停電復旧の初動対応と、数学の証明問題に見られる意外な共通点

今って、日本ほとんど停電しないですよね。

僕も停電を経験したのは、2011年の夏、東日本大震災の影響で計画停電が行われた時だけです。

祖父母の話を聞いていると、「昔はよく停電してたわよね〜」と言っていました。

これは強固な電気供給システムを構築してくれた各電力会社の企業努力の賜物だと思います。

ただ、滅多に停電には遭遇しないので、停電の復旧ってどうやってんの?って方が大半だと思います。

今日は停電復旧の手法をザックリ解説して
その手法が数学の証明手法と似ていて
それらの手法が、人間関係はじめ、あなたの身近なお悩みを解決する手法にも応用できるのでは?
という内容で書いていきます。



まず停電復旧の手法を一言で表すと、
数学の「はさみうちの原理」を用いた証明問題
と同じ要領です。


はい、ココでページを閉じようとした方
なーに言ってんだ。そんな専門っぽい用語使うんならやってらんねぇよと思った方

「ちょっと待ってください」
ちゃんと順を追って説明します!


停電発生は
(電線)地点AーCーDーーEーーFーGー地点B(電線)
         |    |       |      |     |
        家  家   家   家   家
               ↑
        (事故発生場所)

地点Eから枝分かれした家で事故が発生した場合、枝分かれする前の本流で繋がっている地点C,D,F,Gから枝分かれした家も停電します。

ここで、再度地点Aから送電を開始し、地点C,D,Eと順に電気が一時的に点きます。
しかし、Eに繋がる家はまだ修復してないので、地点Eに送電しようとした所でまた停電してしまいます…①
ここまで行ったら次に、地点Bから地点G,F,Eと順に送電を開始します。するとまた地点Eに送電しようとした所で停電してしまいます…②
この2段階を踏んだら、地点Eとその先の家を繋ぐケーブルを切り離すことで、他の地点C,D,F,Gに繋がる家には正常に送電できるようになる
って仕組みです。


一方、はさみうちの原理というのは、
3.0<π<4.0
を証明しようとした時
(内接する正n角形の外周長さ)<(単位円の外周長さ)
(単位円の外周長さ)<(外接する正n角形の外周長さ)
を示せればいいと、読みかえられます。

そこでまず、
内接する円を正三角形→正方形→正五角形→正六角形(n=6)としていくと、外周長さが2.1…→2.5…→2.8…→"3"になります…①
そして次に外接する円を正三角形→正方形(n=4)としていくと、外周長さが4.5…→4になります…②
これで2つの多角形の間にある円周の長さ、すなわち3<π<4が成り立つわけです。
(※小数点以下に…がある値はテキトー)


このように、①で小さい方/左の方から、②で大きい方/右の方から、考えられる範囲でどんどん絞っていくと、求めたい答え/問題が残される。
これが停電の復旧対応と、数学の証明手法の共通点です。

では、この手法は、電力会社に勤めたり、数学者を志す人しか関係ないか。

そんな事はないと思います。

仕事にしてもプライベートにしても
なにかしら悩みを持っていて
そして悩みの根源がどこなのか分からないこともあるでしょう。

悩みを解決するには、まずその悩みが何なのかを特定する必要があります。

その「特定」作業を行うにあたって、このはさみうちの原理は有効な手段だと思います。

考えられる範囲でどんどん絞っていく
例えば…
Q1.仕事とプライベートどっちが充実してない?
→プライベート
Q2.家族、友人、恋人、誰との時間が足りない?
→友人
Q3.いつできた友人と会いたい?
→高校時代
Q4.それは部活仲間か1〜3年のクラスメイト?
→1年生の時のクラスメイト
Q5.今この瞬間話をしたいのは誰?
→〇〇くんと△△さん

こんな要領です。

実際にはもっと複雑かもしれませんが、何もやらないより、コレをやってみた後は必ず少しはスッキリ頭の中が整理されているのではないでしょうか。

この投稿があなたのお悩み解決の一助になれば嬉しいです♫


いかがでしたでしょうか?
"僕/私はこんな風にお悩み解決してるよ!"
ってありましたら教えていただけると尚嬉しいです笑

明日は
9割の人が知らなさそうなタクシーの豆知識
について投稿しようと思います!

お楽しみに♫

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