のブログなどにも記載される
など、の特徴があげられます。
期間に限らず存在し続けるハードは一般的に認知される確率が高いと言えます。
皆さんは休日に出かける際に、一番先に思いつく場所はどんなところでしょうか。ショッピングやレジャー施設、神社や自然などハードのものがほとんどだと思います。
一方ソフトは祭や花火大会などの大きな恒例行事が一般的です。
恒例行事として行われない行事は、利用者の記憶に残りづらく、人集めにも難儀してしまいます。
観光サイトや広報には今日もたくさんのイベント情報が記載されています。しかしもっと効果的に、根本を変える事ができると僕は考えています。
ソフトこそがまちの本質
さらに、まちにおいて重要なのが、このソフトの活動だと僕は考えています。
・人の想い、熱意がダイレクトに詰まっている
・存在が期間的であり、希少性が高い
・まちに人間味を持たせる
人の手が加わって温かみがあるソフトこそがまちにとっての価値であり、その場所で住む豊さを感じる瞬間なのではないでしょうか。
ターゲットとニーズ
ターゲットはイベントの主催側と参加側の二人です。(詳細までは伏せています)
開催者側の考えとしては
・イベントを行いたいが広報にお金をかけられない
・人を効果的に呼ぶ方法がわからない
・SNSだけでは情報が広がりづらい(繋がりが無い)
・対象町、隣町の人を呼びたい
・イベントを次に繋げられるように、残したい
大きな部分としては広報面でのリスクが挙げられます。また、イベントは形なきもの。イベントが終わればその瞬間の盛り上がりはもう可視化できません。その瞬間の出来事が思い出だけでなく、誰とでも共有できる形として残れば今後も繋がる自分のポートフォリオにもなるのではないでしょうか。
参加者側としては
・イベントに参加したい、体験したい
・安心したい(内容を理解した上で参加したい)
・近場でお出かけしたい
・旅行先での周りでのイベントを一目で理解したい
・花火大会や祭りの開催日、同じプラットフォームで表示されていると分かりやすい
コロナ禍の影響で、「体験」に対するニーズが高まると同時に、「安心」した状態で体験が提供されることが大事になりました。
事業の概要説明
イベント主催者、参加者を結ぶ、新しいプラットフォームをつくります。
具体的には、主催者側がイベント情報をマップ上に投稿し、参加者側がイベントを参加するというものです。
主にスマホアプリとしてサービスを開始予定です。
こちらの写真はアプリを開くと表示されるホーム画面です。
上に日付、時間の帯があり、カーソルで左右に動かせるようになっています。
マップに色付けされている部分がイベントが開催される場所となります。
この画面だと、5/1(日)11時に色付けされている部分でイベントが開催されることを示しています。
自分の休日の日に日時のカーソルを合わせ、周りでどんなイベントが開催されるか、確認することができます。
色付けされたイベントをタッチすると、イベントの概要を確認することができます。
「参加する」ボタンを押すと、この時点から主催者とのチャットのやりとりが可能になります。
チャットでコミュニケーションをとりながら当日にみんなでイベントを楽しむという流れになります。
観光サイトとの違い
観光情報を発信している市町村も数多くあります。
観光サイトとLOCALを比較して、異なる点をまとめました。
□ハードの情報を無くす。コンテンツはイベントのみ
□時間表示、場所表示の見やすさを重視
□旅先でも情報収集が容易
□ハードの情報を無くす。コンテンツはイベントのみ
LOCALが大きく違う点はハード(自然、建物、ショッピング)の情報を取り除きイベントのみの観光情報を扱う点です。
ハード(自然、建物、ショッピング)な観光地は存在し続けますがソフト(イベント)には期間の限定性があります。
コンテンツをイベントのみに絞り、その日だけの出来事にフォーカスし、リアルタイムで人の動きがわかるタイムリーな状況を表現できます。
□時間表示、場所表示の見やすさを重視
地図画面を基本としたプラットフォームとしている特徴として、
地図により場所を、画面上部のラベルで日時を把握できるようにしています。
利用者は距離感や時間的な余裕を前提として、参加するイベントを選べるので、参加へのハードルを下げることができます。
□旅先でも情報収集が容易
従来は、旅先でどんな「体験」をするかを検討する際はブログやHPで調べる必要がありました。LOCALを使えば、土地勘のない方でも目的地に合わせた「体験」をマップ上から探す事が可能です。
想像する
また、LOCALでは情報の提供だけでなく、「コミュニティ」と「記録」という要素を追加しています。
□コミュニティ
LOCALでイベントを掲載する事でイベント前、イベント中、イベント後もコミュニケーションを図ることができます。
イベント前のコミュニケーションは利用者に安心感や期待感を持たせることができます。また、参加希望者が参加希望者を呼び、よりイベントを大きく広めていくことにも繋がります。
イベント後のコミュニティも今後の活動やファンを増やすことにも繋がっていくでしょう。
アナログだけだったコミュニティをデジタルも織り交ぜることで、ローカルコミュニティの更なる反映やグローバル化が期待できます。
□記録
その日行われたイベントが、このプラットフォーム上で残り続けます。ソフト(イベント)の最大の欠点はその日、その場所でしか価値が見えないことです。
イベントに参加していただいた方々が、思い出としてイベントの記録を見返す、そして次の開催を楽しみに待ちながら会話を弾ませる。そんな風景が日常的になっていったら僕の本望です。
今までは残せなかった、まちのもう一つの価値を、これからは形として残していきたい。
ソフト(イベント)の熱意の部分を中心に切り取られたプラットフォームで、賑やかな社会のベースをつくっていきます。
現在の状況
2022年2月から、LOCALの公式LINEアカウントで開発予定のアプリに見立てたサービスを始めました。山形県内限定でイベント情報を、毎週提供しています。
上記URLより、追加可能です。
イベントに参加したい方、主催して呼び込みたい方は是非追加ください。
プロトタイプとしての取り組みとなるので、山形県内限定とさせていただいています。ご了承ください。
(実際にアプリが実装される際は、全国の全市町村を対象予定です。)
今年の4月頃にアプリ制作のためのクラウドファンディングを予定しています。
このプロトタイプで、LOCALをより良いものにしていくためのツールになればと思います。
LOCALの今後のVISION
みんなでつくる新しいまちの教科書をつくる
今後、5年かけて、新しいまちの教科書をつくるというVISIONがあります。
全国には今日1718市町村あります。(2021年2月現在)
1718種類あれば1718の個性があるはず。しかし1/1718の個性を見分けるのは簡単なことではありません。
そのまちだけの個性が見つけるということは、つまり他の1717市町村のまちの個性も知っている必要があります。
僕はLOCALを通しこれを達成し、教科書にとして後世に残していく予定です。
僕たちはこの場所に存在しています。僕たちが今存在するその場所にしかないまちの個性を見つけるということ。それは
今後の社会に残していくべき「まち」ベースになり得るという確信があります。
イベントをマップ化するこのサービスも、まちの教科書をつくるひとつの要素です。
色んな活動を通して、このVISIONを叶えていこうと考えています。
どうぞ応援、御教授の程よろしくお願いいたします。
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