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【海外事例紹介#004】National Children's Bureau

National Children's Bureau(以下NCB)は、イギリス・ロンドンを拠点とする子供のための慈善事業団体。

私達は、英国の社会の変化を加速させ、すべての子供達によりよい子供時代を送れるよう、人々と団体の力を合わせます。
https://www.ncb.org.uk/about-us

制作年:2020年
デザイナー:Lantern(イギリス・ロンドン)

ロゴ

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ロゴは、「よりよい子供時代のための結束」のエッセンスを凝縮しました。星、ジャンプする人、上向きの矢印、これらのシンボルは、子どもたちの新鮮なエネルギーと、彼らの明るい未来を表しています。
https://www.lanternlondon.com/ncb

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使用例

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意見

子どもに関するロゴというと、“手描きのタッチ”で“明るい原色”のロゴになることが(日本では)多いのではないだろうか。しかしこのロゴは、シンプルなエレメントを用い、またどちらかというとクールなブランドカラーとなっている。シンプルなエレメントは実使用の際の展開がしやすく、本件でも(少々ありきたりな感はあるが)広告やサインなどにおいてのグラフィック・エレメントに用いられている。結果、ロゴがロゴだけで使われるのではなく、ロゴを起点とした動的で一貫したビジュアル・アイデンティティになっている。

タイポグラフィは、ロゴに合わせて丸みを帯びたもので、ためにやや特徴が無いとも言えなくないが、このロゴを引き立たせると思えば問題ないだろう。先に言及したブランドカラーについては、デザイナーからのコメントがないので何故この組み合わせにしたのか判別しないの為意見が難しいが、どこかユニオン・ジャックを想起させる気がしないでもない。

まとめると、決してオリジナリティ溢れる、というわけではないが、プロジェクトに関連する様々な要素(アイデンティティ)―人、星、↑―を一つのアイコンにまとめたあげたソリューションは鮮やかだし、アニメーションもとても可愛いい。日本の同様の事業者にとっても、一つの目安になりそうな(なってほしい)ロゴである。

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