令和のクリエイターに必要だと思う3つのこと
先日、こちらのイベントに参加してきました。
『Ad Creative Night (アドクリエイティブナイト)』は広告クリエイターが集う、本音の語り場。取り巻く環境がめざましく変化していく広告業界の中で、データだけでもない、直感だけでもない、"結果”にコミットする広告クリエイティブを科学し、発展を促進するためのイベントです。
ツイートを引用しながら考えをまとめていきます。
問いを設定する
いきなりですが、自分がしっくりきた一番の結論はこれです。
さまざまなクリエイティブの「答え」は、勝手に生み出される時代です。SNSでのバズ、AIによる分析…なんでもデータ化される時代に加え、手を動かす作業もテクノロジーによってどんどん便利になっている。
いまクリエイターとしてフォローされている人たちの多くは、こうやって自分から「問い」を発信している。いまの「答え」から少し先の未来へ視点を持っていけるかどうか。そして、その問いが議論され、ひたすらゴールに向けて努力する。
やるべき仕事を選び、質を上げる
ではどうやってゴールに向かうのが適切かというと、この図である。
例えば営業は数字しか追わない、ディレクターは制作しかしない、ではなく、全員がゴール(結果)をより良くするために汗をかきながら、それぞれの立場に責任を持って動く。
いろんなプロジェクトをやった経験談ですが、最初にちゃんと誰がどこの責任を持つかを決めた方が良いですが、ここでいう責任とは、プロジェクトの中で「自分がやるべき仕事、自分の立場でしかできない仕事」を選んで、その質を上げること。
万が一トラブルが起きた場合、例えばディレクターなら大胆な別案をいくつか考える。営業担当ならクライアントと交渉して、予算や納期の調整をする。チームリーダーであれば他のチームに応援要請を頼む、どうしてもダメならトップが頭を下げる…など、普段の仕事の延長線上に、いろんな責任の取り方があります。
やり方がわからない場合は、それもチームで議論すれば良い。ここにも「問い」を設定するマインドが必要になります。
余談ですが責任の取り方として「減給」とか「謹慎」とかありますけど、あれ全然意味ないですよね。ただの制裁だと思います。
言語化する
いちばん大事なのはこの要素です。
自分もこの状況に陥っていました。なかなかやるべき仕事が選べない状況の背景に、周りから見てどう介入すれば良いかがわからない、または自分やチームとミスマッチの案件が来ても、ミスマッチであることに気づけない。という事態が挙げられます。
言語化についてはもっと細かく考えていきたいですが、少なくともこうやってnoteを書くことも有効だと思うし、肩書きやポートフォリオ、案件のヒアリングシートの習慣化、なんなら職場で積極的に会話をする、SNSで他愛もないつぶやきをすることも言語化かもしれない。あの人が何を考えているかがよくわからない、という状況をなるべく無くすことではないか。
とにかく「クリエイティブ」というブラックボックスなワードで安易に片付けない、ということが重要だし、これからの自分のテーマにしていきたいと考えています。
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