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「萩」の城下町で考えさせられたこと
2020年。
伝染病が蔓延し、世の中が大きく変わった。およそ30年生きてきた中で、こんなにも日常が変わったことは無かった。
そんな中、久しぶりの旅行で「萩」の街を訪れた。
行こうと思った理由は、
「城下町が綺麗そうだ!」
「松下村塾って聞いたことあるな!」
そんな軽い気持ちだった。
しかし、萩の城下町で衝撃を受けた。
・・・
最初に訪れた「松下村塾」。
![](https://assets.st-note.com/img/1641515606701-ruMaBr5DZA.jpg?width=800)
世界遺産にも登録されている有名観光スポットだ。
正直、実際に行くまでは「松下村塾」が、何なのかも知らなかった。
松下村塾は、幕末の時代に「吉田松陰」が行っていた私塾である。
「吉田松陰」。
名前は聞いたことがある。高校受験で勉強した。「安政の大獄」で処刑された人だ。
その程度の認識で、何をした人なのか。なぜこの場所が世界遺産になるのか。
すぐ近くにある「吉田松陰歴史館」に行く事で初めて知った。
吉田松陰の生きていた時代は「江戸時代末期」、いわゆる「幕末」。
徳川幕府が約260年続けてきた安定した時代だ。
しかし吉田松陰は、外国の脅威を知り、未来を見据え、その江戸時代を変えようとしたのだ。
そして外国船に密航しようとして捕まり投獄されたのち、叔父の塾を継いだ。
それが「松下村塾」。
しかも25歳(1855年)の時だそうだ。
ここには、後に幕末から明治にかけて活躍する志士達が集まった。
代表格となるのは、
「久坂玄瑞」
「高杉晋作」
「木戸孝允」
そして「伊藤博文」。
多くの塾生がここで学び未来を変えようとした。
しかし、吉田松陰は幕府を批判したことにより「安政の大獄」で処刑される。吉田松陰が29歳(1859年)の時だ。
衝撃だった。
吉田松陰がこんなにも若く、こんなにも多くの志士達に影響を与えてたとは。未来を変える為に必死にもがいていたのだと思う。
未来を見据え、人を育てる。
今の世の中に必要なのは「吉田松陰」の様な人物なのではないかと思う。
世の中を変えるというのは、難しいことだ。
江戸幕府は約260年続いた。
明治維新が起きてから今年で約150年。
まだ150年。
「先人たちのおかげで今の日本がある。」
「今の自分にできることは何なのか。」
「萩」に行って、いろいろと考えさせられた。
萩の城下町が、
私の「#未来に残したい風景」だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1641519475162-IhAei2nW02.jpg?width=800)
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